赤だけ教えても意味がないですから、赤信号は直交する青信号とセットで説明します。
まず、信号がなく直交する交差点の通行を例にとります。
この場合、直交する道から出てくる他の交通(歩行所、自転車、車)に注意しないと交差点を渡ることができません。
そのような交差点が幾つも連続していると、交差点のたびに止まって一旦停止して確認する事になりますよね。
そこに信号が付くとどうでしょうか。
片側が青信号の場合、直交する道は必ず赤信号になります。
青信号の側は一々確認することなく、安心して交差点を渡ることができるわけですが、これは「赤」の側は交差点に進入しないという前提があって初めて成り立つ事ですね。
「赤」で止まらない交通がいると、そもそも信号が付いている意味がない。
皆が赤で止まるということを守ることで、皆が青で安心して進めるという信頼に基づくルールです。
ちなみにうちの子供には物心ついたころから信号に「青にな~れ」って呪文をかけるマネをして見せ、まず「前の信号を見る」癖をつけました。こっそりタイミングを計って「青にな~れ」ってやって大人の凄さを見せたり、子供が言っても信号がなかなか変わらない時には、「可愛さが足りないなぁ、もっと可愛く言ってみよう!」なんて言って、可愛い我が子のしぐさを楽しませてもらいましたよ(笑)
そうやって信号を観察している内に、いつしかタネ(直交する信号との関係)に気がつくんですね。横の信号を見ながらタイミングを計って「青にな~れ」って掛け声をかけて喜ぶようになります。
そのころにはもう信号のシステムも理解できるアタマに育っているわけですから、前述の説明を噛み砕いて話してやれば納得しますし、赤で止まるって事が習慣になっているので赤信号を守らない大人を見てもほとんど動じずにきましたね。
お礼
最初の一言だけで完璧ですよね。 ルールの中には、理由云々ではなく、 決まっているから守らなければいけないものがいくつかありますよね。 ある親子の会話を側で見ていて、 理論的に突っ込む子どもに、お母さんのほうが理論負けをしてしまい、 最後は「とにかく止まらなきゃダメなの!」とキレていました。 最初っからそう言えば良いのに・・・と感じたんですよ。 最近は、なんでも理由付けて教える親が多いので、 ちょっと賢くなった子どもは、理屈で親に勝ってしまい 親を言い負かしてしまうんですよね。 世の中には、理由ではなく従わなければならないことが多いのに・・・ そういう人間は、社会に出ても素直に従えず、 結局はみ出てしまう可能性が高いんです。 ありがとうございました。