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評論家・学者はなぜ嘘をつくのか?

経済学者や経済評論家といわれる人々の多くは これ以上国債を発行すると、日本の円が危ないと 20年以上同じことを言い続けています。 その間、国債や円の暴落も起こらず、ハイパー インフレも起こっていません。 それどころか、国債の利率は下がりまくりですし 円は、ドル・ユーロに対して記録的な値上がり状態 が続いています。 ここまで、言っていることと現実とがずれると、 彼らの言い続けていることは、全くの出鱈目であると わかるはずですが、まだ間違いを認めようとしません。 どうして彼らは、こんな大嘘をつき続けるのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • covanonki
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回答No.18

他の方へのお礼文を見ていて、少し危うさを覚えたので、設問への回答ではありませんが、 少し私の考え方を述べてみたいと思います。 No.12です。 他の方の回答が一面的なので仕方のないことかもしれませんが、もう経済現象を少し立体的に 見つめたほうがよろしいかと思います。 インフレだとか、デフレだとかいう理屈も、円高だとか円安だとかいう理屈も、一人歩きし ているようですし。 インフレもデフレも、円高も円安も、比較対象する事象があって初めて成り立つものです。 では、今のこの国のデフレはいったいどの時点のGDPを対象にしているのか。また今の「円 高」とは、どの時点、どの国に対する為替相場を言っているのか。 今盛んに巷で叫ばれているデフレや円高は、基本的にリーマンショック前と後を基準にして いるものと思われます。 画像を添付していますが、特にユーロ相場などは一目瞭然ですが、リーマンショックで異常 なほど急激に円に対して相場が上昇しています。 米ドルに対してもそうですが、そもそもこの当時の「円安」が適正であったのかどうか。 もちろん日本もその恩益に預かっていたわけではありますが、そこをまず見直さなければな らないのではないでしょうか。 もちろんこの時の株価や物価は「インフレ」。決してデフレなどではないですしね。 「失われた20年」とかいう表現を簡単に用いてしまうのもちょいと抵抗を覚えます。そう いった表現を行うことで、あたかも日本が20年間継続して不景気であったかのようにして思 い込ませるような、そんなキャッチフレーズ的なものにも感じられます。決してそんなこと はありませんね。ですが日本人は簡単にそんなキャッチフレーズに騙されてしまいます。 インフレ的に推移していた時期もあるのですから。 私は、世間で言われているように、日本銀行が日銀券を印刷して、市場にばらまいたとして も(方法は買いオペです。発行済み国債を市場から買い上げる方法です)、為替相場が円安 に振れることなどないと思います。理由は、ドルにも、ユーロにも魅力がないから。 それどころか、市場に増えた「円」という通貨を求めて、またいっそうゴキブリのように外 資がこの国に集まってくるのが落ちだと思います。だって、円は円として保有しているだけ でどんどん利益が上がるのですから。下手な債権を購入するより、よほど安全パイだと思い ます。特に外国勢にとっては。 もし市場を円安に持っていきたいのであれば、日銀券を投下する前に、投下された日銀券を どのような方法で使うのか、そのルール作りをしておくこと。そして投下された日銀券を、 外国勢に買い取らせるのではなく、どのようにすれば国内で流通するのか、その明確なアイ デアを先に示しておくこと。そのことが非常に大事だと思います。だからこそ、このところ の、たとえばこちらのサイトでも、「国債を発行せよ」という動きではなく、「円を刷れ」 という理論のほうが目立つようになっていることに、非常に危機感を覚えます。「円を刷 れ」というのは、「市場から国債を買い取るための円を刷れ」ということであって、決して 「流動性を高めるための国債を刷れ」という理屈ではないはずです。 たとえば、国債の直接買い取り、という話がこれ見よがしに登場しますが、その結果、どの ようなことがこの国で起きるのか、という想像力が必要だと思います。 たとえば、今回の震災のように、短期的に、一瞬だけ生まれたニーズに対して国債を発行 し、それを日銀に直接買い取らせるのであれば、それは何の問題もないでしょう。 ですが、今盛んに叫ばれているように、将来的に不足すると思しき「社会保障」に対して 国債を発行し、これを日銀に買い取らせるという方法はどうでしょうか。 つまり、国民が何の努力をせずとも利益を生み出せるようなシステムづくりを行うのです。 私は、このことは非常に危険だと思います。かつての共産圏や社会主義国家がそうであった ように、国民が生産を行わなくなり、圧倒的な供給不足が起こることが想像できるのです。 いや、判りませんよ。それはしょせん私の想像ですから、違う結果が生じるかもしれませ ん。ですが、日銀による直接買い取りという方法以外の方法がとれる以上、何もわざわざ 日銀に直接買い取りを行わせるような方法を取らずとも良いと思うからです。 そうでなくともこの国の国債の利回りは世界最低水準で、世界で最も評価されているわけで すから。 伝家の宝刀はあくまで伝家の宝刀。使わずに、最後まで置いておくからこそ価値があるので す。伝家の宝刀を抜いたとき、それ以上の脅威が押し寄せたとしたら、この国はそのことに 対応する手段を全く失ってしまいます。 そのためには、まず一般国民に対して、「国債が破綻するのではないか」という誤った妄想 をぬぐい捨てさせ、今の方法で十分に国債は安全なんだよ、世界一評価されているんだよ、 世界で最も破綻させることが難しいシステムでこの国は守られているんだよ、とそのことを 理解していただく必要があるでしょう。 そして、「グローバル社会」などというわけのわからない理屈に騙され、国内の需要をおろ そかにしていたのでは、いざ外国で何か起きた時、そこに対応することは非常に難しいこと なんだよ、と。外国よりもまず日本を守ることのほうが大切でしょ、と。 外国を守るのは、この国を守って、結果生まれた余剰資産で行うべきなんだよ、と。 この国のニーズを満たせば、おのずと資金は国外へ流れ、為替相場は円安の水準へとシフト しますよ、と。 あ、勘違いしないでくださいね。ODAなどの方法を用いて、自国経済だけではとても経済の ニーズを満たせない国に援助の手を差し伸べることは非常に大事だと思います。 「情けは人のためならず。巡り巡って己がため」です。

