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有栖川有栖
こんにちは 最近になって有栖川有栖先生の本を読もうと思い立って調べてみると 「学生アリス」と「作家アリス」の二つのシリーズがあるらしいのですが この二つには作風や雰囲気などで何か違いがあるのでしょうか? タイトルを見る限りでは、「学生アリス」の方が少し若年向けのような印象を 受けるのですが....
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どちらも有栖川有栖、通称アリスが語り手で、 作家アリスが学生アリスシリーズを書き、 学生アリスが作家アリスシリーズを書いている、という入れ子構造になってます。 作家アリスは、 30代前半の男2人が主役です。 探偵役の火村は、推理作家アリスの親友で、口が悪く頭の切れる助教授。 暗い過去持ちで、仕事上の付き合いはそつなくこなせるけど、友達がアリスしかいません。 二人は、30男と思えないほどしょっちゅうつるんでます。 そういう雰囲気に抵抗が無いなら、硬すぎず崩しすぎず、とても面白い推理小説ですよ。 ややこしい刑事事件を解決していきます。 かなり色々出てますが、一冊目の「46番目の密室」からお読みになるのがおすすめです。 学生アリスは、 英都大学ミステリクラブの一同がガヤガヤと活躍します。 探偵役の江神さんはカリスマ的先輩。作家シリーズと違いヒロインもいます。 文系的青春の香りがするシリーズで、確かに少し若年向けかもしれません。 刊行数が少なく、どれも長編。 旅先で必ず一同がどこかに閉じ込められるのが通例で、ちょっと現実味の無い大活劇が特徴です。 話がゆるく繋がっているので、一巻目から順に読むのがおすすめです。 私のおすすめは作家アリスの「ダリの繭」です。 どんでん返しで「おおっ!」となります。 ダリ繭は新しい版は描写削りがあると聞くので、中古で古目をお求めになった方がいいかも…。
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学生有栖は大学の推理小説研究会が事件に巻き込まれ、有栖の先輩江神が名探偵役。研究会メンバーにマリアという女性がいて、ロマンチックなムードも楽しめます。先行シリーズはこっち。 作家有栖は犯罪社会学研究者火村が名探偵役。事件が起こると警察から捜査協力を求められるパターンが多いです。 どちらも作者と同名の有栖川有栖という男性登場人物が語り手です。
お礼
なるほど! 参考になりました ありがとうございます!