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地デジの質問です
確か、地デジにする目的の一つに、多チャンネル化があったと思いますが、9/6のTVを見ていると、NHKは,過去に撮りためた映像を、いろんな切り口で編集しなおして,放送しています 民放は、昔のサスペンス(浅見さん、十津川警部など)の再放送ばかりが目立ちます 記憶があいまいですが、1チャンネルが6つに分けて増える?と覚えていますが、今以上に、チャンネルを増やしても、コンテンツがあるのですか 教えて下さい
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まず、地上デジタル放送(日本仕様)の仕様から説明すると、日本仕様のデジタル放送はISDBといいます。衛星放送(BS)はISDB-S、地上デジタル放送はISDB-Tとなります。CSは、欧州規格の技術を使います。 ISDB-T及びISDB-Sは、1chで13セグメントが割り当てられています。 そのうち、1つのセグメントが、携帯情報端末向けのワンセグとなり、本放送は12セグメントでハイビジョン(高精細度)放送を1ch提供できます。標準放送(SD)の品質なら、4セグメントを利用し、最大で3チャンネル、少なくとも2chを提供できます。 ISDB-T、ISDB-Sでは1chでSD放送6ch分提供は出来ません。 ちなみに、デジタルもアナログも1ch辺りの周波数占有率は6MHz(伝送周波数は5,5MHz間隔で両エッジに隙間があると思って下さい)です。 さて、本題です。 Q/今以上に、チャンネルを増やしても、コンテンツがあるのですか? A/そもそも増えるのではなく、増やすことが出来るというだけです。常に増えるわけではありません。 基本的に1chを最大3chに分割する同時多重放送は、NHK教育を除けばほとんど行われません。 その理由は、ハイビジョンのまま1chの帯域で複数の番組を多重放送ができないためです。チャンネルを枝番に分離すれば、帯域が狭くなるため、DVD並の画質に落ちてしまいます。そのため、同時多重で敢えて放送する何らかの理由がなければ、することはありません。 よって、今以上に地上放送でチャンネルが増えることはありません。 ただし、多重放送は例えば何らの理由で放送側が意図して特別番組を入れたいという場合に、D010をD011とD012に分離し、前者を番組表にある現行放送に、後者を特別番組にといった使い方で使うことが可能になります。そういう、不規則放送においては使えますが、敢えて枝番分離してチャンネルを増やすことはないでしょう。 尚、コンテンツについては、過去のものも含めて人気があれば、再放送します。 制作費などの問題もありますから、進んで新しい番組を制作するとは限りません。まあ、強いて言えばテレビ局のスポンサー収入が今後潤沢に集まる時代が再び到来すれば、枝番チャンネルで同時多重放送がされるかもしれませんが、枝番を使った多重番組放送はスポンサーの都合もあり民放ではなかなか難しいでしょう。 ちなみに、当初BSではドラマやクイズなどで枝番を利用したストーリーの変化する番組があった記憶があります。それが続かなかったと言うことは、どういうことか察して・・・ということです。 ということです。 まとめると、 今、既にデジタル放送が始まっていますが、これからチャンネルがさらに増えることはありません。あくまで、枝番放送が出来る環境にあるということだけです。実際に使われるかどうかは、放送局の意向によります。 そして、コンテンツについては、これまでにあるものが全てコンテンツです。そのため、版権整理などが出来ていれば、スポンサー収入に応じて、使うことはでき、どんどん放送用コンテンツは蓄積されます。新規の企画だけをコンテンツというならば、それは民放なら広告収入に依存します。NHKなら、その放送が求められているかどうかになります。
お礼
詳しい解説をありがとう 基本的に今のチャンネル数が増えることはないということですね そう言えば、NHK-1を受信していて,リモコンの2ボタンではなく、チャンネルの+を押して、阪神タイガースの試合を見たことを思い出しました 京都在住ですが、5で京都放送、7でテレビ大阪を見ていますが、神戸のサンテレビ、大津の琵琶湖放送は映りませんが、これは単に電波が弱くて届かないと解釈すればいいのでしょうか