ホイールのインチアップの意味

質問

インチアップによって走行性能はあがりますか?超扁平タイヤをはくことができるのはわかるのですが、ホイール自体の重量が増えるというデメリットがまずあります。皆様のお考え、どうでしょうか。

回答No.8

noname#12265

クルマの設計屋です。

　まず、インチアップなるモノを明確にしておきましょう。

※タイヤの直径は基本的には変更しない。
※ホイール直径は１インチ以上大径化。
※故にタイヤをヨコから見て、ウォールの高さ(タイヤの厚さ？）が薄くなっている。
※直径を維持し、ホイールだけ大径化するので、タイヤ側の変更箇所はハイトの部分のみ、ワイド化は２次的要素。

・・・というのが、最初に提唱したミシュランのインチアップで、ドレスアップ目的もあったでしょうが、一応『チューンアップ』が主たる目的でした。

１．タイヤの側面（サイドウォール若しくは単にウォールと言います）はタイヤの捻り剛性に寄与しています。
　インチアップでタイヤのウォールを低く（車両上下方向に薄く）すると、操舵応答性は確実に向上します。皆様『性能差はない』と御指摘ですが、同じ銘柄のタイヤでインチアップを敢行しますと、操舵応答性の変化が明確に判ります。
　しかし一方、インチアップでタイヤ剛性が全体的に上がるので、乗心地（特に乗員が不快に思う高周波成分の振動に対する乗心地）は確実に劣化します。また、ウォール剛性のUP（と、幅の拡大）は、走行中のスクラブ値の変化を拡大するので、直進安定性やハンドル手応え感も明確に悪化します。
　自動車メーカがヤミクモに扁平なタイヤを設定しない最大の理由がこれです。

２．ホイール自体の重量が増えると言うデメリットは確かにあります。が、ミシュランの主張では、それでもメリットが大きいというモノでした。
　実際にやってみると・・・クルマによる、という感じでしょうか？操舵応答性の向上が体感出来るクルマもあれば、それ以前にばね下振動の悪化がガマン出来ないクルマもあります。

３．応答性だけを考えるなら、ウォールは低いほどよい事になります。
　ウォールが低過ぎてダメなのは、ウォール自体の高さだけが問題なのではなく、エアボリューム（タイヤの断面積）減少によるところが大きいです。
　エアボリュームが減少すると、タイヤの発熱、コンパウンドの異常磨耗、ばね下共振周波数の変化によるロードホールディングの低下、乗心地の悪化、などが考えられます。

３．レース用タイヤのウォールが余り低くないのは、構造上の工夫でウォールの剛性が十分確保出来ているという事と、エアボリュームを確保しなければならないという点が大きいと思われます。（設計温度が９０℃以上と高いレーシングタイヤでは、エアボリュームは非常に重要な要素です。かつての６輪F1・タイレルP34が結局失敗したのは、小径の前輪のエアボリューム不足から来るタイヤ性能不良だったと言われています。）

お礼

専門家からのご回答、ありがとうございました。とりあえず、最近のトレンドとして、大径ホイール&超扁平&ツライチひっぱりワイド、というのが定着しているので、この条件のなかで性能も求めていかないと、という結論ですねえ。

回答No.7

Yoshi_Drive

こんにちは！
僕もインチアップしている中の１人ですが、他の方がおっしゃっていることの他にもメリットがあります。
まず、ルックスですが、これは言わなくても良いですね。真横から見た時、タイヤ・ホイールが占める面積
は意外と大きく、特にタイヤの部分をホイールで埋めてやることで、ルックスがかなり向上します。
またホイールをインチアップするとほとんどの場合、タイヤは薄く幅広くなります。
これを真横から見るとノーマル車高ではフェンダークリアランスが異常に広く見えてしまうのでローダウン
が必須になってきます。僕は逆に、ローダウンしてからインチアップしましたが…。
これは個人個人の好みの問題なので、あくまでも一般論です。

また、走行性能についてですが、幅広偏平タイヤになることで、直進安定性が向上します。
僕はミニバンに乗っていますが、ノーマル車高・ノーマルタイヤの時との差はかなり大きいです。
特に高速道路を走っている時、ノーマルだと強風でかなりハンドルが取られて怖い思いをしましたが、今は
そんなことないですね。
215/65R15→225/45R18と、極端なことしてますが(^^;
インチアップする時、ロードインデックスは気を付けた方が良いですね。僕のはギリギリいっぱいです。
また、横風安定性だけでなく、制動力も向上します。これは横幅が広くなるためです。

