亡命者(難民)には以下の3種類がいます。
1:戦争難民 母国で戦争や革命や民族紛争が起こり、命の危険がある。
2:政治難民 主義や思想の問題で母国や周囲から迫害され、命さえ危険な状態
3:経済難民 母国で職が泣く不法に他国に出て行く。
このうち、国際条約で受け入れ義務があるのは1と2です。
3はとどのつまり、失業者に過ぎません。その国の問題です。
脱北者の多くは3になるので、日本に受け入れ義務はありません。
この場合、多くは韓国に渡しています。
理由ですが、日本は建前上、半島の正当な政府は韓国しか認めていません。
北朝鮮は、韓国の一部を不法に占拠している「集団」という扱いです。
なので、脱北者は韓国の経済難民という扱いになり、韓国に送還されます。
>あるいは、母国、というか亡命元の国からは帰ってくるように指示はでないものなのですか?
亡命先の国に返還要求は出ています。(一応本人も帰還命令も出ているでしょう。)
亡命者がでるということは国の恥であり、彼等の口から情報が漏れるので返還要求は出します。
しかし、亡命先は亡命者を受け入れるかどうかの選択権があり、受け入れた場合はそれを聴く義務はありません。
しかし、返還の拒否は、亡命者が母国を離れている時のみしかできません。
母国内では、その国の主権が及んでおり、その国の国民を勝手に連れ出す事は主権の侵害や内政干渉になるからです。
亡命の多くは、亡命先か第三国や大使館で行われるのはその為です。