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「太陽がいっぱい」という映画はなぜヒットしたのか
1960年の仏・伊の映画「太陽がいっぱい」とは、 なぜ当時ヒットしたのでしょうか。 ヒットした理由を教えて下さい。
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欧米ではある時期まではゲイや完全犯罪のようなペイする犯罪を映画で描くことはタブーでした(小説ではOKだったようです)。 ですから失うもののない無名の監督ならいざ知らず、功成り遂げた監督やメジャーな製作会社にはそれらを描くことは難しかったでしょう。 「太陽がいっぱい」も映画ではトムとフィリップがマルジュを取り合いましたが原作ではトムとマルジュがフィリップを取り合います(映画と実際の小説では一部人物名が異なります)、当然殺害動機も異なります。 また原作ではトムの完全犯罪は成功して続編の小説もあります。 原作者のパトリシア・ハイスミスはこの2点を取り上げて自分の小説と映画は別物と言い切っています。 しかしこの変更が逆にこの映画が当たった原因でしょう。 またクレマン自身も相当気合が入っていた、当時台頭していたヌーベルバーグと呼ばれる若手に対してベテラン健在をアピールしたかったようです。 撮影中はドロンとロネは仲がよくヒマなときは海でよく一緒に遊んだようです、それで日焼けしすぎてクレマンを困らせたようですがやんちゃな二人を辛抱強く使い続けました。 主題曲に対しても評価は高いですが当時発売されたレコードはいわゆるカバーの演奏もので、オリジナルのサントラは発売されませんでした。 理由は作曲者のニーノ・ロータが拒否した為だと言うことです、彼自身にとってはもっと素晴らしい代表作と呼べる曲が一杯ある、それなのにあんな単調なメロディの繰り返しの曲が代表作だなんていわれるのは心外だという気持ちがあったようです。 キャストについては確かにドロンのトムはハマっていました、しかし最初のキャスティングではドロンとロネの役は逆だったようですが後に入れ替えたと言うことです、この変更も当たった原因のひとつでしょう。
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- samotorakeno
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リメイクされた「リプリー」の方が原作に近かったけれど 「太陽がいっぱい」の方が人気ありますね 皆さんがおっしゃるように何もかも良かった 物語や、音楽や風景やストーリー展開、そしてアラン・ドロンの美しさ 当時でも「かっこいい」男優はいたけど 「美しい」と形容される男優はなかなかいなかったと聞きました 主人公トムが、金持ちの家に生まれたというだけで 何もかも手にしているフィリップにほの暗い羨望をつのらせて殺人を犯す その鬱屈した思いがアラン・ドロンの暗い美しさにぴったりはまり 作品に説得力を持たせ、人気の後押しをしたんだと思います 「ローマの休日」のオードリーのように 作品と俳優、そのほか諸々の良い相乗効果の結果かな
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ありがとうございました。
- ukoygwonim
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アラン・ドロンの顔の良さ、演技の新鮮さ、風景の美しさ。 でも何よりストーリーだと思います。 あの破滅的な感じが、当時の若者の閉塞感にピッタリきたのでは。 昔は、今の日本映画のように「青春=学生恋愛/お涙頂戴」ではなく、 若者の悩み苦しみを表現した「映画の若者枠」があったように思います。
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ありがとうございました。
- ucok
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アラン・ドロンの評価が高かった。 音楽も抜群だから、ただのミーハー・ドロン映画に終わらなかった。 ストーリーがいいし、ドロンがハマり役だった。 カメラワークがよかったし、よって名場面として残るシーンが多く、ゆえに語り継がれた。 主演女優がよかった。邦題がよかった。 それに誰だって海とヨットは好き。 というわけでアラン・ドロンが素晴らしすぎて、なおかつ、その足を引っ張る要素がなかった。 フランス語だし。
お礼
ありがとうございました。
嬉しいですね。 「太陽がいっぱい」、懐かしい映画です。 やはり、美青年の、アラン・ドロンの魅力に、おうところが、 大きいと思います。 転落の階段を、一気に落ちる、あのラスト、忘れられません、 ニノ・ロータの、あのメロディもヒットした原因でしょうね。 忘れられない映画です。
お礼
ありがとうございました。
- AVENGER
- ベストアンサー率21% (2219/10376)
主題歌がいい。 アラン・ドロンがいい。 ストーリーがいい。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。