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一代年寄について
初歩的な質問です。 九重親方は、なぜ千代の富士親方ではないのでしょうか? 子供の頃、一番活躍して強かったのが横綱千代の富士でした。 今回理事選挙があり、北の湖、貴乃花といった名横綱は一代年寄で千代の富士だけちがうなと、ふと思ったもので。 そういえば師匠の九重親方から名跡を譲られるまで陣幕親方でしたっけ? なににしろ一代年寄を持っていれば、七票ではなく八票あったように思います。 理由を知っている方おられますか?
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千代の富士は国民栄誉賞を受賞したときに日本相撲協会より一代年寄の襲名を承認されましたが、千代の富士本人が辞退しました。 そして師匠北の富士から九重の名跡を継ぐことになり北の富士は陣幕を名乗るようになるわけですが、後にその陣幕とのイザコザがあったようで、八角(北勝海)が九重部屋から独立するときに九重部屋所属の親方が陣幕も含めて全て八角部屋に移籍してしまいました。八角が九重部屋を実質的に継承したような形になったわけです。 そうした中で今回の理事選を迎えたわけですが、理事選となると一代年寄と違い過去の栄光は通用しません。何と言っても九重の所属する高砂一門は評議員(投票権のある協会員)が13人しかおらず、貴乃花グループを除く5つの一門の中でも勢力は最弱です。当確ラインを10票とすれば理事は1人しか送り込めないことになります。 高砂一門は今回は八角を擁立することにしましたが、九重も立候補を表明しました。そうなると立候補者が全部で12名となり2人が落選することになるので、最悪の場合共倒れということもありえます。そこで13票のうち10票は八角に固めて高砂一門の理事の座を確保し、九重の分は時津風一門からの応援を仰ぐという戦法をとりました。時津風一門は18名の評議員がいるのに対して立候補は鏡山1人のみなので票に余裕があったわけです。高砂と時津風で合わせて30票に達しますので、うまく10票ずつ振り分ければ3人全員当確ラインに乗せられる計算になります。 ところが、実際に投票を行ってみると時津風一門からは3票が貴乃花に流れました。九重はそのあおりをまともに食ってしまったわけです。確かに時津風一門の親方としては九重に投票するメリットがそれほどあるわけでもありませんし、貴乃花に投票したくなる気持ちもわからないではありません。 反主流派で勢力の弱い高砂一門としては当分このような悩みは続くでしょう。一代年寄を受けていたら1票上乗せできたというレベルの話ではないと思います。 ※ちなみに北の湖の所属する出羽海一門は31名の評議員がいる最大派閥で、当然のように3名の理事を当選させています。
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- Saturn5
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千代の富士関(現・九重親方)は大横綱であったので、引退時に一大横綱を贈呈する 内示がありました。 しかし、先代の九重親方(北の富士)が引退して、千代の富士が九重部屋を継ぐ事が 規定路線となっていたために、一大横綱を辞退したのです。 一大横綱は定年後、無くなって力士達は他の部屋に移籍しなければなりませんので、 それよりも相撲界きっての名門である九重部屋を継いで良かったと思います。 これも先代の親方に部屋を告げる身内が無かったからできたことですが。
お礼
ありがとうございます。 そうした事情があったのですか。 確かに名門名跡を名横綱が継げるという感じでもないですし この場合継げてよかった感じですね。
お礼
いろいろと事情があるのですね。 子供の頃に強かった力士が最下位当選だったので、ちょっと違和感がありました。 これでよくわかりました。