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競技に出場する年齢と引退について
- 競技に出場する年齢や引退のタイミングについてまとめました。
- 競技者の大半は大学卒業年齢やその1,2年後に引退しています。
- しかし、近年では選手の進化やトレーニングの発展により、年齢を重ねても競技に参加する選手も増えています。
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女子選手については、世界選手権優勝の最高齢記録は99年のマリア・ブチルスカヤ(ロシア)で、26歳でした。 以前は、19歳~20歳くらいがピークだと言われていました。それは、体力と技術面と芸術性のバランスのピークということだと思います。 実際、20歳を過ぎると体力は落ちていくのですが、技術面は若いころよりも上手くなり、芸術性はさらに歳を重ねるほど上達します。 ただ精神的に一番強いのは、恐怖を知らない15歳くらいなのです。オリンピックに関して言えば、98年のタラ・リピンスキーは15歳、2002年のサラ・ヒューズは16歳、まだ世界の舞台にデビューして年数が経っていないだけに、周りの期待値も低くプレッシャーも少なく金メダルを手に入れました。そして彼女らは最高のメダルを手にしたことで若くして引退しました。 浅田真央選手も15歳でオリンピックに出ていたら強かったでしょうね。その時期を過ぎて世界のトップ選手になった19歳くらいで、プレッシャーを撥ね退けるのはとても難しいことです。 >私の印象では大学卒業年齢かその1,2年先くらいが多かった気がするのですが、違ってますか? トップ選手は別として、一般的には大学卒業と同時に引退が多いようです。それは学生時代は学校がいわゆるスポーツ優待選手として、経済的にも協賛してくれる面があるからです。けれど卒業となると、スポンサーのつかない選手は就職などを考える。もちろん、その辺が体力の限界であるからで、特に芸術性に優れているわけではない選手にとっては、続ける意味はないからでしょう。 >確かトリノの荒川さんはオリンピックでの金の最高年齢と聞いたことがあります。 荒川さんはかなり特殊な例で、98年のオリンピック出場のあと、第一線からは消えたように思いました。本人もその頃はモチベーションがなくなったと言ってますし。 その後、2003年の世界選手権で(当時21歳)史上初のルッツからの3回転+3回転+2回転を披露し、技術力の高さを見せつけました。技術というのは体力に比例するのではないということを証明したようでした。そして彼女に追い風になったのは、その後のルール改正です。2005年の世界選手権からは、それまでの6.0点満点制に変わって、ひとつひとつの要素や表現力に点数をつけることになりました。 荒川さんの一番の武器はスケーティング技術で、これは素人がテレビ画面で見ていてもほとんどわからないものですが、エッジの使い方などとても高度なテクニックを使いこなしているのです。これこそ、若い選手にはないもので、年齢を重ねた技術力であって、彼女をトリノ五輪の金メダルに導いたものです。 荒川さんのあとから、それまでの若さの勢いで優勝をかっさらう風潮から、スケーティングやステップなどの体力はあまり必要としなくても長年の練習成果が出る、熟練の選手の方が有利になる風潮に変わりました。 >しかし、今年の鈴木さんを見ると、まだ進化してるみたいです。 鈴木さんも、単純に体力だけで比べたら10代の頃の方がずっとよかったと思います。でも彼女のジャンプは体力で跳ぶというより技術で跳んでいるタイプですし、それに武器であるステップは年齢とともにますます磨きがかかってきましたよね。 >ショーで荒川さんを見ると、まだまだ現役でも上位に行けるのでは?と思えます。 さすがに、30近くになって4分間難度の高いジャンプを織り交ぜながら滑りきる体力はないと思いますよ。 ショーはあくまでもショーなので、体力的には余裕のあるプログラムを組んでいるわけですし。 >でも、村主さんはもう限界だと思うのですけど、どう思いますか? 昨年までは結構、試合ではいいジャンプを跳んでました。でもそれは一回の演技で2つ3つのジャンプは・・・ということで、やはり後半は体力が尽きてしまいますよね。足の故障も多いですし、限界を超えていると思います。
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