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電車 2両以上で違和感が無いのは何故でしょうか??

電車に関する質問です。 2両以上の電車に乗っている時、 それぞれの電車が動いている(モータが駆動している)と思いますが、 停車時や出発時、違和感がないのは何か仕組みがあるんでしょうか・・・?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

こんばんは。 首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >停車時や出発時、違和感がないのは何か仕組みがあるんでしょうか・・・? 特に仕組みはありません。 長年、機関車などで使用している自動連結器は、完全に密着させると連結器に編成全体の重さが掛かり破損してしまうので、わざと隙間(遊間)を持たせてあります。 この隙間により1両づつ引っ張り出すことが出来るのですが、欠点として、この隙間が衝動の原因にもなります。 一方、今回のご質問の電車や気動車の場合、編成全体の中で動力は複数で担うため、連結器に掛かる重さは機関車による動力集中型列車と異なり、軽くて済みます。 その為、隙間が無い「小型密着自動連結器」や「廻り子式密着連結器」を使い、衝動を減らしています。 また、電車の場合は、走るのに必要な機能を2両や3両など分散して装備し、このユニットを複数繋げる事で長編成の列車を組成しています。 ユニットでは分割しない為、「棒連結器」(永久連結器)と呼ばれる鋼材を渡すだけで車両と車両とを繋いでいます。 棒連結器ともなりますと、完全に鋼材なので連結器の隙間の事とは無縁になります。 そして、車体に直接ボルトなどで連結器を取り付けてしまうと、衝動が車体に伝わったり、車体そのものを破損させてしまう危険があるので、ゴムなどを使った緩衝装置が車体と連結器との間にあります。 その為、衝動を感じにくいのです。 車両はこのような構造となっています。 ちなみに、乗客としては衝動を感じなくても、実際にハンドルを持つと衝動を感じるモノです。 原因として、 1:空転や滑走で車輪が一部削られ、車輪の直径が数ミリ単位でごく僅かに変わってしまった。 2:一つの編成で、あるユニットは回生失効で空気ブレーキだけで制動力を得ているが、他のユニットではモーターによる回生ブレーキが使える状態で、編成での制動力の分担が変わってしまった。 3:性能の異なる編成同士を併合した。 解決するために、 1⇒車輪が削れた車両以外の車両の車輪も削り、編成全体の車輪の直径を同じにする。 2⇒制御器やモーターの再調整 3⇒運転士の運転操作の工夫 ・・・をしています。

faewjfapf
質問者

お礼

いつも早起きご苦労様です! 流石運転士さんご回答ありがとうございます 車両に工夫したり運転技術を向上させたりし 快適に旅が出来るようにしていただいているんですね 電車一つとっても奥が深いですね 鉄道の魅力 伝わって来ました

その他の回答 (5)

  • FEX2053
  • ベストアンサー率37% (7991/21371)
回答No.5

これは鉄道模型を運転してるとよくわかるのですが。 2両以上の駆動車(モーターやエンジン付きの車両)が ある場合で、かつ速度が異なる場合でも、連結すると 同じ速度で走ります。これは「速い方が遅い方を引っ張る (押す)」からです。 もっと極端に言えば、電車には4台のモーターが付いて いたり、気動車でも2台のエンジンが乗って居たりするん ですけど、これらは負荷が無い時に全部同じ回転数で 回るわけじゃないんです。 鉄道車両に限らず、負荷を掛けて駆動する駆動機は、 負荷に応じて回転数が変わります。無負荷時に高回転 な駆動機が、より多い負荷を受け、結果的に同じ回転数 で回るんです。連結している場合もこれと同じなんですよ。 ということで、多少前後の電車の力や速度が違っても、 しっかり連結すれば問題なくスムーズに走りますよ。 ただ、あまりに力が違いすぎると、どっちかの車輪が空転 しやすくなる・・・という問題はありますけどね。 ・・・往年の京王電車でよく見ましたもん、こういうの。

faewjfapf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 車両それぞれのモータについて 回転数が異なっても正常に動くようできているんですね 勉強になりました

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.4

電車の場合、客車のように、始動時や停車時のショックが少ないのは何故かと言う事でしょうか? 客車の場合、自動連結器には間隙あります。 これは、停車時には連結器の間隙が詰まっていて、機関車が客車を引き出す時に先頭の客車から順次引き出すようになっています。 減速や停車時も、後側客車から順次連結器の間隙が詰まるように運転します。 つまり、停車時に連結器の間隙を詰めておく事で、発車時の機関車に、一気に負荷が掛る事を防いでいるのです。 一方、電車の場合も、電動車と付随車がありますが、間隙のない柴田式密着自動連結器で、車体との結合部には、衝撃を吸収する装置が入っています。 また、電動車が2輌以上の場合、総括制御で、客車のように長編成全てが付随車ではありませんので、ショックの少ない運転が可能なのです。

faewjfapf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 連結部に仕組みがあったんですね しかも色々な方式があり、 名前もあるのは始めて知りました。

  • nobotta
  • ベストアンサー率35% (7/20)
回答No.3

質問者様の言われる違和感というのは、各車両のスピードが揃わない事によるものを想定されているのでしょうか? だとすれば、現在の鉄道車両は、SLや、急勾配区間で列車の最後部に補助機関車を連結する場合など、ごく一部を除いて、ほぼ全ての車両で、動力車が2両以上連結される場合、統括制御装置というものがあり、こうした不具合は起きない仕組みになっています。 戦前、電車というものが出来て間もない頃は、連結された各車両に運転手が乗って、お互いに合図をするなどして、手動で速度をあわせていましたが。。。

faewjfapf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 戦前について唯一ご回答くださいました。 非常に参考になり、ベストアナウンサーか非常に悩みました。

  • ar8946
  • ベストアンサー率26% (19/71)
回答No.2

質問の違和感とは、客車列車に乗車した時の、大きなショック(揺れ)の事と理解し、 回答させていただきます。 1・ほとんどの電車には、隙間の無い連結器が、使われている。 2・隙間が有っても、各車両が同時に発進・停止を、行う。 簡単に言えばこの2点により、ショックが小さいのです。

faewjfapf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 すくない情報量でわかりやすいご説明をいただきました。

  • sandy335
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.1

電車には詳しくありませんが・・・違和感が無い=スムーズな発着 運転手のテクニックかな?と思います。

faewjfapf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 昔は、運転手のテクニック、呼吸でしたが、 現在では、連結部分にショックを吸収させる仕組みや 同期する装置が備わっているようです。 ご回答いただいたように、機械ではカバーできない部分はやはり 運転手のテクニック ということらしいです。

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