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出版不況と若者の活字離れ、読書離れに関して
俗説を排して有効な対策を打ち出すにはどのような取り組みが必要でしょうか? 皆さんのご意見をお聞かせください。 http://www.sogotosho.daimokuroku.com/?index=hon&date=20090831 http://macs.mainichi.co.jp/space/web005/02.html http://www.j-sla.or.jp/material/research/54-1.html
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- 畑山 隆志(@deltalon)
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問題が絞り込めていない。 出版不況というのはたんに本が売れませんと言う出版社の都合。そもそも際限なく成長すると考えるほうがおかしい。 活字離れと言うが、その若者たちがどれだけの活字に触れているかの基礎的なデータは現在ではまだない。その活字というのはもちろん出版物だけではなく、ウェブでの表記や看板やチラシも含めないと正確とは言えないとおもう。 もし人間の認識能力として、一日の取り込む(本やネットすべての)文字量が計測できれば、その水準が文字を使う人間の情報処理の限界ということになる。そうなれば出版点数の減少の原因が明確になるだろう。 ただ、出版に限って言えば、本をおいておく物理的限界が妨げになる。本好きが際限なく本を集めたがるのは衆知のこと、さらに背表紙をみて(自己満足かもしれないが)イマジネーションをもらうこともあるので、このままでは自炊では難しい。 そこで本のカテゴリーを大きく分けておくことが考えられる。つまり物語形式の本とデータ中心のハウツウ本など。データ中心であれば自炊やデータベースで充分なので、ネット形式ということになる。特にマニュアル関係(あんなごつい本を読んでいる人がいるとは信じられない)。つまり非線形型 物語形式のものはやはり従来の本で読んでいくのがいいだろう。(ミステリー本で、犯人にリンクが貼ってあったりしたら悲惨。)つまりは線形型。 要は何を問題にしているのかの正体を見極めるほうが先のような来がする。
リンクを読む限りでは、「若者の活字離れ、読書離れ」は俗説で、売れる本や雑誌が作れない旧来の紙メディアの出版社なんかが、自分たちの無能を証拠も無く若者に押しつけているだけ、というのが真相ということのようです。 但しリンクは率や一人当たりの冊数で考えており、率が上がっても若者の総数が減っているので、若者の読書人口は減少して、若者向けの本が昔より売れなくなっているのでしょう。若者に昔の若者の倍の本を買えとか言われても、ケータイ代も払わなくてはならないので、これ以上は無理でしょう。いずれにせよ「若者の活字離れ」はぬれぎぬなので、これに対する有効な対策は不要ということになります。 出版不況は俗説では無さそうなので、これに対する「有効な対策を打ち出すための取り組み」についての意見を募集しているということなんでしょうか? 読書と年齢の相関関係(↓)では、 http://www.sogotosho.daimokuroku.com/?index=hon&date=20090902 60歳以上から読書率が下がっていますが、今は読書率の高い年齢の人口が減少して、読書率の低い年齢の人口が増えていますから、日本全体で読書をしている人口は減っていると思われます(別に計算したわけではないので、違うかもしれません)。 従って、60歳以上の人にどうやって本を読ませるのか、本を買わせるか、が課題でしょう。 以前と違って裕福な年金生活は期待できないので本を買えないのか、目が悪くて本が読めないのかは、私にはわかりませんが、読書率が下がる原因を調べる必要があるのではないでしょうか? でも今は出版不況と言うより、一方通行の紙媒体から、インターネットというより優れた媒体にに置き換わっただけだと思います。これからリタイアする人たちはインターネットは使える人の方が多いと思いますので、少ない年金生活で安定的に暮らすためには、本を買うよりもインターネットとなる傾向が強くなるんじゃないかと思います。