百田尚樹さんの「殉愛」について、何を感じましたか?
皆さんは、百田尚樹さんが書いた「殉愛」について、どう思われましたか?
私は、たかじんさんとさくらさんの愛は本物だと思いますし、さくらさんがたかじんさんさんの闘病生活を支えられたことは素晴らしいことだと思います。
しかし、この本には、いくつかの違和感を感じざるを得ませんでした。
以下は、私が感じた、いくつかの違和感です。
★たかじんさんは、自分の弱さを知られたくない人だったのに、本でそれを暴露(言い方は悪いですが)されても良かったのか?
本には、たかじんの弱さだけでなく、性生活とかまで書かれていましたからね。
全てを書かれてしまうことによって、たかじんさんの「プライド」が、崩れてしまうのでないか。それは、たかじんさんが望むことなのか?と疑問が残ります。
やはり、生前に本人に、本を出版することを確認するべきだったのではないかと思います。
★百田さんは、たかじんさんが気に入っていた作家とはいえ、たかじんさんと直接面識はない方です。本当にたかじんさんの全てを知って書いているのか?と感じます。
「殉愛」では、実の娘さんやマネージャーについての批判が書かれてました。これもちょっと違和感がありましたね。
たかじんさんが、本当に心から実の娘やマネージャーを憎んでいたとは思えないんです。口では悪く言ってたとしても、やはり何かしらの愛情はあったと思います。
実の娘さんやマネージャーのことを書くなら、娘やマネージャーにも、取材をするべきだと思います。彼らにも言い分があるかもしれないのに、一方的に悪者にされるのは可哀想です。
★あと、細かいことを言えば、テレビや書店での大々的すぎる宣伝も気になります。発売当日に書店に行ったら、どこもかしこも「殉愛」だらけでしたからね。かなり売れた本であっても、ここまでの宣伝は見たことないですよ。ちょっとなんか不気味でしたね。
また、百田さんの言動についても、違和感を感じました。自分で書いた本の内容についてのVTRで泣いてたりとか、Twitterで、Amazonのレビューに書かれた批判や星がひとつの評価について、「恥を知れ」などと批判し返したりとか…。
こういう言動は、逆に評価が下がると思います。
私は、さくらさんを批判するつもりは一切ありません。
ただ、この「殉愛」という本には、いくつかの違和感を感じるのです。読んでも、感動できませんでした。
皆さんは、何を感じましたか?