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紙メディア
最近新聞を取るのを止めました。常時接続に していつでも好きな時に最新のニュースが 読めるようになったからです。接続料込み でも購読代と同じですしね。新聞を印刷したり 配達するエネルギーも減り環境にもやさしい です。私の実家でもADSLは引けますし、結構な 田舎でも引けます。このように紙メディアは衰退の 一途をたどるのですか?
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- amleth
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經濟評論家の長谷川慶太郎氏によれば コンピュータの普及に伴ひ 紙そのものへの需要と消費は 減るどころか 逆に 飛躍的に伸びたとの事です.つまり 紙を單に メディアすなはち「媒體[たい]」と考へた場合 その利用自體は 一向に衰へてゐないのです.いや 衰へるどころか ますます盛んであると言へませう. これは 既に人々が デジタル化された情報と 最終的に視覺化された印刷物の共存を容認し 夫々[それぞれ]の特質を 積極的に活用してゐるといふ事です.すなはち 情報の取得にはコンピュータを用ゐ その情報の持歩きや保管には 印刷物の利便を活用する.かうした事が手輕に出來るやうになつたのは 正にコンピュータと その周邊機器の發達の御蔭です.ですから 「紙メディア」なるものを 單に 印刷された情報と解した場合 コンピュータを介しての情報の流通と 對立[たいりつ]するものと捉へては 現實[じつ]の動きに反する事となりませう.それとは別の 社會の活動や形態そのものに變化[へんくわ]が起きてゐる 或は 起きた事の方を 注目すべきでせう. さて 「紙メディア」全體の動きは上に述べたとほりですが 個別の分野では かうした變化とは逆に 人々のコンピュータの活用機會が増えるに從つて 紙の需要や消費の落込む分野も 當然[たうぜん]出て來ます.まあ あなたが仰る「紙メディア」とは 所謂[いはゆる]出版や新聞などに限つた場合の事でせうから その分野への影響は 既にかなり出てゐると言つて 間違ひ無い.これは もう 景氣の動向などの 段ではありません. と 素人の私までが言ふ意味は コンピュータの發達により これまで「紙メディア」が獨占[どくせん]し 出版や新聞を介してしか情報取得の方法の無かつた分野へも 誰でも簡單にアクセスする事が可能となり 我々の手にする 或は 手にする事の出來る情報の量は 格段に増加したからです.つまり 社會全體に流通する情報の量は 明かに増えてゐる.それにも拘[かかは]らず その著しい情報量の増加に比して 「紙メディア」發行の増加率は 遙かに低迷してゐる.いや 低迷どころか 落込んでゐる.となると つまり 事は見掛け以上に變化してゐると言はなければなりません.でなければ 一方の 紙の消費量の増加を 合理的には説明出來ますまい.すなはち 大勢自體は すでに決してゐるのです.「紙メディア」の衰退は もはや 覆ふべくも無い.これを根本的に挽囘する事は 事の性格上 不可能でせう. さて これは大變に 慶ばしい事です.かうした コンピュータを介しての情報の流通が擴大[くわくだい]する事は 樣々な面で 一般の消費者に恩惠をもたらすからです.これまで情報を「紙メディア」により獨占されてゐた時とは 較べものにならぬ情報入手の多樣化により 様々な事柄の判斷を 我々自身が下せる樣にもなつてゐる.と言ふのも 「紙メディア」を介しての情報は 彼等「業界」の樣々な「事情」からの「撰別」を受けた後に 發信されたものだからです. この「業界」による「情報の撰別」は 樣々な段階で行はれて來ましたし 現に今も 行はれてゐる.ひとつの情報が 新聞社や出版社の編集者個人のイデオロギーのみならず その勞働組合による「檢閲」まで受け さらに 書籍や雜誌は 一般には目に附きませんが 「業界」を寡占する大手取次ぎ店の「撰別」を經て やうやく本屋の店先に 取澄まして竝[なら]べられる事になる.大雜把に見ただけでも この有樣です.これでは つい先頃まで たとへば「朝○新聞」の讀者たちは 「北朝鮮による拉致などは 存在しない.捏ち上げではないか.」と半信半疑の儘[まま]でゐたのも 當然[たうぜん]でせう. もつとも かうした 「業界」による情報の「檢閲」は 「紙メディア」に限るものでは無く TV などでも 盛んに行はれてゐます.