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溶接工の図面の読解力を学ぶ方法とは?
- 溶接工として初心者として入社した私が、図面の読解力を学ぶために取り組んでいる方法を紹介します。
- 溶接工の仕事では、毎回複数の図面を読み解いて部品を作る必要がありますが、図面の読解に苦労しています。
- したがって、図面の読解力を身につけるために、機会製図の本や専門のサイトを活用して勉強しています。
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設計図など製品部品の製図は今日基本的に三角法で図示されるものとされています。三角法というのは別段三角形とは関係なく、製図する際の表現の方法として一角法と三角法があるという意味です。 古くは設計図というと一角法で描くものとされており、たまに一角法で描かれた図面を目にしますが、今日では図面といえばJISなどの規格にしたがって、基本的にはすべて三角法が用いられています。ここでは三角法の概念についてご説明しましょう。多少ややこしくお感じでしょうが、実はとても簡単なことなのです。 ここに一台のケータイ(普通の携帯電話機)があるとしましょう。用紙の中央に描かれるべきものはケータイを正面から見た図です、つまりフタの表面のことです。上部にヒンジがあり、下側が開く構造になっているはずです。この姿をそのまま描き写した図が「正面図」です。そしてこの正面図が全体像を表す中心の図になります。 次に、正面から見た「正面図」の右側に描かれるのは、ケータイの「右側面図」です。ゆっくりと、ケータイの右側を手前に起こして右側の側面を見てください、フタの部分は左側(正面図側)に、本体部分は右側に見えるはずです。この姿をそのまま描き写した図が「右側面図」です。 同様に、「正面図」の左側に描かれるのは、ケータイの「左側面図」です。今度はケータイの左側の側面を見てください、フタの部分は右側(正面図側)に、本体部分は左側に見えるはずです。この姿をそのまま描き写した図が「左側面図」です。 さらに、今度は、真正面に見ているケータイをそっと前に倒してケータイの上側を見てください、フタの部分が下向き(正面図側)に、本体が上側に見えるはずです。この姿をそのまま描き写した図面が「上面図」です。 同様に、今度は、真正面に見ているケータイの下端をそっと自分の方に向けてケータイの下側を見てください。フタの部分が上向き(正面図側)に、本体が下側に見えるはずです。この姿をそのまま書き写した図が「下面図」です。 ここでとても大切なことを説明します。ご質問者様はケータイの側面と上下面を見るためにどのようにケータイを動かされましたでしょうか。おそらく、サラダボウルや洗面器の内側の底にケータイを置いておき、側面と上下面を見るために、サラダボウルや洗面器の内側に沿って滑らせるようにケータイを「手前側」に動かしたのではありませんか。そうです、この動き方でモノを見、図面に描く、これが三角法です。 ちなみに、一角法は、この図法と逆に、伏せたサラダボウルや洗面器の上にケータイを置いて上から見下ろした場合が正面図、そしてサラダボウルや洗面器の外側に沿って滑り下ろすように(自分の目から遠ざかるように)して側面や上下面を見て。図面に描くという図法です。 製図法についてはJIS B0001(機械製図)をはじめ、JIS Z8114(機械記号)など数種の製図関連のJIS規格のマニュアルが発行されていますし、書店の専門書コーナーには機械製図法に関する書籍も幾つか出版されています。お暇があれば図書館にでも足を御向けになるとよろしいかと思いますが、ここに説明しました通り、三角法による図面の描き方といったものは、基礎概念さえ理解していれば、さほど難しいものではありません。 なお、ここでは都合5点の図面について書きましたが、現実には、必要な側の図示だけということで、正面図、側面図、上面図など必要な3点だけで済ませることが多く、これを「三面図」と呼びます。通常は三面が図示されれば、それだけでほとんどの場合十分にモノの姿を誰にでも正確に伝えられるものです。 また、たとえば自動車のようなものを図示する場合は、正面図よりも側面図が優先されます。なぜなら側面こそが最もそのクルマの特徴をよく表すからです。この場合、側面図が主となり、その上側に平面図、その左右どちらかに正面図や後面図などが添えられることはカタログなどをご覧になればお分かりと思います。 このように、カタログに掲載されたり製作指示として出される図面は、そのほとんどが「三角法で描かれた三面図」であることが多いものですが、もちろん必要に応じて、正面のほかに4方向からの図示が求められたり、一部をカットアウトした図示を添えたりと、現場ではいろいろな図示の工夫がなされます。 