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小選挙区制は民主主義の精神に合うのか?

少数の意見を抹殺する制度にも思えますし、 政権交代を可能にする制度にも思えます。 みなさんは、どのような理由で合う、合わないと思いますか?

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回答No.6

 選挙制度を考える時、一体、誰の為の物なのだろうと思います。  別の質問でも書いたのですが、今回の衆議院選挙では、300ある小選挙区に限定した場合、自民党は得票率43.81%(約2600万票)で168もの議席を獲得しています。対して、躍進した民主党は得票率約36.40%(2180万票)で105議席しか獲れませんでした。しかも、比例票では民主党が自民党を上回っている現実があるのですから、問題はあるでしょう。  小選挙区制は第一党に有利に働く制度とされ、死票も多く民意がストレートに反映されない欠点があります。僅か40%前後の得票率で60%以上もの議席を獲得できるという大きな問題も抱えています。今回の結果はその悪い面が存分に出たのではないかと思います。  他にも問題はあります。  小選挙区制は、環境保護や福祉政策を重点としたミニ政党(日本に実在する政党です)が議席を得る機会を奪っています。現実に、環境保護や福祉問題に興味を持っている有権者には、選択肢のない状態が続いているわけです。彼らの声はなかなか議会に反映されず、仮に反映されていればこの国も随分と違った姿になっていたのではないかと思います。新しい芽を潰してしまったんですよ、小選挙区制は。  民主制が発達し、世論が多様化した現代に、何故あえて二つの政党に民意を集約しなければならないのでしょうか。米国でも英国でも二大政党では民意を汲み取れなくなり、脱二大政党に向かう動きが出ているそうです。両国で崩壊の始まった二大政党制を標榜するというのも、不思議な気がしますが。

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  • tkr1977
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回答No.7

こんばんは。 概ね皆さんの意見と同じなのですが、少しだけツッコミをいれたいと思います。 小選挙区制では死票が多いので、比例制も併せているのです。 「民意」というものがあると仮定して、その民意が反映されやすい状態とは、2大政党制ではなく抜きん出た政党勢力のない複数の政党が乱立している状態だとおもいます。まぁ、内閣を組織することは難しいとは思いますが。世界を見渡すと、脱2大政党制に流れつつあることは、望ましい傾向だと思います。 また、No.6さんの得票率と議席数の問題は、小選挙区制の問題では無く、1票の格差の問題だと私は認識しております。

  • ranx
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回答No.5

「民意」という概念は、一種のフィクションだと思っています。 実際にはそんなものは存在しない。あるのは一人一人の雑多な考えです。 それを集約して、最終的に一つの政策に結実させるのが民主主義の 政治システムです。君主一人の意思で政策が決定されるわけではなく、 公正な選挙を行っているわけですから、民主主義に反するとは言えないと 思います。少数政党に不利なのは確かだと思いますが、少数意見を 「議席数」という形で反映させるのが民主主義なのかということになると、 これはそうだともそうでないとも言いかねる、本質からはずれた議論 なのではないかという気がします。 比例代表制は少数政党に有利だと思っていたのですが、今回のような 働き方をすることもあるというのは、ちょっと驚きでした。

  • cse_ri2
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回答No.4

民意を反映しやすいという点では、小選挙区制のメリットは 大きいと思いますよ。 まだ分析が完了していませんが、今回の選挙での民主党の 躍進は、小選挙区+比例代表制の現在の制度も理由の一つ かと考えています。 少数意見の抹殺というのは、今回の選挙で惨敗した社民党・ 共産党のぼやきかと。 真に民意を捉えた政策を打ち出すことが、重要かと思います。

回答No.3

選挙制度には大きく分けてふたつあります。小選挙区制と比例代表制です。これら二つの制度にはそれぞれメリット・デメリットがあります。 小選挙区は死票が多い反面、多数党への支持がが増幅して政権交代が容易になります。比例代表では投票結果がより正確に反映される反面、小党分裂になりやすく、政権も連立の場合が多くなり、政権が不安定になり易いとういうことがあげられます。 また、小選挙区制=二大政党制とは限りません。世界の国々で小選挙区制度をとっている国はたくさんありますが、二大政党制が成り立っている国はアメリカ・イギリス・ニュージーランドぐらいです。 さらに、小選挙区制=少数意見の抹殺ではありません。民主主義とは多数派の利益のみを代表するものではないからです。

回答No.2

小選挙区制は民主主義の精神に反すると思います。 選挙区の大きさが問題ではなく、選挙区から1名の当選者が選ばれることに問題があると思います。他の候補者への投票は所謂死票となり、国会に反映されなくなります。 「政権交代を可能にする制度にも思える」とはどのような論理からそのようにお考えなのでしょうか?私には理解しかねます。 仮に政権交代を可能にする制度としても、それは本末転倒ではないでしょうか? 何のための政権交代なのでしょうか?政権交代事体が目的なのでしょうか? 国民の意思を精度良く選挙に反映し、国民の意思の変化が政権交代を生み出すのが本来あるべき姿だと思います。

回答No.1

合わないでしょうね。 今の自民党も民主党も元は同じ政党で、政策もほぼ同じです。要は経営者側の立場です。民衆のことはもちろん考えてません。 結局、総保守になってしまったわけです。 何をやっても反対する人はいなくなりました。 戦前の大政翼賛会ですね。 そして自衛隊派兵→戦争です。 戦争は繰り返すと言いますが、また繰り返されます。 おそらく、戦争をすると儲かる財界のたくらみでしょう。 国民はまんまと乗せられたというわけです。 あーめん!

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