- ベストアンサー
なぜドーピングをするのか?
先日バレー女子の選手のドーピングが発覚し、やもすると永久追放になるとかならないとかという話を聞きました。 大きなスポーツの祭典では必ずといっていいほど、ドーピングの話題がでているように思いますが、なぜ選手はこれほどまでにドーピングをするのでしょう? 見つかれば出場停止になるなどペナルティが課せられるのはわかっているはずです。さらにそんな身体で記録を出したとろこで嬉しいのでしょうか? またニュースになっているのは、運の悪い選手だけで、実際ドーピングはごく普通の事柄だったりするのでしょうか? よろしくお願いします。 (ちなみにベン・ジョンソン選手もドーピングでしたっけ? 違っていたらごめんなさい。。)
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、ドーピングチェックの意義について知っていただきたいと思います。ドーピングは、競馬で競走馬に対して行われたのが始まりといわれています。これを人間に応用しようとしたのですから、ドーピングチェックがない時代には大変なことが起こりました。 興奮剤を用いて能力以上の力を発揮しようとし、競技中に突然死したり、中毒性の薬に手を出して、その後廃人になったりと、副作用で選手生命を失う選手、命を落とす選手が続出しました。それを防ぐ手段として導入されたのがドーピングチェックです。 コーチに薬物の服用を強制されたとか、知らないうちに食事に混ぜられていたといったケースは別ですが、選手が自ら望んでドーピングするケースでは、そうやってつくった身体で記録を出せれば嬉しいでしょう。そのために危険を承知で薬に手を出すのですから。特に先進国の選手は、大きな大会で勝ったところで人生を保証されるわけでもないですから、名誉や勝利への欲求のために行う場合が多いと思われます。 ドーピングを行っていてもドーピングチェックで引っかからない選手は、多数いると思われます。ドーピングを隠す技術もそれをチェックする技術も常に進化していていたちごっこの状態ですし、どこまでがルールに抵触するドーピングでどこまでがルールの範囲内かという線引きも明確ではありません。また逆に、検査を行うと異常が見つかったが、それが薬物によるものかトレーニングによって身体能力が鍛えられたものなのかの区別がつかない場合もあります。例えば、あらかじめ自分の血液を一定量採血して保存し、大会前にもう一度自分の身体に輸血して戻すという方法があるのですが、薬物を使用しないため薬物反応は出ません。これの検査方法は血液そのものに異常が無いかを調べるしかないのですが、もともと限界まで身体を鍛えているプロの選手の血液は常人と比べると異常に酸素を運ぶ能力などが高いので、ただ単に身体能力が高いのかドーピングによるものかの区別が非常につきにくいのです。そのため、ドーピングをしていないにもかかわらずドーピングチェックに引っかかって処分を受けた選手もいると言われています。 限界まで肉体を鍛え上げ、様々なストレスと戦い、ずっと上を目指してがんばっているのにどうしても勝てない。そうなると、勝つためなら他のすべてを投げ打ってでも、どんな手段を使ってでも構わないと考えてしまうのでしょう。完璧な検査方法がない以上、ドーピングがなくなることはないと思います。 ベン・ジョンソン選手はたしか利尿剤服用の形跡があったためにメダルとライセンスの剥奪を受けたと記憶していますが…これは自信がありません。
その他の回答 (6)
かつてセミプロのスポーツチームに関わっていた経験があり、そのときに知ったことなのですが、 トップクラスのアスリートは鍛えに鍛えて、自分の極限に行きつきます。しかし、更に上の記録を出さなければならない、その藁にもすがる気持ちから、いけないとは知りつつも薬に手を出してしまうそうです。 決してドーピングをする皆が楽をしていい記録を出そうとしているのではありません。自分が可能な限りの努力をして、もう自分の力では何もできないところまでいってしまった結果、ドーピングしてしまうということもあるのを理解してあげてください。
お礼
“藁にもすがる気持ち”、選手の心理も理解できますが、なんかイタイですね。 でも僕らはそのスポーツ選手から感動を得ている・求めているわけで……、でも薬がないと感動させられない……、薬を使用しているとわかると興ざめしていしまう……。なんだかイタチごっこのような。しょうがないのですかね。 ありがとうございました。
- JokersWild
- ベストアンサー率9% (1/11)