osaka-girl
質問者

お礼

とても分かりやすいご回答ありがとうございます。 これは、わたしが他の質問に答えた回答の抜粋です。 「こんな風に日本人にとって、国債依存100%は当面悪いことのない制度ですが 国民のモラル上は、お金なんて印刷すればいいんだと思うようになり、 まじめに勤勉に働くという国民性がスポイルされ、輸出産業を支える技術力が 低下し、やがて没落の道を進みます。 したがって、国民が「まじめに働かなくてはならない」という意識を持ち続け られるかどうかが分かれ目だといえます。」 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7207980.html 貴方のご回答にもありますが、国の通貨発行あるいは国債の日銀買取の危険性は、 まさにそこ、つまり勤勉に働く意欲を維持できなくなることだと思っています。 極めて建設的であり、現実をよく考えてらっしゃると尊敬いたします。 本当にありがとうございます。

その他の回答 (23)

回答No.3

「東南海地震がそのうち起こる」と言われています。 しかし今日現在起きてはいません。 これは「うそ」でしょうか。そんな「うそ」は言うべきでないと? 結果として予想と違うことはあるでしょうが、可能性があることであればまるっきり「うそ」とはいえないと思いますけどね。 まあ信じる信じないは人それぞれでしょう。

osaka-girl
質問者

お礼

地震は自然現象です。比べることに難があります。 さて、自国通貨の国債がデフォルトになることはありません。 国には通貨発行の権利があるからです。 ギリシャのようによそのお金(ユーロ)で国債を出すと デフォルトになる可能性があります。 日本がどうすればデフォルトになるのか教えてください。

回答No.2

>なぜ嘘をつくのか? 沈黙していると商売にならないからです。 本当は判らないことでも、判ったようなふりをして、「上がる」とか「下がる」などと評論するのが評論家の仕事です。 結果として、かれらの予言の50%が当たり、50%が外れることになります。

osaka-girl
質問者

お礼

そうかもしれませんね ありがとうございます。

  • KappNets
  • ベストアンサー率27% (1557/5688)
回答No.1

過剰な国債が問題になるのはそんなに直ぐのことではありません。でもギリシャのように爆発が起きるのは「ある日突然」です。ですから大丈夫と思っていると津波のような経済的危機が来て慌てる可能性があります。 今では経済学者や経済評論家に限らず外国からも消費税を上げて国債を減らすよう要求が来ています。これはウソとは言えず、正常な議論です。 インフレで経済成長が順調な時には国の借金(国債)は問題はなくて増やすべきです。インフレで借金は目減りするからです。でも今のようにデフレで経済成長もない時には国債は雪だるまのようになり(今は幸い低金利ですが)いずれ利子の支払いも出来なくなる日が来ます。 それを回避する「筋書き」が見えていないのに、「今何も起きていない」から津波は来ない、というのは論理に無理があります。「インフレ+経済成長」が必要なので、「円高」は国債の問題を緩和してはくれません。また今みたいな低金利は未来永劫続くことは約束されていません。それが怖いわけです。

osaka-girl
質問者

お礼

ありがとうございます。 でも20年前から言っているのですよ。その当時の国債残高から見ると 数倍になっているのに暴落などおきていないのです。 これでもウソじゃないのですか?

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