英単語のイメージについて
時々質問してお世話になっています。
外書購読の時間に"physical"という単語が出てきて、「物理(学)的な」と訳すか「肉体的な」と解釈するかで迷いました。結局、自分は「物理的な」と訳しましたが、担当教官からは「文脈から判断して、ここは”肉体(身体)的な”と訳すのが自然でしょう」と指摘されました。
それはそれで納得できたのですが、せっかくの機会と思い、以前から漠然と思っていた質問を出しました。「"physics"は物理学なのに、どうして"physician"が医者なんでしょう? 医学は生物学の方が近い気がするんですが・・・」
教官は「"physics"はおそらくギリシャ語語源で、自然に関する語でしょう。人体も自然の一部と考えれば・・・(後略)」とおっしゃいました。確かに辞書にはphysicsの語源はギリシャ語で「自然学」と書かれてありました。続けて「例えば"physical"という単語があって、それを「物理(学)的な」と訳すか「肉体(身体)的な」と訳すを迷うということは、両方のイメージがその一語にあるのでしょう。一語の中に対義語的な、あるいはそこまで行かなくても違う意味があるという点で、日本語でも同じ例があるか探してみては?」と言われました。
それ以来半月以上考えていますが、なかなか日本語の例が見つかりません。英語ならば、例えば"apparently"などが思い浮かぶのですが、日本語にもこのような例はありますでしょうか?
イギリス人の恋人に「"physical"という単語を見たり聞いたりした時、理科の一分野としての"physics"を想起するか、それとも身体や医学的なイメージを思い浮かべるか?」と質問したところ、「もちろんコンテクストによるが、どちらかと言うと身体や医学的なことを連想する。だから我々は家庭医をfamily physicianと呼ぶ。というか、忙しいんだからそんなくだらないこと質問するな」と叱られました。
くだらないことかもしれませんが、どなたかご回答いただければ幸甚です。