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秋田犬の遺伝病
フォクト=小柳=原田病様疾患(だっけ?)という、秋田犬の遺伝病について、どんなことでもよいので教えていただきたいです。 どうぞよろしくお願いします。
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ginta961様。たびたび失礼いたします。 nyanzow様 早速のご返信、恐れ入ります。 VKH様疾患については直接関わったせいか、結構な頭数の症例報告を見てきました。 実際、症例数は少なくないのに報告数が少ない印象です。 nyanzowさんは実際に、このVKH様疾患と診断した犬を診療したことがありますか?何頭のVKH様疾患犬を臨床なさいましたか?それは同じ病院内ででしたか?(つまり同じ地区での発症でしたか?)やはりアキタでしたか?それともハスキー等でしたか? 獣医師によっては、この疾患の場合、緑内障併発急性ブドウ膜炎と診断し、ステロイド投与による治療を行なう場合もあります。その場合、患者側はVKH様についての情報を知らないままとなります。 家族性なのかメラニン関与発症性なのか、いずれにしろ予防できることは予防することが苦しむ犬を減らすことに繋がると思います。 実際問題、おっしゃるとおり、ブリーダーさんたちの情報隠蔽は疾患の解明や治療への妨げとなっています。 アキタの繁殖では、親子がけなどの極近親交配は一般的に行なわれていることで、近年やっと問題視されるようになってきました。 これもインターネット等の情報公開による進歩だと思います。 獣医療においても、一般飼い主が情報を得られるような開示が必要だと思っています。同様に思う飼い主や獣医師によって多数のサイトが公開され、情報を得やすくなってきています。今後は選択する目を養う必要性が出てくることでしょうね。
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たびたびこんにちは、ginta様。ちょっとginta様ご自身のワンちゃんのこととは話題が離れてきてはいますが、この病気に関する情報交換と言うことで、許して下さい。 私の経験の、具体的な数字を書くことはできませんが、犬種はハスキーが多く、秋田、雑種(大抵は秋田かハスキーのmix)の患者さんも診たことがありますが、個人の経験の範囲ではハスキーの数が多いようには感じます。それは単にハスキーの飼育頭数の方が秋田よりも多い、ということだと考えます。 正直な話、この病名を知らない獣医師も世の中にはたくさんいると思います。それはこの病気がやはり非常にレアであると言うこと、そして日本の獣医の臨床教育がとてもpoorであることが原因だと思います(ちょっと話題がそれました)。もうひとつは、この病気の診断は除外診断によってしか行うことができないのも、正しい診断を難しくしている原因だと思います。 治療はいずれにせよ免疫の関与が疑われますので、免疫抑制療法と、必要があれば緑内障などに対する対症療法を行います。副腎皮質ステロイド剤による初期治療にたいていは反応するようですが、奏功しない場合はアザチオプリンやシクロスポリン(これは非常に高価!!)などを「使ってみる」ことになります。はっきりした治療法は定まっていないのが現状ですが、これは他の免疫介在性疾患でも同様です。 人間の医療でもようやく患者側がモノをいうようになり、医者を選ぶことができるようになってきましたが、本来獣医もそうあるべきだし、そうなっていくでしょう。しかしそうなった場合に一番大切なのは「患者(飼い主)さんも勉強すること」だと思います。 獣医側の自己の努力はもちろんながら、患者(飼い主)さんももっと勉強され、獣医師、そして獣医師を教育している文部科学省に強い圧力をかけることによって、日本の獣医全体がレベルアップすることが必要だと感じています。
お礼
nyanzowさん、こんにちは。 nyanzowさん、Houndloverさんの話はちゃんとためになってますのでおかまいなく。 この病気については自分なりに調べてはみたものの、おっしゃるとおりレアな病気みたいですので、ちゃんとした説明が無い場合がほとんどでした。なので、この場でいろいろと聞けてよかったです。 一人の犬好きとして早いところこの病気の治療法、予防法が見つかってくれることを願っております。 nyanzowさん、Houndloverさん、感謝です!! どうもありがとうございました。またよろしくお願いします。
