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臨床薬剤師について
臨床薬剤師とふつうの薬剤師は どういう違いがあるんでしょうか? 教えてください。
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薬剤師かつ製薬企業の研究職です。 ご質問の件は簡単に説明すると以下のとおりになります。 臨床薬剤師:臨床薬剤師は近年になり特に大規模な医療機関で採用が多くなりつつある薬剤師の職種です。主な業務は、1)実際に病棟に出入りして入院患者さんへの服薬の指導や薬剤の内容について専門的な説明を行う。 2)薬物療法の専門家として、薬剤の投与設計を行う。これは「薬物速度論」という分野の学問の応用になりますが、患者さんから得られた薬物の血中濃度データを基にして、最小の副作用で最大の効果が得られる血中濃度を設定し、そのための投与量を計算して医師に助言したりします。要するに、薬物療法の専門家の一人として実際に患者さんの治療にも参加するわけです。 これらが主な業務となりますが、もちろん実際の調剤業務なども行えることは通常の薬剤師さんと変わりはありません(特に臨床薬剤師資格というものがあるわけではないので)。臨床薬剤師は普通の薬剤師さんと異なり、血中濃度分析、薬物濃度解析などにやや高度な知識が必要になることから、一般的には薬系大学大学院で修士の以上の資格を得た方が就業なさる割合が高いようです。 普通の薬剤師さんは、いわゆる普通の薬剤師さんで、調剤を主務とする薬剤師です。もちろんこの中からも独学で勉強を重ね臨床薬剤師への道を歩む方もいらっしゃいます。 こんな感じで回答になりましたでしょうか?
お礼
ありがとうございます。わかりやすく教えていただいたので臨床薬剤師について理解することができました。本当にありがとうございました。