- ベストアンサー
ビアンキのカメレオンテはどこで製造していますか?
- ビアンキの「カメレオンテ5」は、日本の会社による企画・設計の商品です。
- ビアンキの自転車は、名前はビアンキでも企画・設計は日本の会社であり、製造は別の会社が請け負っています。
- クロスバイクである「カメレオンテ5」は、日本独特のスタイルを持つ商品です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、自転車製造メーカーであるビアンキ社なるものはもはや存在していません。イタリアのビアンキは潰れまして、そのブランドをサイクルヨーロッパが買いました。ですから「ビアンキ」はフィンランドのサイクルヨーロッパが持っています一つのブランドに過ぎません。同じくキャノンデールはカナダのドレルの持つ一つのブランドですし、スペシャライズドも台湾メリダが持つ一つのブランドに過ぎません。ラレーもそうですし切りがありませんので… ビアンキについて整理しますと下記のようになります。 (1)メーカー サイクルヨーロッパ (2)ブランド名 ビアンキ (3)開発・企画 クロスバイク等は、日本・アキボウ企画・開発。ビアンキの多くのものが日本開発です。一部のクロモリロード等は、アメリカの輸入代理店であるアメリカビアンキ(サイクルヨーロッパアメリカ)企画・開発。一部のカーボンバイクは、イタリア輸入代理店のイタリアビアンキ(サイクルヨーロッパイタリア)企画・開発。 (4)製造 日本企画製品は台湾メーカーに委託し、実際の製造は中国工場と思います。アメリカ企画は、ホタカ。カーボン等はメリダが依頼されて孫請けに出しています。ここら辺は、二三年でころころ変わりますから現在は公表されているカーボンバイクだけが確かです。 (5)輸入代理店 サイクルヨーロッパジャパン 日本で企画・開発されている自転車は、その他有名どころではジオス、ルイガノ(カナダのルイガノ自体がスポーツアパレルメーカーです。)当多数あります。皆中国生産です。今や中国生産は良い方です。ベトナム等が生産台数を伸ばしています。私もアメリカブランド、イタリアブランド、台湾ブランド等の台湾や中国製造の高級バイクに乗っていますが、そんなことを気にしていたらもはや自転車には乗れないですよ。
その他の回答 (2)
業務連絡(笑 suiran2さん、シクルユーロップはフィンランドではなく、親会社のグリマルディがスウェーデンはストックホルム、シクルユーロップ自体はいくつかのホールディング会社に分散して「どの国の会社」とはいいにくい状態だと認識してますが、間違ってますか?
> アメリカやヨーロッパのブランドの自転車の製造が > 台湾や中国というのは予備知識がありましたが > 企画設計自体が日本の会社というのは知りませんでした。 よくあることである、ということを最初にご理解ください。 近年、自転車業界はブランドの再編と、企画・設計・製造・販売の国際分業化が進みました。ブランドの再編とは数多くあった自転車メーカーがいくつかの大きな資本に吸収されて系列化(ジャイアント系列、メリダ系列、トレック系列、ドレル系列、サイクルヨーロッパ系列など)したということです。有名ブランドで大資本の持ち物でない独立したところは随分と少なくなりました。元のメーカーは細々とやっていて、ライセンスを受けた別の会社が独自で世界展開しているようなケースもあります。 ビアンキはスウェーデンの大資本であるグリマルディ・インダストリー(http://www.grimaldi.se/)の自転車事業部門であるサイクルヨーロッパ社(http://www.grimaldi.se/companies.html)が所有するブランドです。ビアンキ社は会社の登記簿上ではイタリアの会社となっていますが、これはマーケティングをする上で有利だから(ビアンキがイタリアンブランドとして人気だから)そうしているのであり、イタリアのビアンキ社は事実上サイクルヨーロッパ・イタリ―です。サイクルヨーロッパ社はフランス(Cycleurope France SA)を中心に、イタリア(F.I.V.E. Bianchi SpA )・アメリカ(Cycleurope USA)・イギリス(Cycleurope UK)・日本(Cycleurope Japan)等を交えて複雑なグループ会社を形成しています。つまりイタリアのビアンキ社と日本のサイクルヨーロッパ・ジャパン社は同じ立場の会社です。 カメレオンテはサイクルヨーロッパ・ジャパンが企画した商品ですが、例えばジャイアントを見ても、台湾とアメリカと日本とではかなりラインUPが異なり、その地域でしか販売されていない、地域主導の企画がたくさんあることに気付きます。 まあ、いまどきブランドの国籍や「どこが企画したか」「生産国はどこか」など、気にするのは無意味だと考えます。ビアンキの事故の場合はやっぱり販売者であるサイクルヨーロッパ・ジャパンの品質管理体制の問題であったと考えます。
お礼
大変参考になりました。 >まあ、いまどきブランドの国籍や「どこが企画したか」 >「生産国はどこか」など、気にするのは無意味だと考えます。 私は大昔の知識でしかないので 自転車=ヨーロッパでしたが、 いまやそんな時代ではないのですね。 大変参考になりました。 自分の目で現物を見て、 気に入ったものを買おうと思います。 多分、ビアンキにすると思います。 ありがとうございました。
お礼
ビアンキが「メーカー」としては、 すでに存在していないとは知りませんでした。 大変参考になりました。 ヨーロッパの職人のクラフトマンシップによって 自転車工房で作られているような、 そんなイメージがありましたが、 自転車の世界はもうそんなものは過去のものなのですね。 >そんなことを気にしていたらもはや自転車には乗れないですよ。 そのお言葉で、なんかふっきれました。 大変参考になりました。 ありがとうございました。