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なぜ、円高で薬代は安くならないのですか?
- 円高でも薬自体の値段が下がらない理由として、安売りしなければ薬の値段が下がらない仕組みがあるためです。
- ジェネリックが出たからといって、円高によって薬の値段が安くなるわけではありません。
- 日本の会社が出している薬は仕方がないですが、家族が飲んでいる薬を調べると外国の薬が多かったので気になります。
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質問者が選んだベストアンサー
医師が処方する、健康保険制度に基く薬は、 厚生労働省が「薬価」という価格を決めています。 したがって、価格を決めるのは、厚生労働省であり、 製薬メーカーには価格決定権がありません。 これは、都会でも、離島や山奥でも、同じ価格で治療が受けられる という健康保険制度の根幹ですから、厚生労働省が価格を決める ということは、変わりません。 円高になれば、輸入品の薬を扱っている会社にとっては、 メリットが大きいです。 (Q)円高でも薬自体の値段が下がらないのは、安売りしなければ、 薬の値段が下がらないようにできているからだと聞きました。 (A)薬価と言うのは、年に1回の改訂です。 (毎年改定するとは限りません) そのとき参考にするのは、病院や薬局が製薬会社から幾らで 仕入れているか、という納入価格です。 薬価と納入価格に差があると、自動的に薬価が下がるような 仕組みになっています。 だから、製薬メーカーは安売りをしたがりませんが、 良く似た薬との競争となれば、どうしても納入価の競争となるので、 価格がさがることになります。 一方、他に代替の薬がない(抗がん剤など)の場合には、 製薬メーカーも強気にでるので、なかなか薬価が下がりません。 一方、薬局で売っている大衆薬(かぜ薬など、医師の処方箋が いらないもの)の価格は、薬局が決めています。 だから、メーカーの小売希望価格があり、薬局によって、 割引率が違う(価格が違う)ということが生じます。
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- pepe-4ever
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質問者さんの質問内容は「厚生労働省が決めた値段であっても、円高なんだから安くすりゃあ良いじゃないか」だと思います。 そう思います。 本音は、手続きが複雑怪奇。そのうち円安になった場合、また高くしなければならない。要するに医療現場・処方箋薬局を含めて面倒くさい。これが本音かと。 変動相場ですから、レートは日々変化しています。「レート○○円~○○円は売値○○円」なんてのは法律が絡む役所仕事では実際対処できません。縦割り行政は硬直化してますからね。 赤字薬品/薬剤でも補助金で補填していることでもありますし、仕方ないかな。
お礼
円安になった時、また高くするのがめんどくさい、それは確かにありそうですね。 解答ありがとうございました。
- anastomosis
- ベストアンサー率55% (5/9)
保険診療については薬価(薬の値段)が決められていて、それより高く売ることも安く売ることもできません。円高になったからといって安くなりませんし、円安になっても高くなりません。すごく人気があって売れている薬が高くなることもありません。 バイアグラとか、自由診療(健康保険対象外の医療)で使われる薬の場合は自由に価格設定できます。 薬の開発には膨大な時間とお金がかかり、発売してから数年がかりで少しずつ回収していく仕組みになっています。一時的に円高になったからといって外国の製薬会社が急にぼろ儲けできるということはないと思います。
お礼
なるほど、バイアグラなどは自由に価格設定できるのですね。 一時的ではなく長期的に見てもだったのですが、解答ありがとうございました。
- t_ohta
- ベストアンサー率38% (5238/13705)
医者が処方した薬の値段は、厚生労働省が定めたそれぞれの薬の薬価に基づいて患者に請求されるため、薬局の仕入れ価格に関係なく一定額になります。 定期的に薬価は見直されますが、為替レートに連動する程頻繁ではありません。
お礼
解答ありがとうございました。
お礼
分かりやすく、聞きたかったないように一番近かったのでこの答えをベストアンサーにさせていただきます。 解答ありがとうございました。 似たような薬があると競争で下がりやすいんですね。 そして代替えのない薬はやはり、下がりにくいんですね。 薬価が一年に一回変わるのは知っていましたが、10年スパンで見た時、じりじりと円高になっていても、とある外資系の高い薬が、その円高の率から見ると少ししか値段が安くなっていないのが気になったので。 大衆薬の話なども知ることができ、とても参考になりました。 ありがとうございました。