これが「三角法」の説明のすべてです。もし、もっと三角法の製図について習熟なさりたいなら、書籍ももちろん役には立ちますが、とにかく上に書いたような観察と感覚で、身近なモノを手に取って、正面、両側面、上下面と、いろいろな角度からモノの姿をじっくり観察してみることのほうがもっと役に立つと思います。 なお、面についての表現ですが、側面図と表現したり、立面図などと表現したり、「上面図」は形状によって「平面図」と呼ばれることもおおく、さらには断面図が添付されたりと、企業や製品によって図の言い表し方はしばしば変わりますので、これだけはご注意され、まず言い表し方に慣れてください。 結果的には溶接関係の図面の描き方、読み方といったことがお望みなのでしょうが、たとえばオモチャの姿をフリーハンドで「三角法の三面図」に描いてみれば、かならず理解が進むはずです。なぜなら、女の身で、旅客機のCAから転職した文科系卒のこのわたし自身が、再就職した先で必要に迫られて覚えた三角図法、いまでは自分で企画した製品アイデアを図面化できるまでになっているぐらい簡単なこと、メカに強い男の方であればかならず図面には詳しくおなりになるはずです。頑張って下さい。 〇要点(1)「三角法」とは… 図示する対象のモノを、まるで洗面器のように上下左右を手前側に曲げながら他の面を見たり描いたりする図法。 〇要点(2)「一角法」とは… 図示する対象のモノを、まるで伏せた洗面器のように上下左右を向う側に遠ざかるように曲げながら他の面を見たり描いたりする図法。たまに、古い習慣で一角法を使うエンジニアも居たりします。 〇要点(3)「三面図」とは… 正面図、側面図(立面図)、「上面図(平面図)、この三方向から見た三点の図を三面図という。多くの場合これだけでモノの姿が読める。
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- iw_steel
- ベストアンサー率27% (50/183)
300種類以上あるといっても 大きく分けたら 完全溶け込み(フルペネ)と部分溶け込みの2種類ですよ それに F、H、V、Oの溶接姿勢とルートギャップとか開先角度、 脚長、余盛りとかいろいろな条件があって種類がふえているんでしょう。 プロの溶接工をめざすならCO2の免許をとることを目標にしましょう。 溶接記号図等は学科の教本にのってます。 それ以上の知識をめざすならWES8103の資格を目指しましょう。 http://www.jwes.or.jp/mt/shi_ki/we/archives/01/ http://www.jwes.or.jp/
お礼
ご回答有難う御座います。 溶接記号を先にしっかりと覚えて、将来は免許も取りたいです。 プロの溶接工になれるように頑張りたいです。
- sazae-san
- ベストアンサー率17% (28/158)
頑張って欲しいと思い検索してみました。 但し、無料の情報は、正しいかどうか分かりません。 工場の過去の図面と完成品を比べてみるのが一番じゃないかと思いますよ。 それと、会社独自の書き方もありますので注意が必要です。 数をこなして慣れるしかないと思います。 http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/mechdesign/index_j.html http://www.google.co.jp/search?q=%E6%BA%B6%E6%8E%A5%E3%81%AE%E5%9B%B3%E9%9D%A2+%E4%B8%89%E8%A7%92%E6%B3%95&hl=ja&rls=com.microsoft:ja:IE-ContextMenu&rlz=1I7FTJA_jaJP407JP408&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&ei=sG-HT4H0NYydiAf-3rCGBA&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&cd=2&ved=0CA8Q_AUoAQ&biw=1280&bih=857
お礼
ご回答有難う御座います! 勉強してこいと今日は休みを貰っているので 週末と合わせて勉強したと思います! 日々、図面で分からない事で苦しい毎日なので早く立ち直りたいです。
お礼
有難う御座います。 身近なものを手にとってフリーハンドで「三角法の三面図」、 これを日々、訓練していきたいです! アドバイスどうも、ありがとうございます!