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長編小説を書くコツ
- 長編小説を書くコツを教えてください!
- 長編小説の書き方に悩んでいます。
- イベントまでの期間が限られていますが、上手く長編小説を書き上げる方法が知りたいです。
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質問者が選んだベストアンサー
モチベーションの保ち方はあなた次第。 長編が続かないのは、小説を書いている人間誰もがぶち当たる壁の一つです。 まず、文字数を気にするから書けないのです。 単に長くしよう長くしようと思えば、無理が生じます。 根本的にあなたが何を書きたいのか。 デコレーションケーキと同じで、土台のスポンジケーキがしっかりしてなければ、いくら飾りつけようと「不味い」ものは不味いのです。 この物語で何が書きたいのか。 「テーマ/書きたい部分/書きたいセリフ」何でもいいので、「核」を決めておき、そこからいろいろとデコレーションしていくと物語の「形」が見えてきます。 あまり盛りすぎるとバランスの悪いものとなり、せっかくの核が見えなくなるので、とりあえずプロットの段階で「核/スポンジケーキ」と「あらすじ/クリーム」だけであれば、物語の形を見つつ、飾り付けを色々と工夫できるはずです。 クリームで大切なのは、「起承転結」です。 私のやり方は以下のようにしています。 【例】 男装した女性が男子校の中で過ごしていく学生恋愛もの、という「よくある物語」で例を挙げていくと。 「起」では男装した女性の様子や男子校の様子、キャラクター達の様子など普段の生活と会話を書きつつ、それが説明調にならないよう気をつける。 主人公の性格や周りの主要キャラクター達の会話や行動に重点を置きつつ、今後の伏線も少し盛り入れる。 ・学校全体が改革派と保守派に分かれている ・主人公は「僕はどこにも属したくない」と宣言 ・同室のAもまた「属する気はない」と宣言 ・そのことで生徒会を牛耳る保守派から目をつけられる ・BはCの親友であり改革派寄りだが、一応中立。主人公とAの隣の部屋で一年先輩 ・Cは改革派だが、保守派自体が嫌いという訳ではない 「承」 改革派と保守派のぶつかり合いや主人公とAとの生活模様。 BCらの先輩のコンビネーションや主人公達との人間模様。 保守派から二人に対する攻撃。 「転」 物語の核なので、ここは必ず「何を書きたいのか」明確にしておくこと。 ・主人公が女であることがAにバレる。もしくはBCにバレる、など。 ・更にそれが学校で問題となる。もしくはAが「ホモ」だと大騒ぎになる、など。 ・ここで何故主人公が男装していたのかの謎が(読者に)分かる、とか(これは流れ次第で「承」に持っていってもいい)。 ・改革派と保守派の大激突、など。 「結」 全ての「問題」をどうするのか。 主人公とAをどうするか。 物語をどうしめるか。 これらを長々書くのではなく、ポイントを箇条書きにしていけば要点(書きたいもの・セリフ/書かなければならないもの・セリフ)が分かりやすく、また書いていくうちに色々とその場で盛りつけていくことができます。 波に乗れたら、あなたの頭の中でキャラクター達が勝手に会話や行動を起こしてくれるでしょう。 そうなったらこっちのものです。 シーンとシーンが繋がらないのであれば、「視点」を変えるのも手です。 「一方その頃……」とか、「一方、ここでは……」と入れて、「ワンクッション」を入れることで、次のシーンへの弾みにもなるかもしれません。 ただ、あまりにも多いと物語全体がダラダラとしてしまい、面白みがなくなります。 とにかく、ただ「長い話を書きたい」とか「何万字書きたい」では、モチベーションは保てませんし、物語として何の面白みもありません。 テーマを決め、起承転結それぞれの要点を決めておくことで、書いていくことを書きつつ、書きながら「見えてきた」ものを追加していくこともできます。 その場合のデメリットとして、「脱線」がありますので、注意することですね。 上の例で挙げると、改革派と保守派の争いやBCの友情ばかりに力を入れてしまうと、主人公とAの恋愛模様がかすんでしまいます。 そのバランスが大切なので、書いている途中でもいいので、最初から読んでみる。 書き終えたら、一晩寝かせてから改めて読み直すことが大切です。 可能なら第三者に読んでもらうのもいいですね。 頑張って下さい。
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- beru2007
- ベストアンサー率52% (87/167)
1ヶ月チョットで普段の約3倍のものを書けるのか…という問題もあるかと思いますが…。 とりあえず、1本話しを考える。 それを前半と後半(もしくは、前半・中盤・後半)に別ける。 前半部分で起承転結を作る。 後半部分で起承転結を作る。 それぞれでちゃんと見せ場を入れて、それを無理なく合体させる。 …という感じでしょうか。 前半・後半それぞれで1万文字程度になるように面白いエピソードを増やすように書いていけばどうにか書けるんじゃないかと思います。 時間的に無理が生じてきても、前後編で出すこともできますしね(^^;) 書いている途中で飽きたら前半部分で終わりだ、という作品にすればどうにかなるんじゃないでしょうか?
お礼
前半と後半で分ける書き方はしたことがなかったので、試してみたいと思います。 ありがとうございました。
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7995/21381)
技術的な話だけを。 ひょっとして「1人称」で作品書いてません? 1人称は話のとっつきがしやすく、展開が簡単なので ラノベなどでは普通に使われてる方法ですし、あの名作 「スレイヤーズ」で長編が出来ているので、何でもできる と思われがちですが、大きな欠点があります。 それは「主人公が居ないところでは話が進まない」って ことです。 長編で必要なのは話の広がりなんですが、1人称だと どうやって「主人公以外の人の繋がり」を書くか、非常 なテクニックが必要になるんです。 一方3人称だと、主人公が居なくても簡単に話が進む というメリットがあり、話を広げやすく出来ますし、何と 言っても「重要な脇役」を作り易くなるんです。 まずは3人称で書いてみてください。その時、話の展開 に必要になりそうな「脇役」をしっかり設定して、主人公 と同じくらい動かしてください。 純粋な3人称が無理なら「1人称・3人称混合」という のも手です。「宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」という作品が あざといやり方ですが、この「マルチ視点」を上手く 使ってますので参考になるかも。
お礼
3人称で書いています。 回答ありがとうございました。
- babilon13
- ベストアンサー率50% (1/2)
コツというか、 私の場合、という話なのですが、 参考になれば嬉しいです。 私はまずある程度頭の中で話を作ります。 文字にするとそれでイメージが固まるので、 あえてせず、 音楽聴いたり読書したりしながら、 少しずつ物語や登場人物を構築していきます。 大体固まったら書き始めます。 途中話が詰まっても、 あんまり気にせず書き続けます。 一区切りつくまで話を進めたら、読み返して校正します。 この時点で内容や登場人物の特徴をノートにメモします。 次の段階も同じように書いていきますが、 ノートを参考に慎重に物語を作ります。 話に詰まったら、このノートを読み返して、どうするかを決めていきます。 趣味ですが、 このやり方で大体50000文字以上の作品を書きます。 ただ、長くても中身がスカスカになったり、 登場人物に個性がなくなったりと、なかなか面白いものが書けないのですが…(笑) 良かったら参考にして下さい。
お礼
50000字ですか、すごいですね。 この方法、試させて頂きますね。ありがとうございました。
お礼
具体例を挙げての詳しい回答ありがとうございました。 確かに、長い話を書くことばかりにこだわってて、それでやる気がなくなってしまったのかもしれません。 もう一度、起承転結を考えてプロットを練り直してみたいと思います。