たとへば 公正である事を氣取るNHK の ニュースの項目の撰別やコメント また「ドキュメンタリー」なるものが 特定のイデオロギーに基き製作されてゐる事は よく指摘される處[ところ]です.しかも 巧妙に. かうした樣々な「フィルター」を 少なくともコンピュータを用ゐての情報取得では 囘避する事が 可能となつたのです.しかも 格段と 容易になつた.これまで資料の無い爲に 漠然とした疑ひに止まつてゐた事にも 反證[しよう]の道が開けたのです. さて では「紙メディア」は このまま衰退の一途をたどるのか ですが ますます落込む事は 疑ひやうも無いでせう.しかし まあ この世から 文字が消えて無くなる譯[わけ]では無し 我々部外者は 高みの見物を決め込んでゐれば良いのです.殘るものは殘り 消え去るものは消えるが この世の 習ひです.我々の方は コンピュータの畫面[ぐわめん]から 良質の情報を見附けたら プリント・アウトして 手許に置けば良いのです. それに さう簡單には 消え去りなどしませんから.あの舊[きう]社會黨[しやくわいたう]ですら 社民黨などと名前を變へて 恥づかしげも無く 生き殘つてゐるではないですか.しかも 支持者も 無くなりません. それに 良質な「紙メディア」といふものも 今日 疑ひも無く存在し 書籍としてしか また「紙メディア」を通じてしか 接する事の出來ぬものも 無數にあります. さても さても かうした議論を かつてグーテンベルグが 印刷機を發明した頃の人々なら どう判斷するでせうか.元來書籍といふものは 總て手書きであつたのです.手許に情報を確保しておく爲には それ相應に禮[れい]をして 書き寫[うつ]す他 ありませんでした.今はそんな事をする人は 極めて稀[まれ]な趣味人のみでせう.しかし 當時[たうじ]は それを實質[じつしつ]的には 職業としてゐた人も あつた筈です.當然に 樣々な風當[あた]りを グーテンベルグと印刷機は 受けた事でありませう.聖書の普及が 良かつた事か惡かつたか 弊害も無かつたとは 言へますまいが ともかくも變化[へんくわ]は起り 今日「紙メディア」の存在そのものに 難癖を附ける人も ありません. さてさて この先 どのやうな展開となつて行くのか こんな比較を愉しみながら 私の方は ゐるのですが.
- Shitsukingo
- ベストアンサー率22% (15/68)
確かに紙媒体はなくならないとは思います。読むこと自体に意味がある場合は紙の方が有利でしょう。 ただし、新聞・雑誌については地位が低下していくのは否めないのではないでしょうか。 これらの媒体は他の媒体と比較した場合、速報性が低いということもありますが、それより内容に無駄が多いです。 新聞をすべて印刷するのは大変というご意見がありましたが、毎日新聞を隅から隅まで読む人ってあまりいないのではないのでしょうか? 大体が見出しをぱらぱら見て、気になるところだけ詳細を読むという人が大半でしょう。 それであれば、インターネットのニュースサイトの方がはるかに便利です。画面で読みにくければ、そこだけプリントアウトすればいい話ですね。 もっと突っ込んだ情報が欲しい場合は、インターネット検索で情報収集すると、新聞の解説なんかよりもっともな意見があったりします。 確かにインターネットでは、パソコンの使い勝手が悪いということが普及の妨げになっている言うのはもっともだと思います。 でもその辺は携帯がカバーするのではないかと予想してます。 いずれにせよ、紙媒体は何らかの対策を考えないと、過去のメディアとして隅に追いやられるような気がするのですがいかがでしょうか。 ちなみに私個人は今新聞を取っていません。新聞紙がたまる一方になるので。(笑)
- whitepepper
- ベストアンサー率27% (683/2442)
検索が目的ではなく、単に読むのが目的である場合、パソコンに取り込めるデジタルデータと紙媒体が並んでいたら、私は迷わず紙媒体を取ると思います。読むのには紙媒体のほうが断然便利です。 毎朝、毎夕、雨の日も風の日も雪の日も欠かさず届けられる紙媒体に代わるべく、インターネットからダウンロードしたデータをプリンタで出力すると、膨大なコストと時間がかかります。およそ月々数千円ではできません。 ご質問の新聞に関しては以上です。どちらかというと、なくなってほしくありません。また、古新聞がなくなったら、いろいろな作業をする上でとても困ります。 ただ、印刷物でなくなったほうがいいと思う分野はあります。分厚いカタログですね。滅多に見ることはないのに、毎年毎年新しく作られるカタログは早くなくなったらいいと思います。間違いなく資源の無駄ですし、製造メーカーの利益も圧縮してしまいます。製品価格を通してコストを負担させられるユーザーにとっても、邪魔になることこの上ない。これこそ早くDVD-ROMかウェブサイトに代わればといいと思います。
