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死亡保険金の受取人について
- 祖母が他界し、死亡保険金の受取人について疑問が生じています。保険契約者と保険受取人がすでに他界しており、窓口の担当者と自宅に来た担当者の話が食い違っています。
- 保険担当者によれば、保険受取人は父の配偶者である母になるとのことでしたが、窓口の担当者は保険受取人が無指定であり、祖母の子供へ支払われると言っています。
- 現在の保険契約者と保険受取人を母に変更することは可能でしょうか?また、祖母の子供へ保険金受取の権利を放棄することはできるのでしょうか?
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どちらも正しいです。 まず、「以前自宅にきた保険担当者」の話ですが、 >このまま変更しなくても保険の受取は父の配偶者である母になる その時点では「保険金受取人はお母様」で「存命」ですから、「被保険者」 がだれであっても「保険金受取人」に支払われるために、保険契約の 定義上はこれで正しいです。 保険金は「被保険者の死亡」だけでなく「高度障害」の場合にも支払われる のですから、「保険金の支払」と「保険金受取人の存命」は直接の関係が 無いのです。 ただ、ひょっとしたらその時点で、被保険者がだれになっているか確認して 居なかったんじゃないかと言う疑いはありますね。通常被保険者が高齢の 場合、近々保険金請求がある可能性を考え、被保険者と受取人の関係を チェックするものですが・・・。 で、「必要書類をもらおうと尋ねた窓口の担当者」の話で >保険受取人が無指定であり、被保険者の相続人である祖母の子供へ支払われる これも正しいです。保険金受取人は死亡していますから、保険契約上は 受取人無指定になり、法定相続人(だったかな、要は遺産を受ける人)が 請求・受け取りをすることになります。 ただしこの保険金は、「保険契約者の遺産」になります(配偶者の遺産では ないことに注意)。保険契約者を変更していない場合は、保険契約者と 遺産相続人の関係も別途証明する必要があり、結構面倒な作業になります。 ちなみに、遺産相続は「相続人同士の合意」が優先します。相続人が当該 保険契約の保険金の相続は放棄し、○○に与えるとの書面を作れば、 問題なくあなたの方が受け取ることが出来ます。特に保険料を継続して 支払っていたことは、かなり重要な案件になりますので、関係する保険料の 領収書は確保しておいた方が良いです。 いずれにせよ、どっちも正しい(ただし「以前来た」方は致命的なミスをやってる 可能性が大)ですから、今後の作業は事情を話して「窓口」に従ってもらうしか ないと思います。この手の「ややこしい相続話」って結構保険会社に持ち込まれ ますので、本店窓口の担当者なら、対応慣れしてると思いますし。
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- rokutaro36
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(Q)自宅で説明してくれた担当者と、窓口の担当者、どちらが本当の話になるのでしょうか? (A)窓口の説明が正しいです。 受取人が無指定の場合、被保険者の親族に支払われます。 簡易生命保険法 (無指定の場合の保険金受取人) 第五十五条 終身保険、定期保険、養老保険又は財形貯蓄保険の保険契約(特約に係る部分を除く。)においては、保険契約者が保険金受取人を指定しないとき(保険契約者の指定した保険金受取人が死亡し更に保険金受取人を指定しない場合を含む。)は、次の者を保険金受取人とする。 一 被保険者の死亡以外の事由により保険金を支払う場合にあつては、被保険者 二 被保険者の死亡により保険金を支払う場合にあつては、被保険者の遺族 2 前項第二号の遺族は、被保険者の配偶者(届出がなくても事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹並びに被保険者の死亡当時被保険者の扶助によつて生計を維持していた者及び被保険者の生計を維持していた者とする。 3 胎児たる子又は孫は、前項の規定の適用については、既に生まれたものとみなす。 4 前項の規定は、胎児が死体で生まれたときは適用しない。 5 第二項に規定する遺族が数人あるときは、同項に掲げる順序により先順位にある者を保険金受取人とする。 6 遺族であつて故意に被保険者、先順位者又は同順位者たるべき者を殺したものは、保険金受取人となることができない。 つまり、被保険者=御祖母様のお子様が第一優先となります。 (Q)今から保険契約者と保険受取人を母に変更することは可能でしょうか? (A)いいえ。不可能です。 (Q)もしくは祖母の子供へ保険金受取の権利を放棄をしてもらうというのは可能なのでしょうか? (A)窓口で相談してください。
お礼
簡易保険法ではそうなんですね。 よくわかりました。 ありがとうございました。
お礼
なるほど。とてもわかりやすかったです。 以前きた担当者は、高齢の祖母とも会い保険証券の内容を見て、 嫁の母を心配してアドバイスをしてくれたのですが・・・。 悪気は全く無かったと思いますが、今更ながら致命的なミスでした。 無欲な母は諦めがついている点が救いです。 とても勉強になりました。ありがとうございました。