金持ちと貧乏人
年収2千万円以上の者をカネモチと呼ぶのならば、日本に150万人ほど居ます。ソイツらの平均年収は3千万円ほど、宝くじの当選や株の配当を含める。
年収200万円未満の者をビンボーニンと呼ぶのならば、日本に1,850万人ほど居ます。ソイツらの平均年収は120万円ほど、生活保護や無料医療や現物支給を含める。
悲惨だね。年収120万円の生活って、不自由でしょ。4万円の狭いボロアパートに住んで、1日1500円で食事をすれば、月8万5千円か。更に、電気代が5千円、水道代とガス代合わせて5千円だと、残るお小遣いは5千円だね。服とか買ったらゼロ。電車は乗れない、酒もコーヒーも飲めない、自転車を買うにはお小遣いを切り詰めてお金を貯めなきゃいけない。こんな生活に笑顔は無いだろうね。
こんなキツい生活してる人が、日本に2千万人近く居るって、これでも日本は先進国だと言うのならば、そりゃ嘘だ。嘘はいかんよウソは。先進国ならば、そこに住む国民の生活はもっと楽なはずだよ。
生活苦は自己責任って、無政府主義みたいなこと言うなよ。日本には、福祉という言葉があるでしょ。福祉だよ、フ・ク・シ。日本だと、福祉は憲法で保証しているのだよ。
年収200万円、これだけあれば、それ相応に生活できるでしょうか。逆に言うと、年収200万円未満ならば、貧困で生活苦と言え、年収100万円まで落ちると自殺に追い込まれます。個々の事情でも変わり一概には言えないでしょうが、年収200万円が最低限の生活費の目安なのではと。
別に、贅沢は言ってないでしょ。年収200万円だよ。日本で生活するのならば、これくらいはかかるさ。最低限の額だと言えるでしょ。
ビンボーニンの平均年収が120万円ですから、彼ら1人当たり80万円を補えば、最低限の生活を保証できます。それに必要な財源は、ビンボーニンが1,850万人居るので、1人80万円×1,850万人分で15兆円くらいです。
このくらいのお金は用意できませんかね?15兆円ですよ。
<これが質問>
日本の年収の法的上限値を、平均年収×4に定めるべきではないでしょうか?今の日本だと2千万円くらいです。これ以上儲けたら、2千万円超過分は全て税徴収します。超過所得税とでも言いましょうか。
だから、カネモチから1人あたり1千万円を税徴収するんだね。そうすれば、カネモチは150万人居るから、15兆円が集まる。それを福祉に当てれば、ビンボーニンをゼロに出来る。
2千万円あれば、メチャ贅沢できるぞ。文句無いだろ。2千万円じゃ足らない、3千万円が必要って、何に使う気だ?毎日ディズニーランド行ってビール飲んでも余るでしょ。
たしかに、2千万円じゃポルシェに乗れないのかもしれないね。でも、国産のスポーツカーの方が高性能なのかと。あとは、ポルシェのエンブレムだけど、それは3Dプリンターで作れるでしょ。付け替えな。
もちろん、個人支出とは別に事業したければ、それに必要な元手を自分で支出する必要は無い。ロケット事業なんかやるには2千万円では足らず、何億円と必要でしょ。そのロケット事業に有益性があれば、億単位の公的支援なり株式投資なりを受けられるでしょ。個人所得には法的上限があるけど、事業費には法的上限を定めるべきではない。もちろん、そのお金を個人支出に使えば、そりゃ普通に業務上横領罪だろうけど。
それから、2千万円以上の個人所得を全く狙えないわけではない。平均年収を増やせば、その4倍が法的上限だから、いくらでも稼げる。3千万円が欲しければ、平均年収を750万円にしてくれれば良い。
こんなこと言うと、「共産主義が上手く行かないのは歴史が証明している」なんて反論が起こるんだけど、今の資本主義?が上手く行っていないじゃん。ビンボーニンが2千万人近く居て、カネモチはポルシェに乗ってるんだよ。これは、国益の最適配分とは言えない。
カネモチが高収入なのは頑張って働いているからって、テメーが頑張ってもビンボーニンの生活は苦しいままじゃん。それは社会貢献になっていない。それに、必ずしも自力の成果ではないでしょ。誰かの支援を得たり、先人の築いたテクノロジーを使ったりしてお金を稼いだんでしょ。テメーが全て自力でお金を稼ぐくらい優秀なのならば、ポルシェを金で買おうとせず自分で作れよ。
アメリカに行けば、イーロンマスクみたいに何兆円も稼げるのかもしれないけど、アメリカは生存権無視の国だね。スラム街で野良犬みたいに暮らしているホームレスに福祉が無い。そんな国を、日本は規範とすべきでは無い。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/03.pdf