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赤血球増加症(多血症)
初めまして。 只今、1歳半になるオスの黒猫ヴィンセントを飼っております。 ちょっと話が長いのですが、よろしかったらお付き合い下さい。 今月、1月7日に足取りがふらつきぼんやりした状態だったので、病院に行きました。 病院では緊張の為、足取りが治り、熱もさほど高く無かったので風邪の薬と抗生物質をいただいて帰ってきましたが、夕方から容態が急変。 血が混じる嘔吐をし、再び病院へ。ぐったりした状態でした。 血液検査の結果、赤血球が77パーセントもあり、カリウムも14と高い数値。 血がドロドロに濃い、 夜から入院させて、とにかく濃くなり過ぎた血液を薄める為にソルラクトを輸液していますが、8日の夕方で赤血球80パーセントを超えてしまいました。 血小板も少なく採血時の血が止まらないので血小板を増やす薬と出血を止める薬を入れてもらいました。 容態はよくなりません。 9日、病名が告げられました。 赤血球増加症(多血症) 骨髄が必要以上に血液を作りドロドロの状態らしいです。 人間用ですが、見れる方は詳しく載ってるのでみて下さい↓ http://www.nms.co.jp/naika2/blood/pv.html 大体2日に1回くらいの割合で80cc、注射器3本程の濃くなり過ぎた血液を抜き点滴で薄める治療になると言われました。 でも、やり過ぎは白血病になるらしいです。 完治不可な病気だそうです。 ちなみに一応治療薬はあるのですが、治療薬の骨髄抑制剤は抗がん剤です。 5日に1回くらい打たなくちゃいけないらしく、副作用が酷く飼い主さんは苦しむ我が子が可哀想で見てられなくて安楽死させる人が多いらしいです。 容態は相変わらずよくありません。 今は現実維持、経過観察中です。 血を抜く際の麻酔とドロドロ血のせいで寝ています。 体力の消耗が半端ないらしい。 この赤血球増加症、猫は殆ど症例がないため、先生も 「やっかいな病気になっちまったなぁ、俺も初めて見たよ。」 と言われちゃいました。 今すぐ死なないけど、長くないと思えと…。 何か有効な治療方や、民間療法、どんな事でもいいので何か教えて頂ければと思います。 また、体験談などもありましたらお聞かせ下さい。 長々と失礼いたしました、宜しくお願いします。
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- wakame300
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再び失礼します。 >ソルラクト輸液後に腕がタプタプになってしまったので、点滴を外して様子を見ています。 皮下輸液を行っていると思いますが、血流が悪いため吸収は遅いでしょうね。 弛みのある「むくみ」が、拳サイズくらいになりこともあります。 硬くパンパンに張っている場合は、輸液の際に「細菌感染」をおこしてしまっ た可能性があります(触ると痛がるのですぐに分かります)が、そうでない なら、輸液量の調整や一時中止でタブタブそのものは、問題なく解消するかと 思われます。 むくんだ患部周辺をもみほぐすだけでも、ずいぶん違います。 >只今入院6日目です。赤血球は77→80→73→63→60→59→57と徐々に下がって来ています。 >50以下まで下がり安定したら退院です。 それはよかったですね! 正直、ヘマトクリット値が77%と聞いて、これは大変だと思っていました。 60%を下回るようなら、とりあえず「脳梗塞」「心筋梗塞」などの重篤な症 状には発展しにくいでしょう。 希望が見えてきましたね。。本当によかった。。。 50%以下なら、ほぼ正常値に近いので、自宅療養が十分可能です。 >一時的に脱水ぎみになり眼球が引っ込んでいましたが、今は治りました。 >一時的なもんだったのだろう。との先生のお話ですが、血液検査の結果も特に悪いところも無く一体なんだったのか不安です。 症例の大変少ない病気ですから、原因を特定するのは難かしいでしょうね。。 骨髄性の疾患は「急性転化」もおきやすく、決して予断は許されません。 一方、先日お話しましたが、一過性の「脱水状態」が原因した【相対性多血症】 にも思えます。単純にいえば、血液の水分不足ですね。 ・何がしかの理由で大量の嘔吐や下痢を一時的におこした (ただし、毒物・薬物や腎髄腫などの場合は、むしろ赤血球は減少する) ・尿崩症・糖尿病などによる多尿 ・水分の摂取量不足 ・高血圧や高脂血症・高尿酸血症など生活習慣病 ・高ストレスや神経興奮 などが原因ですが、これらは、飼育環境の見直しによって改善もそれなりに可能 ですね。そうであることを、心から願っています。 水分不足は ・ドライフードより猫缶の割合を増やす ・新鮮な水に、スポーツドリンクを2~3割混ぜる (人間用で可・それ以上多いと、糖分過多になりやすい) などで、吸収がずいぶんよくなりますよ。 >一週間便が出てないのが心配です。溜まってはいるようです。 脱水状態では、特に便秘になりやすいですね。 これは、排尿のほうがより優先されるためです。 病院という不慣れな場所にいるので、ストレス性もあるでしょうが、一過性の 便秘なら、体力の回復を待ち、かき出すことで解決できかと思われます。 いささかでもお役に立てたこと、大変嬉しく思っております。 (元 飼育屋)
- wakame300
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あまりにレアな病気なので、回答に躊躇しましたが、いくつか疑問に思うこと もありましたので… 赤血球増加症(多血症)は、およそ… ・肝臓腫瘍、腎臓腫瘍や酸素欠乏による【二次性多血症】 *続発性赤血球増加症とも言う ・骨髄増殖性疾患である【真性多血症Polycythemia vera】 に分類できます。 hitohito55さんのネコの場合‘骨髄が必要以上に血液を‘とのことですし、 血抜き=「瀉血しゃけつ」も行っていることから、【真性多血症】なのでしょ うね。 >治療薬の骨髄抑制剤は抗がん剤です。 抗がん剤は、ヒドロキシカルバミドでしょう。 感染症治療と原理がほぼ同じであることや、細胞分裂の周期に働きかける、 「代謝拮抗剤」としての作用がありますので、白血病のリスクを上回る効果が 期待できそうな場合には、治療薬として投与することもあります。 >血小板も少なく採血時の血が止まらないので血小板を増やす薬と出血を止める薬を入れてもらいました。 【真性多血症】は、赤血球だけでなく血小板も増加していることがほとんどです。 そのため「血栓症」をおこしやすく、抗凝固薬によって血液の凝固を防ぐ必要が あります。 ‘血小板を増やす薬‘というのは、まず考えられないのですが・・?? また‘血が混じる嘔吐をし‘というのも、少し理解しにくい点があります。 【真性多血症】は、単純にいえば、血が濃すぎて高血圧状態にありますので、 胃壁や粘膜を破るほどの圧力が加わるなら、脳梗塞や心筋梗塞が先におきてい てもおかしくないかに思えますね。。。 胃から出血すれば黒色便も出ることになります。 あくまで推測ですが・・赤血球の増加ではなく、血液の液体成分である血漿が減 少したことで生じる【相対的多血症】=見かけ上の多血症であることも考えられ るかと思います。 その場合は、尿崩症・糖尿病などによる脱水や、高脂血症・高尿酸血症といった 病気が原因であることが多いので、そちらの治療によって一定の回復を図ること も不可能ではありません。 いずれにせよ珍しい病気ですので、設備の整った病院で再度検査してもらうこと も良いように思えますね。 (すでにそうであったなら、すみません) さぞお悩みのことと察します。 (元 飼育屋)
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ご回答ありがとうございました。 ヴィンセントは血を抜いてソルラクト輸液後に腕がタプタプになってしまったので、点滴を外して様子を見ています。 只今入院6日目です。 赤血球は77→80→73→63→60→59→57と徐々に下がって来ています。 一時的に脱水ぎみになり眼球が引っ込んでいましたが、今は治りました。 そこそこ元気です。 一時的なもんだったのだろう。との先生のお話ですが、血液検査の結果も特に悪いところも無く一体なんだったのか不安です。 食欲もあり(贅沢なんで飽きて食べないこともある)、水も飲み、おしっこもしますが、一週間便が出てないのが心配です。 溜まってはいるようです。 とにかく、50以下まで下がり安定したら退院です。 元飼育屋様のご回答が素晴らし過ぎて感動しきりです。 ありがとうございました! でもまだまだ心配で不安なんですがね…。