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5Z3Pの整流管と5R4との互換性について
- 中国製のコンサートマスター300Bのアンプについて、整流管を中国球の5Z3PからUSA製の5R4系に交換したいが、アンプの販売元から傷める可能性があると言われた。交換するとアンプの何が傷められるのか知りたい。
- 整流管の違いはあるが、5Z3Pと5R4系は似た特性を持っているため、互換性があると考えられる。しかし、販売元によるとアンプが傷まれる可能性が高いため、交換は思いとどまるべきとのこと。
- 傍熱管の起動時の立ち上がりに時間がかかるという問題があるが、それが原因で300Bの出力管が傷む可能性があるのか疑問に思っている。有識者の方々に詳しい理由を教えてほしい。
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回路がわからないので何とも・・・ですが ネットで「中国製のコンサートマスターという300Bのアンプ」を調べてみました。初段-6N9P(6SL7)、次段-6N8P(6SN7)、出力-300B自己バイアスとなっていましたので、トータルの消費電流は160mA程度、多くても180mAだと思います。これなら5Z3Pに代えて5R4系(5R4GY,5R4GYA、5R4WGBなど)でも十分使用可能だと思います。 5Z3Pと5R4はどちらも直熱管でピン接続も同じです。5R4は内部抵抗が5Z3Pよりかなり高いので出力電圧が1割ほど低下します。アンプ出力も1割低下しますが、出力間300Bにとっては楽な動作になりますのでむしろ寿命には有利です。もちろんアンプをいためてしまうなんてありませんので交換して音の違いを楽しんでください。 蛇足ですが、5R4系の整流管はすべて業務用 軍事用の球で民生規格の球はありません。最大定格の定め方も民生球とは違いますので出力電流値が2割くらい定格を超えても寿命には影響しません。 内部抵抗が高くてあまり人気のない球ですが、真空管最盛期の球が今でも廉価に入手できるので積極的に活用するべきです。ムリにウエスタンの274Bにこだわることもないと個人的には思うのですが・・・
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既出の回答に有ります様に、真空管は丈夫なんです、配線を間違えて、 出力管と整流管のプレートが赤くなり慌てて電源を切った事が、度々 有りましたが、球が壊れた事はなかったです、運が良かっただけなの かも知れないですが・・・ 今回のような問い合わせには製造メーカーはトラブルの元になるので 否定的な回答をするのが常ですよ。 整流管を交換する意図はなんなのでしょうか・・・ 手元に似た様な規格の球があるので遊び心で行うのは如何なものか・・・ 遊び心は否定しませんが、意図も無しにするのであれば、労力の無駄と 思いますが。 ギターアンプの出力アップ目的で整流管をシリコンダイオードに替えて ノイズが減りパワーも上がり、思っていた以上の効果が有りました。 (整流管が経たってたかも知れないですが)
- adenak
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シングルで8Wの物でしょうか?そうすると300Bのプレート電流は80ma/本以下じゃないかと思いますのでドライバー段を含めても何とか5R4GYでも持つんじゃないかと思います。若干内部抵抗が高いようなのでB電圧が低めになるとは思いますがむしろ300Bにはやさしい?と思います。音質が変わるかどうかは聴いてみないと判りませんが、逆に傍熱形を使用するとB電圧が高めになりますよ。300Bが自己バイアスなら多少電圧が変化しても勝手に動作点も移動しますが固定バイアスの場合は調整が必要になる場合があります。 一般的に傍熱形は立ち上がりが遅いため、ダイオード整流や直熱整流管のようにスイッチONと同時に高圧が掛からないので出力管等を痛め難いと言われます。
- qann
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大丈夫じゃないかなあ~ アンプのどこを痛めるんだろう? あまり無責任な回答もできないので一応こちらも調べました。 5R4GYは傍熱管と書いてありましたか? こちらでは5Z3も5R4GYも両方直熱管となっています。 ↓ http://totron.web.infoseek.co.jp/tube_specifications.htm 本来傍熱管の方が性能がよいとされていますが、それはさておき 上記規格表が正しいとすれば5Z3はプレート電圧のMAXが550V、 5R4GYは1000Vです。またフィラメント電流も5R4GYの方が 消費が少ないです。この2点は問題ないですね。そのかわり 5R4GYは最大プレート電流が5Z3よりいくらか小さいようです。 もしかしたらメーカーは整流管自体の寿命を言ったのかも しれないですね。「5R4GYではもたないよ」と。 でも真空管て以外に丈夫なんですよ。落としたりすると割れますが トランジスタのように過電圧、過電流をそんなに気にしなくて いいはずなんです。それでも心配だったらテスターで電流を 計りながら鳴らせてみて、5R4GYの最大値175mAまで余裕がある ようならまったく心配はいらないと思いますよ。
お礼
勉強になりました。どうもありがとうございました。リンク先の情報は役立ちますね。
補足
早速の回答ありがとうございました。5R4も直熱管だったんですね。誤解していました。 ただ、5Z3と5Z3Pは別物(ピン位置が違うらしい?)で5Z3Pは中国管のみの規格で5U4Gと互換 と聞いています。でも、教えていただいたリンク先では5Z3/5U4Gとなっていますね。 うーん、よくわからなくなってきました。 ・でもプレート電圧が大きい、消費電流が少ない5R4の方が良いけど、最大プレート電流が 175mAと50mAの許容量減が整流管の寿命に影響するということでしょうか? (どちらかというと高価な300Bの寿命が気になります)
お礼
コンサートマスターについても調べて頂いたようで、真空管アンプ・ビギナーの私にもわかるよう、丁寧な解説ありがとうございました。初段、次段、出力の消費電流合計で整流管の能力を見ればいいということですね。真空管って丈夫なんですね。知りませんでした。見た目で判断してはダメですね。いろいろ勉強になりました。