無線LANにはセキュリティ上の複雑な設定があります。
それを自動化する取り組みは古くからBuffalo(旧Melco)のAOSSと
その他のメーカーが採用しているWPSがあります。
たとえば、PocketWiFiみたいな機器でもWPSが採用されています。
しかしAOSSとWPSの間には互換性がありませんから
同じ技術を利用できる組合せを選ぶ方が手軽です。
たとえば、No.2で紹介されたアダプターは
無線親機(ルーター)がAOSS非対応の場合は
設定を手動で行なう必要があります。
私自身はAOSSもWPSもほとんど使っていません。
手動設定が、それほど難しいわけでもありません。
ただ、無線LANには電波を使っているという事のほか
同じ周波数帯を使う機器が多々存在する状況がありえます。
ですから、正しいはずの設定で
うまく動かないという状況に陥ることもあるとされています。
ですから、手動設定は手動設定せざるを得ない人と
手動設定したい人だけでいいんじゃないかと思います。
私自身はOSがLinuxなのですが…WPSやAOSSは
Linux用ユーティリティが無いので、Linuxでは使えないのです。
まぁ、それで不便とは思いませんけどね。
標準の設定ツールのガイドに従って設定すれば、だいたい使えますから。
ただ、LinuxやMacOSXでは使えないものもあります。
WindowsXP,Vista,7であれば、どの製品でも対応しているとは思いますが
購入する前に確認しておくべきでしょう。
また、通信アダプターの大きさは、時としてアンテナ性能に影響します。
理論上は同技術レベルで作られたアンテナなら
大きい方が有利なはずですから、デスクトップPCで使うのであれば
あまり小さいものを選ぶことは得策では無いかも知れません。
また、無線キーボード/マウス,Bluetooth機器などが同じ2.4GHzの周波数帯を使うので
干渉して、接続できなかったり通信速度が低下することがありえます。
通信技術としては、革新が続いていて、現在はIEEE802.11n規格がマストです。
かつてのIEEE802.11a,b,gといった技術は現在も使われていますし
相互の互換性はほぼ確保されています。
しかし、通信速度の速さという時点でnのほうが大幅に有利です。
IEEE802.11nでは150Mbps対応機器と300Mbps対応機器があります。
直前のIEEE802.11gは54Mbpsでしたから…150Mbpsでも充分高速です。
IEEE802.11nでは5GHz帯での通信が使える製品があるので
2.4GHz帯の機器が無線LAN以外にも既に稼動しているなら
5GHz帯のほうが干渉のリスクが小さくなります。
もっとも、これも親機の仕様で決まるものなので
コストを重視すれば、選択肢は低いと思います。
コストより性能を重視すれば、最終的には、無線LANの親機も買い換えて
IEEE802.11nで5GHz帯が使えるものを購入することが考えられます。
それでも、有線のGigbit Ethernetで得られる
USB2.0 HDDの二倍程度の転送速度に比べれば
無線LANのほうが大幅に遅いことも事実です。
補足
機器はwimaxのWM3500Rを使用しています。同じメーカーではみつからなかったです。 概要がよくわかりませんので、1000円前後くらいでこれが対応しているという商品を指定してくださるとたすかります。 よろしくおねがいいたします。