以前、吉野家で働いてました。
仕事中の賄いは、牛丼の「並」のみと決められていました。だから、働いている当時は毎日の様に牛丼「並」を食べていました。
さすがに毎日、普通に食べていては飽きてくるので、牛丼「並」で考えられるバリエーションを色々試して食べてました。
そんな私が考える牛丼のおいしい食べ方は以下のようなものです。
● 「つゆだく」には絶対しない。
たくさんツユがかかって、得したように思いますが結局ツユを必要以上にかけても、米のベチャベチャになって、米の触感と味を壊すだけです。
ツユの量は簡単に変えられるので、「つゆぬき」「つゆだく」「つゆだくだく」「つゆのお茶漬け状態」(これはつゆが多すぎて辛いだけでした・・・)などと色々試しました。
ですが、「普通」がうまいです。タレは通常の量で他の食材とバランスが取れるように配合、調理してあるのです。決められた規定量がうまいと感じるのは当然なのかもしれません。
たまに気分を変えてみたい時は、「つゆぬき」にしてください。純粋な米と肉とタマネギのハーモーニーが楽しめます。
余談ですが、私の知っている限り従業員は皆、「普通」か「つゆぬき」を好みます。「つゆだく」が一番うまいと言う意見は聞いた事がありません。
● お金に余裕があれば、米と肉は分ける
所謂、「別盛り」です。「ごはん」と「牛皿の並」を別に注文すると30円余分に高くなりますが、その価値は十分あります。
信じられないかもしれませんが、牛丼と牛皿では同じ材料でも味が違います。
牛丼だと、どうしてもツユがごはんに染みてしまい、肉とツユの絡みが悪くなります。その点、牛皿だと十分にツユと肉が絡むので、肉の風味が増し、味に奥ゆきが出ます。
私も、実際に食べてみるまでは信じられなかったのですが、先輩に教えてもらって食べて、味の違いに驚きました。
機会があれば、牛丼と牛皿を食べ比べてください。間違いなく味に違いを感じられるでしょう。
また余談ですが、吉野家の社長は「ごはん」と「牛皿」「卵」を別にして、肉を卵に絡めて、それを少しずつごはんに乗せて食べる。という食べ方をしています。私も、卵を一緒に食べる時はこれが一番うまい食べ方だと思います。
卵は注文すれば黄身と白身を分けてくれるので、濃厚な味が好きなら黄身だけを食べるのもお勧めです。
● 紅生姜と七味は一緒にかけない
これは意見が別れますが、個人的には一緒にしない方がうまいと思います。一緒にしても、両方の良さを消し合っている気がします。
味に酸味が欲しいときは「紅生姜」。辛味が欲しい時は「七味」。と使い分けるようにしています。
またまた余談ですが、店長が「黒コショウ」をかけるとうまいと言っていたので試した事があります。結果は、正直いまいちでした・・・
「七味」で刺激が足りないという人は好きかもしれないので、興味があればテイクアウトして試してください。
以上が、牛丼を毎日食べまくって経験から得た私なりのうまい食べ方です。
特に、「別盛り」はお勧めです。30円分値段が高くなるのが難点ですが。
参考にして、自分なりのうまい食べ方を探してみてくださいね。
【おまけの豆知識】:吉野家の牛丼のタレは現在でも微妙に変化している。
「私が働いていた当時は、新しく“りんごのすりおろし”が加えられました。企業努力に終わりはないのですね」
お礼
>す、すごい。。。牛丼5杯もいけるなんて。。。それこそ色んな食べ方が出来て羨ましい?! ああ、お漬物。。。美味しそうですね?既に唾がたまってきています。。 老人の客は、聞いた事ないですね…想像つきますけど、なんとなく…満員電車の中で携帯普通に喋ってるようなウザさなんですよね?どう注意したらいいかもわからないし…微妙です(汗 やっぱりアレはかきこんで食べるのが美味しい食べ方かな。。。喉越しを楽しむ!私納豆ご飯に卵載せるのが好きだし。ていうか卵ご飯に納豆ですね?納豆が具になるんです。 うう~ん、明日は葱とお漬物にチャレンジしてみたくなったし(汗 牛丼5杯…そういう楽しみ方もあるんですね…おもしろい…