高速走行では接地幅は広くなっても接地面積は狭くなる傾向にあるため燃費が良くなることもあります。
実際に何度か計測しても、高速オンリーだと１割近く良くなりました。
市街地ではほとんど変化なしです。悪くなるってのが普通なんですけどね。
交換時に、ノーマルと持ち比べてみたんですが、ほとんど重さが同じだったから燃費に影響してこないのか
と思っています。と言うことは、ホイールの銘柄によって…ということになります。

何より、ホイールにガリキズをつけてしまわぬように神経を使うのが一番のデメリットだと感じます。
段差でリムをひん曲げたり、縁石でリムをガリガリやったりしないように…は大変です。
でも、それを気にさせないくらい、ルックス向上、安定性向上、そして自己満足ってのが得られます。

お礼

ありがとうございました。確かに45扁平のタイヤが直進安定性についてはあるかも。僕も履いていたので。路面の状況なんかがダイレクトにハンドルまでくるという、これがスポーツ走行というものかと思っていたのですが、ドレスアップなんでしょうか(笑)。

回答No.6

pasage

こんばんわ。
結論から言えば＃４さんと＃５さんですね。
あとはインチアップワイドタイヤにすると、タイヤハウスの隙間が大きく見えて、見た目バランスがよくないので、ローダウンも必要ですよ。
車も見た目にかっこよくしないと、、、まー自己満足が70％以上でしょうけど、、、195/15-60を225/17-40にしている大馬鹿からです。

お礼

ありがとうございました。インチアップをしたら車高まで手をいれるのでは、大抵の方は。?

回答No.5

takkan1203

まずノーマルから替えるんだったらブレーキローターの露出度が上がるので風を受けフェード現象を予防します。前者も言ってましたが、大きいローターがつけれるようになります。しかし１インチUPでブレーキローターの変更は止めたほうがいいと思います。その上パワーがある車ではタイヤが小さいとトルク(回転する力)も限界がすぐに来て最高速が伸びないんですよ。だからパワーのある車がインチUPするといいですよ。逆にパワーのない車だと確かに重くなって燃費も悪くなるしいいことはありませんね。

お礼

ありがとうございました。軽カーが13インチを履くのもそういう意味があるのでしょうか。最近の軽カーははじめから15インチ履かせてますね。

回答No.4

cayenne2003

インチアップの度合いによりますが、超と言われる扁平タイヤは上がるどころか下がるでしょうね
やはり自己満足とファッションです

扁平率が高いと前へ蹴る力も横の押さえも逃げます、車種によっても違いますが２０００ｃｃクラスだと５０扁平が限度かもしれないです
タイヤってサイド部分がかなり重要です、あまり薄いと仕事が出来ないんですよ
薄い方が有利であればF1やGTマシンのタイヤは薄いはずなので

以前の回答をご紹介しておきますね

参考URL：

http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=629797

お礼

ありがとうございました。なんでタイヤ薄くなっていくんでしょうねえ。ラジコンカーのタイヤも気が付くと薄ーくなってます!

回答No.3

adjective

インチアップによってブレーキローター径を大きくできます。
なのでサーキーットを何周もする場合では有効ですね。
ブレーキ性能はサーキット走行時の重要なファクターですから。

普通に乗る分にはあんまりかわらん。

お礼

ありがとうございました。サーキット走行はしません。のでローターの大径化まではしません。

回答No.2

ffaann

No.１さんの言うとおりですね！

私も経験者のひとりですがかっこよくなるということ以外全くメリットがありません。
お金はかかるし、運転に気を使わなくちゃいけないし、乗り心地最悪だし、やりすぎると捕まるし…

ただし、スポーツカーの場合はある程度インチアップしてタイヤ幅を太くすることで安定してグリップもよくなります。でもやりすぎるとこれもまた走りにくいし、車体を傷つけたりします。

車を変えてからはやってないですけどひそかにやりたいです。ただのおばかですf(^_^;)

お礼

ありがとうございました。かっこうだけなんでしょうかねえ。

回答No.1

coba999

日本の道路事情では走行性能は下がると考えたほうがいいでしょう。

インチアップすればホイールの面積が大きくなるので、
見た目かっこよくなる、
私の頭ではそれぐらいしかメリットは考えられません。

逆に、
・ロードノイズがうるさくなる
・ハンドルをとられる
・キャッツアイを踏むとホイールが曲がる
・乗り心地が悪くなる（特にミニバンは最悪）
・すぐ磨耗する、片減りする
・タイヤが高額になってしまう
・雨の日に乗ると滑りやすくなり危険
・車が早く痛む
（私の実体験を元にしてます）

高い金出して買うほどのものでもないですね。

お礼

ありがとうございました。