・ばれなきゃOKだから 覚せい剤も同じ事、やらないに越したこたぁねぇがやってる馬鹿がいるわけだ ・国が組織的にやってるから 旧東ドイツ等の選手が奇形児を生みまくったのは薬のおかげ ・選手が無知だから 日本選手も感冒薬を飲み陽性反応と言う事はかなりある
お礼
確かにばれなければもうけものかもしれませんね。しかし、検査は常にやってたり、厳しいものではないのでしょうか? 結構あまいものなですかね? 日本でも結構ある話なんですか。個人的にはあまり聞かないような気もしますが。。 ありがとうございました。
- ho1004
- ベストアンサー率40% (130/319)
私は、韓国に住んでいます。 人口の割にスポーツの強国ですが、国のイメージを上げるため、スポーツに国を挙げて力を入れています。 その代わり、金メダルを取った選手には、大きな特賞や保障がある反面、実績を出せなければ、もう行くところもやることも無くなります。 小さい頃から、素質のある人は、学業もそこそこに、小学生くらいから親元を離れて、スポーツ一筋の人生です。 親もコーチも、金メダル選手を育てれば、自分達の将来まで保障されますから、一生懸命です。 韓国のニュースやドキュメンタリー番組などで、何度か放送されたんですが、実績を出せば、支援金などもたくさん入ることから、高校生くらいから、コーチなどの勧めで、薬の類を飲んでいる選手も、かなりの数、いるとのことでした。 また、昔期待された選手が、肝心の大会で結果を出せなくて、その後、行くところもやることもなく、歳をとってからは、ほとんど貧民の生活をしている番組も見ました。 金メダルを取れるか取れないかで、人生が両極に分かれてしまう、ということです。 他の国のことは、よくわかりませんが、韓国では、そのような事情のようです。
お礼
サッカーの安貞桓選手なんかは徴兵期間がかなり短くなったんですよね。 ただの娯楽として見ているスポーツですが、選手の側にたってみるとこんなに大変なんですね。。 ありがとうございました。
- aalext
- ベストアンサー率30% (198/641)
報酬以外の部分でいうと、やはり競技スポーツにつきまとう宿命のようなものでしょう。もちろん誤った方向での、ですが。 勝負においては勝利が最も重要で価値のある事は言うまでもないとおもいます。参加する事の意義や負けたけどよくやった、という事実よりも、ハイレベルのアスリートには勝つ事が要求され、重要視され、勝利ノイローゼとでも言うような精神状態に追い込まれ、ドーピングしてしまう選手が多いようです。(私はスポーツ精神医学の専門家ではありません)本来実力のあるアスリートがこのような悲劇を繰り返すのは、大変残念に思います。 個人的には「惜敗」という言葉が大嫌いです。勝負には勝ったか負けたかしか無いからです。いさぎよく負けは負けでしかないと認める事で、次につなげればよいのです。昨今の有名選手を見ると、大変潔い真剣なスポーツマンシップを感じて感動します。しかし、勝つ事だけが価値の全てになってしまってドーピングしてしまう選手については、本当に残念です。
お礼
プレッシャーは相当のものらしいですよね、メダルを期待されている選手は。 そのためにドーピングに手を出してしまう、というのもわかりますね。不安でしょうがいないのでしょう。 ありがとうございました。
- disease
- ベストアンサー率18% (1239/6707)
金メダルを取れば今後の生活を見てくれる国があったっり、CMなどで億単位の収入が見込めるからでしょう。 ドーピングの薬には、今の検査ではひっかからないものもあくさんあるそうですよ。
お礼
検査にひっかからない場合もあるのですか。なんと。。 ということは見つからないだけで、ドーピング選手がメダルをとったり記録を出したりしてるかもしれないのですね。。 ありがとうございました。
- patak
- ベストアンサー率23% (108/457)
国によっては生活が掛かっていることがあるからかと思います。結果によっては、国からの報奨金や、今後の生活の保障などがあります。結果の良し悪しによって受け取る金額?が変わるために、ドーピングに引っかかるぎりぎりで出場するケースがあるようです。
お礼
確かに生活がかかっており、奇麗事なんて言ってられないってのはわかる気がします。そのための手段なんですね。 ありがとうございました。
お礼
なんか深いですね。様々なデータありがとうございます。 皆さんのご意見を聞いていると、さらなる記録、勝利のためにサプリメントやプロテインの延長でドーピングという意識になるのでしょうかね。その良し悪しは別として、結果がすべて。自らの名誉のために化学兵器やクローンを作っている科学者と似たような心理なんですかね(ちょっと違うか?)。 いろいろ勉強になりました。