たびたびすみません、ginta様。 Hound様もおっしゃるように、獣医学の一般論を越えたところで光明が見つかることもあるかと思いますので、同じ悩みをお持ちの飼い主さんに思い切ってメールしてみるのも有効だと思いますよ。この掲示板では具体的な病院を書くことができませんが、そうした情報も得られるかもしれません。 >Hound様 レアな病気でも研究が必要と言うことには全く同感です。ただこの病気に関しては症例数も報告例もあまりに少なく、成果が上がるにはさらなる症例数の蓄積が必要でしょうね。 遺伝性を疑う場合、やはり家族性に発症するかどうかが大きなポイントになると思います。もし私が秋田で、明らかに家族性に発症した症例に出くわしたら間違いなく投稿するでしょうけれども、いまのところそうした経験はありません。その事もあって、何かご存じであればと思い、おたずねしました。 また、遺伝性が疑われる疾患の場合、ブリーダーさんにとっては痛い問題になりますので、情報を出すのが慎重になるケースも大変多く、そうしたことも研究を難しくしているのかな、と思います。もし毛色との関連性と家系図、発症症例をきちんと調べ上げれば何か分かるかもしれませんね。
- Houndlover
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タローは保護された時点で、すでに緑内障を発症しており、ステロイド投与による治療を試みましたが、最終的には両眼摘出となりました。 その後、口吻周囲や腹部等、皮膚の柔らかいところや粘膜部位にただれや荒れなどができ、なかなか治らない状態でした。(その頃の報告書がサイト内に見当たらないので、サイトの担当者に聞いて見ます) 現在は、さまざまな治療を施し、改善に向かっています。 里親になられた方にいろいろ聞いてみると良いかと思います。(そのサイトの関係者と言っていた者から保護プロジェクトのサイトを紹介され、たずねて来たと言ってください) 私自身が実際にケアしたことのあるこの疾患を持つアキタ犬はタロー1頭だけですが、タローの保護者の方のところには数名訪問しておいでのようです。 机上の空論ではなく、現実問題としての対処方法や本当に力になる獣医師の情報なども得られると思います。
たびたびこんにちは。 なるほど、専門家がきちんと診ているなら間違いないでしょうね。 視力に関しては、病気の勢いが治療を上回るような場合は見通しは厳しいかもしれません。ただ、この病気は、目と鼻の周辺の皮膚以外に何かしらの異常が出ることは基本的にはないと思いますので、全身的な問題が起こることはあまり心配しなくていいと思います。 犬は人間ほどは視力には依存していないようです。完全に失明しても、嗅覚に頼ったり、家の中の構造は覚えていて、ぶつからずに歩いたりできるみたいですよ。ただ、外へ出ることは怖がるようになるかもしれません。その場合は家の中の遊びで発散させるなどの配慮が必要になるかもしれませんね。
再度こんにちは、ginta様。 この病気は中年齢(3-5才くらい)で発症してくるのが一般的ですので、1才から、ということになると、もしかしたら違うかも分かりませんね。1才という若い年齢で発症する病気の場合は、先天性の病気も視野に入れて考えなければなりません。 いずれにせよ、眼科を専門に診れる獣医師や、大学病院などを受診するべきだと思います。 緑内障を併発していると、重症化すると大きな痛みを伴ったりし、かわいそうですが、末期になると眼球の摘出手術が必要な場合もあります。そのあたりをきちんと診察できる専門家を捜された方が、ワンちゃんのためにはいいと思いますよ。視力の問題に関しても、どの程度見えているかなど、専門家に判定して貰うのが適当だと思います。 なお、目以外の症状、ということですが、鼻の部分は何色のワンちゃんですか?色が抜けて赤っぽくなったり、気にして掻いたりしていますか?それから年齢、両目とも発症しているのか、目以外の体の異常があるのかなど、基本的な情報があるともうちょっとアドバイスできるかもしれません。
補足
度々ありがとうございます。 家の子は、一歳半になるくらいの、白っぽい茶で雌の秋田です。両眼同時に発病しました。鼻は黒です。ただ、今回の一番症状が重く、今回にいたるまでは黒だった唇(?)、鼻の下が色が抜けてきたようにピンクっぽくなってます。鼻の下に至っては皮が薄くなっているようにも見えます。(これは歩き回るときにぶつけて歩いて、すれているのかとも思いますが。)その他はとくに異常はないです。 眼科にはもうかかっていて、再発を繰り返しているし、治るのは難しいといわれています。最終的に手術することになるかも、とも言われました。 ただ、今は前と変わらずとても元気なので、目だけなら問題ないと思ってます。 どうでしょう?元気なら大丈夫でしょうか?