出版従事者です。 #1の方の意見同様、紙媒体は当面の間は生き続けると思います。 確かに紙媒体の発行数は、ここ数年でかなり減少してきました。ブロードバンド化が進んだからというのだけでなく『不景気の長期化』『競合媒体の多数出現』『生活の多様化』など理由は様々です。 しかしながら、『今後生活様式が大きく変化しない限り、紙媒体や紙資料無くして生活は成り立たない』というのが、私の個人的な考えです。 なぜなら、例えば... ●科学的かつ医学的側面から見ると、人が成長する過程で、紙媒体は必要不可欠 ●仕事や勉強をするとき、すべてがデジタルデータでは、やりにくくないですか? ●情報をフルデジタル化してストックするには多大な手間と費用が掛かりますが、これらはどうしたら良いのでしょうか? ●情報を短期間のみ手元に残したい時、切り抜いた方が便利で簡単ではないですか? ●デジタルデータのカタログと紙カタログ、どちらが本物に近く見え、信頼性が高いですか? ●対処が難しい“契約書”や“証明書”のフルデジタル化はどうしたら良いでしょうか? などなど、色々な問題をクリアしない限り、紙や紙媒体の方が『必要』かつ『便利』だと思えるからです。 (パソコンや周辺機器を買う時、各メーカーがWebサイトで詳細情報や画像を公開しているにもかかわらず、販売店で紙パンフレットもらったりしませんか?それと同じだと思います) なお、当社では紙媒体を発行するととも、Webサイトで最新ニュースや情報を毎日配信しています。私はそのサイトのウェブマスターでもあります。 そのサイトでは今現在、膨大な量の情報をデータベース化してストックし無料公開していますが、サイトやデータの運営・管理はとても大変で、時間と人手と高額費用を要します。 一般ユーザーの中には『Webサイトにある情報は無限大』『情報は個人ストックしなくても、ネット上に常に存在している』と思われている方も少なくないのでしょうが、サイトが閉鎖されたり情報公開が中止されれたらどうしますか? …何の意味もありません。 (実際に閉鎖・中止した新聞社サイトも多数ありますよね) これを回避するために、個人でデータ化したり印刷するのであれば…結局、コストがかかるわけです。 また、今後は今以上に“デジタル情報の著作権”について厳しく規制・処罰されることと思いますので、公開された情報の無断コピー・印刷・ダウンロードは簡単に出来なくなってくるでしょう。 >新聞を印刷したり配達する >エネルギーも減り環境にもやさしい これは印刷・出版業界に関わらず、色々な業界や産業において、今後改善・対処すべき大きな課題のうちの一つです。 しかしながら、経済効果や雇用問題の面から考えると、単純に『減らす=良い』とは限りません。 社会は、色々なことが複雑に絡み合って、成り立っています。 確かに『理想論』や『目指すべき方向性』というのは存在しますが、簡単に移行できないのが現実です。 また、ADSLは大変な勢いでは普及し便利ではありますが、そう遠くない将来には、違った形の新しい技術による“情報の送受信”方法が確立されることでしょう。 そうした時代になれば、メディア自体のあり方や状況も大きく変わっていることと思いますが…#1の方が書かれたとおり、なんだかんだ言ってもしばらくの間は共存・共栄して行くことになるのではないでしょうか。 どちらの媒体にも、便利・不便利な面があるのですから...。
- cliomaxi
- ベストアンサー率33% (2921/8736)
インフラが整ったからと云って全世帯がパソコンを導入するとは限りません。 また、インタ-ネットも実際はインフラの構築、整備やサ-バ-は常時電源が入ってますし読むにもパソコンを起動させるでの(電気を使う)エネルギ-消費を考えるとそんなにエコになるとも思えないんですけどね。 個人的意見ですが、新聞なら隅々まで読む事は出来ますが、パソコンの画面のテキストを読むのは結構苦痛です。 ですからネットも紙メディアも棲分けをしながら続くのではないでしょうか。
- may54
- ベストアンサー率15% (11/69)
印刷に関係する仕事をしています。 確かにここ数年で印刷需要が減ってきました。 その分、Webコンテンツなどの仕事が増えてきたように思います。 私は印刷とWebの両方の仕事をしていますが、 紙媒体は減ってしまうかもしれないけどなんだかんだいって、残ると思います。 リアルなものはやはり強いです。 どちらも違う特長があるので、ミックスして使えば共存できるし、より豊かな表現や企画が可能になると思います。