●政党は国会議員でないと作れないのですか?
「政党」という言葉は、2つの意味があります。
まず、1つ目は、公職選挙法、政党助成法などによって定義された「政党」という団体のことです。
これは、現職の国会議員が5人以上いるか、もしくは、最近の国政選挙で2%以上の得票率を取っている、という条件が必要です。この条件を満たしていると、選挙において政見放送を行うことが出来る、とか、政党助成法によって国から政党助成金を得ることが出来る、というメリットが発生します。
もう1つの意味は、「政治活動を行う団体」という意味です。
これは、特に定義はなく、自分たちはこういう目的を持って結成された政党だ、と決めればそれで成立します。
で、結論から言うと、国会議員でなくても作ることが出来ます。
1つ目の「国会議員5人以上もしくは2%以上の得票率」では、国会議員でなければ「作りづらい」ということは言えます。ただし、国会議員に知り合いが沢山いる国会議員でない人が、その知り合いを誘って団体を作れば、その時点で「政党」となります。
2つ目の意味の政党であれば、誰でも、いつでも作れます。
●政党は国会議員や地方議員でないと入れないのですか?
そんなことはありません。
入党の資格などは、各政党(各団体)によって異なりますが、どこの団体でも活動を応援してくれる党員というのを募集しています。
資格などは各政党のサイトや、事務所などに問い合わせればわかると思います。
●維新の会と政党はどのように違うのですか?
大坂維新の会、というのは、国会議員が5人以上いるわけではありません。
ですので、最初の質問の、1番目の意味の「政党」ではない、「政治団体」ということになります。
ただし、「政治活動をする団体」=「政党」という意味で捉えるのであれば、立派な政党と言えるでしょう。
「政党」というのが、2つの意味を持っているため、ややこしいことになっているのが現在の日本の状況です。
お礼
わかりやすい回答ありがとうございます。