ふたたびこんにちは。他のスレッドによれば、そうみたいですね。失礼しました。たまにレポートの丸投げをする学生がいるようなので、慎重になってしまいました。 目のぶどう膜と呼ばれる部分(虹彩・脈絡膜)と、鼻の部分の色素が抜けたり、炎症を起こしたりする疾患です。黒い色素(メラニン)をもった細胞に対する免疫介在性疾患であると考えられています。 ハスキー・秋田犬で好発しますが、他の犬種でも認められます。「遺伝病」と書いておられますが、本当に遺伝するのか、原因遺伝子がなんなのかは同定されていませんので、必ず遺伝するかどうかは不明です。ただし、発症犬は繁殖には用いないべきでしょう。 治療は免疫抑制治療が有効とされています。基本的には副腎皮質ステロイド剤によって初期の治療をし、その後は長期投与が可能な免疫抑制剤に切り替えます。普通は良好に維持できますが、治療は基本的に生涯続き、また再発することもあります。
補足
今回の質問は、レポート課題などではなく、家にいるワンのことです。 家には秋田犬がいるんですが、一歳になるかならないかの若いうちに、眼底から出血してしました。眼科にいきましたが原因不明らしく、犬種からいってこの病気ではないかと・・・・。また、この子の兄弟にも失明してしまった子がいるらしいので、可能性が高いです。 ステロイド剤によって良くなったりもしましたが、再発を繰り返し、現在では緑内障を併発してしまっているようで、ほとんど見えていないようなのです。(犬の視覚の重要度についても質問させてもらってます) とても元気なので大丈夫なんだとは思いますが、この病気が目以外にも症状がでてしまうとあれば心配です。命に関わらないのであれば、今のままでも私達が何とかしてあげられると思いますので。 この病気は目以外は大丈夫なんでしょうか?何か症状はでますか?
こんにちは。 ご愛犬がそう診断されたということでしょうか? よろしければ教えてください。
- Houndlover
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VKH様疾患について研究なさっておいでの教授が東大病院においでです。 その疾患で眼球摘出したアキタのことが書いてあるサイトを参考URLに掲載します。タローという霜降りの虎毛のアキタ犬です。 里親日記をクリックしてアキタのタローを参照すると、情報が出てきます。 基本的には免疫疾患です。遺伝性を疑われます。 長期に渡るステロイド投与による治療となるようです。 アキタのタローを引き取られた方のサイトには、アキタに詳しい方々が集っておいでのようですので、そちらで尋ねられるのも手です。(現在進行形で治療中の犬もいるかもしれません) 参考URLの中のリンク集にあると思います。
お礼
回答ありがとうございます!! HPみにいきましたが、タロー君は目が見えなくてもとても元気そうなんですね。家の子も元気であってくれたら問題はないんですけど。この病気に関してまだ詳しくないので心配してしまいます・・・。 紹介していただいたHPにも聞きに行ってみようと思います。どうもありがとうございました!!
アイラブペットネットワークというHPに【フォクト=小柳=原田病様疾患】の正式な名称が載っています。 秋田犬の特徴・性格等のページ http://www.ilovepet.net/dog/dog.asp?dog_id=68 秋田犬の好発疾病のページ http://www.ilovepet.net/Dog/Sick/Sick68.asp (皮膚の病気の欄に載っています。)
お礼
回答ありがとうございます!! いろいろ調べては見たんですが、詳しく説明されているところがなくて困ってます。 もし、いいとこ発見されたらまた教えていただきたいです。 どうもありがとうございました!!
お礼
Houndloverさん、こんにちは。 どうやら一番新しくいただいた回答の欄が、私のお礼を書くのが遅れているうちに消されてしまっていたので、こちらのほうに書かせていただきます。 うちのワン(モモというのですが)は先日検査を受けましたところ、緑内障については眼圧が抑えられてきているので、まあ楽そうだと言われましたが、口、鼻の下、肛門あたりの色素の抜け方を見ると、やはりVKHであり、VKHについては進行しているんだろうと言われました。 今も薬を飲ませて抑えてはいるんですが、このまま薬を使い続けるということは、薬の副作用との戦いになると言われているため、心配です。 それ以外はとても元気で、走り回ってますし、食欲もありすぎるくらいです。 ただ、うちにはもう一匹秋田がいて、虎毛です。虎毛の発病うの割合が高いとなると、もしかして・・・、ということもありますので、情報交換できる方がいていただけると助かります。 実は急いでいたため、最新の回答にかかれていたことがはっきり思い出せませんので、もしよろしければまたここに書き込んでいただけるとありがたいです。 何度も書き込んでいただき、ホントありがとうございます!!