私はずっと、一貫して円高を止める方法についてお話しているつもりなんですが。
難しいことを全部抜きにして、一言で言うなら、今円高なのは、現在の政権与党にまともな政策が存在しないからです。
私が全ての回答を通じて、ずっと主張させていただいているのは、その一点だけです。
どんなに優秀な解決方法を、私なり他の誰かなりが考えて、ここで主張したとしても、それを実行する人が存在しなければ、どんな経済問題も一向に解決することはありません。
もちろんさまざまな問題もあります。お気づきでしょうが、私は自民党支持者です。
その自民党が政権を担当していた時代と今の民主党政権とで、確かに、明らかに異なっている部分もあります。震災だったり、放射能だったり。
ですが、政策さえあれば、さまざまな角度から回答させていただきましたから、あたかも私が矛盾することを同時に主張するように感じていらっしゃったかもしれませんが、それくらい多くの円高を是正するための方法は存在する、ということです。
「全体のパイが増えない」とおっしゃいますが、少なくとも今は円高の社会。相対的にみると、日本国全体のパイは拡大しているはずです。国際的に見た円の価値が、異常なほどに増大しているのですから。
そもそも、「貧富の差」が拡大することを問題視されているようですが(問題でない、と言っているわけではありませんよ)、少なくとも「貧富」の「冨」の部分が上昇しない限り、「貧」の水準が上昇することなど考えられません。「冨」が上昇することによって当然雇用も生まれるでしょうし、文字通り「富み」の量も増大します。
私が直接裏付けとなるニュースソースを保有しているわけではありませんが、震災に見舞われた東北地方では、すでに一部企業に「復興特需」が生まれているようです。利益を搾取しているような不届きな企業も存在するようですが、そういった「得をする企業」が生まれるから地域は潤うのではありませんか。
全てに、と言えるのかどうかまでは裏付けていませんが、今回募金として赤十字に集まったお金は、被災者の皆さんに一家庭の総額で300万円~500万円くらいにまでは行き届いているのだそうです。(私が講演会で聞いた、岩手県の報道局の人のお話です)
細かい、1回目にいくら、2回目にいくら、全損した家にいくら、といった詳細な金額は記憶しきれていませんが。
吸い上げる、というと聞こえが悪いかもしれませんが、そいうったお金を消費として市場にまで行き渡らせ、二次的、三次的な消費や借り入れを起こすことが、やがては雇用や経済の活性化につながり、国内に資金的な余裕を生むことになるのではありませんか。
たとえばこの国には、「老舗」と呼ばれる、創業来100年を経過したような企業が総数で3000社程あるのだそうです。文句なしの世界一です。2位がドイツで700社ほどになるのだそうですが、そんな国は世界中どこを探したって存在しないわけです。
なぜこの国にそれほどに老舗が多いのか。それは、企業が金よりも人を大切にしてきたからですよ。
私は、今の日本のように悲惨な状況を生み出した元凶は小泉内閣だと思っています(前回の回答内容と矛盾するように感じるかもしれませんが)。「円安が悪だ」と私が表現したのも、この小泉政策によって生み出された円安のことを「悪」と呼んでいるのです。
人よりも金を大切にし、構造改革の名のもとにとられた弱者切り捨ての政策が、日本のためではなく、アメリカやヨーロッパを幸福にするためになされた政策であったからです。日本もその恩恵にあずかりはしましたが。
その結果として当然のようにして起きているのが今の「円高」。しかも麻生政策を引き継いだ民主党政権が、第2波として押し寄せたギリシャショックに対して、まったくと言っていいほど何も手を打たず、傍観していたから更に深刻になったのです。
であれば、確かに時間はかかるかも知れませんが、もう一度基本に立ち返って、企業を大切にし、企業で働く人を大切にし、「グローバル化」なんていう得体の知れないものに振り回されず、着実にこの国の経済を回復させることこそ、何よりもの円高対策だと思いませんか。
追記ですが、「円高」で、これほどにまで高騰した円を、今以上に手に入れようとする人間が、「外資」にでもそれほど存在するでしょうか。昨日75円代までは記録したようですが、90円から80円にまで到達するまでにはこれほどに急速に円高は進行しましたが、76円当たりに到達したところで、急速に円高の度合いは鈍っているように感じませんか。
売れないものをいくら保有していたところで、儲けにもならないものを、今以上に保有しようとするでしょうか。
それと、勘違いなされているようですが、「円」は外貨に交換しなければ、基本的に外国では使えないはずです。円のままでは中国で高速鉄道を作ることも、ビルや工場を作ることもできませんね。
もしそのようなことが起きているのだとすれば、そこには明らかに為替変動が起きているはずです。
つまり、もし「円」が外貨に形を変えて国外に流出してるのであれば、それだけで「円高対策」となっているのではありませんか。
それが起きていないということは、誰かが「円」を「円」のままでずっと保有し続けている、ということではありませんか。これ以上「円」を保有していても仕方がない。どこか運用先はないのか、と必死に探し続けているのが今の現状だと思います。
日本の株も売りつくして、これ以上売る株もないし・・・と。
今が日本経済を大きく動かし、活性化させる最大のチャンスだと思うのですが。
お礼
並行線ですね。 何度も何度も書いてますが、質問は「円高を止める方法は?」です。 いつの円高か? と? いまのに決まってるじゃないですか・・・ だんだん話がわけがわからないようになってきています。 円高を進ませたのが、自民か民主か、民主党は政策はうってるのか・うってないのか、その間に投資が増えているのかどうなのか、そんなことは質問とは関係ないですし、「円高を止めるには政策が必要だ」などというのもそれで終わりでは答えにはなっていません。政策=方法ならば、方法が必要なのはわかりきっていることで、答えとすれば、では必要とされるのはどんな政策なのか、という内容のほうだと思います。 同じように「経済を成長経済に転じ」「海外への投資を容易に行える状況を作る」ことが必要ならば、そのためにどうするのか、それが「方法は?」に対する答えになるのではないのかなぁ、と思います。 "円高が問題なのなら、円高が問題とならないような市場を作り出せばいい。 なぜ「止めなければならない」と考えるのか。今の政治家も含めて、それがこの国の国民のウィークポイントであるように思います。" これが回答者さんの最初の回答です。 私としては回答者さんの回答は現在のところもすべて一貫してこの立場からの回答であり、いろいろやりとりをしましたが現在も変わりはないと認識しています。 こちらに何かすでに答えがあるように誤解されているようですが、なんとか回答者さんから「方法は?」に対応した具体的なものを引き出せないかといろいろ苦労しているわけで、結果的に「方法」はお答え頂けてないと思っています。 上からのように聞こえると思いますので「答えてなんてやるものか」ならば、それで結構です。または具体的な方法までは思いつかない、ということであればそれはそれでも結構です。いずれにしてもそれであれば最初からわざわざ応答して頂くこともないのになぁ、と思います。 何度も何度も書きますが、この質問は「円高を止める方法は無いのでしょうか。どんな方法があるか教えてください。」です。 どんな方法があるのか思いつかない、ということであれば、お答えいただくにおよびません。 申し訳ありません。 このまま平行線だと思われますし、批判もおありだと思いますので、質問は閉じようかと思っております。残念ですが仕方ありません。 ありがとうございました。