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障害者の周囲にいる健常者に感情移入を誘う作品って
ありますか? ※とりあえず書籍・文庫のカテゴリーで立てましたが、漫画や絵本、TV番組や映画などメディアは問いません。 フィクション/ノンフィクション問わず、障害者が要求するサポートや受け入れを断ったり、負担や迷惑だと訴える人は心ない人として描かれがちだと思います。 (あまりのワガママにクラスメイトが愛想を尽かし孤立したエピソードを『障害児に対するイジメ』として扱う番組すらありました) こういった人たちの立場や言い分を公正に扱った作品ってないのでしょうか? (光とともに…という自閉症児を扱った漫画では、受け入れを断る保育所の職員さんが理由を述べる場面がありますが、冷たい人であるかのように描いてると感じました) 本当にその人たちの立場に立って考えたなら、責められるいわれのない、とんでもない無理難題を吹っ掛けられたり生活を脅かされたれっきとした被害者だと思うのですが…。 きょうだい児にしても、介護者として生きるのが当たり前であるかのように描かれがち。 何とか障害者には自立してもらうなり施設に預けるなりして、きょうだいはきょうだいで自分の人生を歩む展開を肯定的に扱う作品はないのでしょうか?
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多島斗志之『症例A』角川文庫。精神疾患で入院中の少女の言動に新しい担当医が振り回されます。虚言癖を詐病と疑っては迷うお話。
- tukachann
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偶然、今、トム・クルーズとダスティン・ホフマン主演の映画『レインマン』を見ていました。自閉症の兄に振り回されながらやがて肉親の情に目覚める弟。でも、一緒に暮らすという願いは叶わず兄は再び施設に戻されるんですが、ここで映画やドラマでありがちな感傷的なラストシーンではなくて、ただ淡々と日常会話をしながら列車に乗る兄を見送るという静かなラストでした。分かれる兄弟にとっても、兄を施設に戻す判断をした精神分析医もみんながベストの判断をしたんだろうなと、重く感じさせるラストでしたよ。 ただ、 たぶん、感動的ではない淡々とした別れのラストシーンのせいで、この映画がつまらないとか、理解できないと仰る方も多いようです。
補足
回答ありがとうございます…が、ちょっと残念な点は、結局は肉親の情に目覚める展開であることです。 肉親としての情など抱きようがないくらいに辛い思いをしているきょうだい児の事例をいくつか見ました。 障害を持つ本人が一番辛い、なんて口が裂けても言えないくらいにです。 ネグレクトなどの虐待と言っても過言ではない事例がたくさんありました。 匿名の場なので鵜呑みにはできないのですが…。 報告の中には、このレインマンのような >振り回されながらやがて肉親の情に目覚める という展開の作品や良好な関係のきょうだいが出てくる手記を(その場面だけを抜き出して)引き合いに出して介護を迫られたというものもありました。 実際に非難している人もいました。 こういう展開にしないと物語として成り立たないという事情もあるのでしょうが、辛い思いをしている人に追い打ちをかける残酷なものだと思うんです。 フィクションであるこの作品、そして紹介してくださった回答者さんに罪がないことは重々承知しているんですが…。 自分自身、障害児との交友を迫られ嫌な思いをして、しかも友情を抱けないことを激しく責められた経験があるんで(親はこの手の作品を真に受けていたフシがある)、情に目覚めるという展開のある作品はどうも受け付けられません。 申し訳ありません。
お礼
回答ありがとうございます。 今度さがしてみます。