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段の年齢制限について

柔道や剣道などの武道の段には年齢制限があったりしますが、あれはどうして存在するのですか? 例えば剣道八段だと七段受有後10年以上修業・46歳以上という規定がありますが、どうして46歳以上である必要があるのですか?

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回答No.1

格闘技経験者です 武道における心・技・体すべての強さの証明のためです。 剣道の例より・・・ 体力のあるうちは「技」や「体」の強さは証明できても「心」の強さを証明することは出来ません。この「心」の強さを証明する為には厳しい修行を長年続け、年齢による様々な経験を得る必要があるのです。 例えば40歳という年齢を越えると嫌でも衰えと向かい合わねばいけません。若いうちでは決して出来ない経験ですよね。衰えにより線を引いてしまう人も居るでしょうし審査に合格できない人も居るでしょう。しかしこれらを経験し乗り越えることで鍛えられる精神(心)があり、それを持って付いてくる体も技もあるのです。長年の努力と自己鍛錬の賜物と思うのですが、これらを得てこそ、初めて真の心技体の強さの証明が出来るのではないでしょうか?その審査基準が剣道の8段審査の場合7段を取得後10年以上修業・46歳以上という事でしょう。 武道において「段」は強さだけではなく「偉業を成しえた証明」です。なので単に試合に勝つだけでは得られないものも存在するのです。ゆえに試合で無敵を誇る選手でもいまだ成し得ぬ証明を持った方には礼を怠らず、指示を仰ぐのではないでしょうか。

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