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図面に指示のない隅肉の半径は?
機械製図を勉強し始めて間もない初心者です。 図面に指示のない隅肉や角を丸めるときの半径って決まってるのでしょうか? 以前に「JISで決められている」とどこかで目にした覚えがあるのですが、自分ではそれを確認できるような資料を見つけられませんでした。 以前CADスクールで習ったときには、図面を描く部品の種類に関わらず「指示のない隅は3ミリ、角は2ミリでフィレット」と先生に教えてもらったのですが、あれはスクールだけのルールだったのでしょうか。 どなたか教えていただけると助かります。 よろしくお願いいたします。
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材料や部品などの機能により異なります。 一言でいえば、ケースバイケースです。 ダイカストや鋳造品であれば、R2やR3でも小さい場合もあります。 インジェクション成型品の小さな部品の場合には、金型の構造により 角のRがつけたくてもつけられないこともあります。 し、R0.2程度でよい場合もあります。 これらは、製品としての最終的な品質を満足するように、構成する部品を どのように作成するかということにも繋がりますが、 部品それぞれの制作方法や材料など、あるいは組み立て性なども 形状が変われば影響されますし、部品の製作に金型などを用いる場合には、 そういったさまざまなことなども充分に考慮して決定されることになります。 金型を用いる場合には、金型の寿命などにも影響するので、部品のみの問題 ということではなく、より広範囲なものが要求されます。 安全性の面から、一般の人が触れるような角と、 サービスマンが保守する際にしか触れない角などを規定している企業もあります。 実際の製品を構成する、個々の部品は、どのような製品であっても、 同様なさまざまなことを考慮して製作されているということです。 すでに学習しているとは思いますが、3Dのモデリングを行う場合や、 2Dの図面を作成する場合には制作方法を充分に知らないと、 設計者が思ったとおりの部品に出来上がりません。
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- sei-kuro
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1.メーカの加工設備・工具によってもかわりますのでメーカに確認することが必要です。 参考に板金関係の折り曲げの場合のR指示を下記に示します。(T=板厚) 鋼板の場合:t3.2以下はR0(実際はR0.5くらいになる)、それを超える場合はR=T 銅板:R=T アルミ板:t12以下くらいまではR=2T、これを超える場合はR=T 2.機能、性能、安全上等でRが決まりますのでそれぞれ考慮して決定ください。
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ご回答ありがとうございます! 返答が遅くなり申し訳ありません。 図面に指示のない部分については、その都度確認することが大切なんですね。 図面だけでなく、図面に描かれている物の機能や性能も勉強しなければならないということもよくわかりました。 ありがとうございました!
お礼
ご回答ありがとうございます! 返答が遅くなり申し訳ありません。 ケースバイケースということは、やはりその都度企業やメーカーに確認しなくてはならないのですね。 わずかなRであってもそんなたくさんのことを考慮して決められているなんて驚きです。 最後の一文は私自身痛感しています。図面だけでなく、図面に描かれているものの制作方法や過程、機能までも含めて勉強しなくてはなりませんね。 ありがとうございました!