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厚生年金
専業主婦です。 サラリーマンの夫の厚生年金の半額が妻分と考え、妻名義で直接振り込まれる様になるかも、 という話を聞いたので詳しく知りたいので、教えてください。 お願いいたします。
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> サラリーマンの夫の厚生年金の半額が妻分と考え、妻名義で直接振り込まれる様になるかも、 年金制度の改革案の1つとして出された物です。 ですので、現時点では決定では有りません。 > 詳しく知りたいので、教えてください。 ※以下の文章は前提条件として、20歳から60歳までの間は専業主婦であり、 その40年間は「国民年金第3号被保険者」であった者を想定しております※ ○給付イメージの変更 ・今までは、夫々が65歳に達すると次のような年金給付でした 夫:老齢基礎年金+老齢厚生年金 妻:老齢基礎年金 ・改正案が通るとご質問者様が書かれているように内助の功が認められ、婚姻期間中に配偶者(夫)が支払った厚生年金の履歴は、半額が妻の年金履歴と書き換えられるので 夫:老齢基礎年金+減額された老齢厚生年金 妻:老齢基礎年金+振り替わった老齢厚生年金 ○半分ではないの?? 法律及び改正案をこまごま説明いたしませんが、厳密には半分では御座いません。 例えば、夫が次のような加入履歴だった場合 ・大卒23歳になる年に厚生年金に加入 ・25歳の時に5歳年下のご質問者様(20歳) ・70歳直前まで厚生年金に加入[現行の法律で加入は70歳未満までだから] 夫の厚生年金記録は次のような感じになります 23歳~25歳未満 100%自分の記録 25歳~65歳未満 50%が自分の記録。残り50%が妻の記録 65歳~70歳未満 100%自分の記録 これを見ただけでも完全に半分ではない事が判ります。更に、老齢厚生年金の計算はその月々に支払った保険料を基礎にして計算[厳密には違いますが、イメージし易くするために]するので、物価に変動がない限り若い頃支払った保険料で計算する部分が多いほど、妻が受取る老齢厚生年金の割合は減ります。 ○結局、専業主婦には特なの? 専業主婦が支払う保険料はゼロのままなので、妻個人が受け取る年金額が増えるという点では特です。 ○だったら何で直ぐに実行しないの? 色々とあるんですよ。 この案では夫婦が共に年金を受給している時は受取額が現在と同じですが、仮に妻が死亡した場合、 今まで 家計としては妻が受取っていた老齢基礎年金が減るだけ。 改正案 妻が受取っている老齢厚生年金の権利は夫が受け取る年金に戻される事が無いので、 家計として減る金額がこれまでよりも大きい。 他にも、最初に書いたような「夫が5歳年上」の年の差結婚をした場合には、家計として受取る年金は次のようになるため、受取総額が減ります。 今まで 夫65歳到達時~ 夫の「老齢基礎年金+老齢厚生年金」 妻65歳到達時~ 夫の「老齢基礎年金+老齢厚生年金」+妻の「老齢基礎年金」 改正案 夫65歳到達時~ 夫の「老齢基礎年金+減額された老齢厚生年金」 妻65歳到達時~ 夫の「老齢基礎年金+減額された老齢厚生年金」+妻の「老齢基礎年金+振り替わった老齢厚生年金」 § 文章だけでわかりにくいようでしたら、これまでの文章に出てくる年金に次の数値(一部は勝手に決めた数値です)を入れてみてください。 ・老齢基礎年金 80万円/年額 ・老齢厚生年金 200万円/年額 ・減額された老齢厚生年金 110万円/年額 ・振り替わった老齢厚生年金 90万円/年額 結局、この改正案は『自営業者の妻は保険料を納めないと老齢基礎年金がもらえないのに、何で保険料を納めていない専業主婦(第3号被保険者)が受け取れるの?』と言う不満を抑える為の法的根拠を作ると同時に、『離婚したら、第3号被保険者であった期間に対応する夫の厚生年金記録は法律で妻に50%振替える』と言う離婚時の年金分割(特別法)を、本来の厚生年金保険法に盛り込もうとして急遽作った、ドジョウを捕まえる事もできないお粗末なザルです。
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専業主婦が目の敵にされています。 第三号被保険者の問題です。 昭和61年、現行の制度ができた時は問題になった記憶はありません。 第三号被保険者を前提にした制度設計になっているから、この点だけに目くじら立てても・・・・。 所得の再配分の思想が入っているので全体で考えないといけないのでは。 民主党の考えは理解できない。 保険料も年金額も変わりません。事務コストだけ上昇します。税金の無駄遣いになります。 役所は大義名分ができて喜ぶでしょう。
お礼
早々にご返事頂き、ありがとうございました。 老後の年金生活は色々と考えさせられます。 ありがとうございました。
- coco1701
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下記を参考に(YOMIURI ONLINE より) http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110929-OYT8T01107.htm
お礼
早々のご返事を有難うございました。 読ませていただきました。私の取っている新聞より細かく記載されており 参考になりました。 有難うございました。
お礼
丁寧なご返事を有難うございました。 まだ、決定ではないので、今後のニュースに注目していきます。 有難うございました。