- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:家具への柿渋塗装について)
家具への柿渋塗装と表面の色落ちについて
このQ&Aのポイント
- 古い京水屋(木材製)を持っていて、内側の木材にかびがみられたので、柿渋で塗装を試みましたが、表面が白ぽっく覆われた部分ができてしまいました。
- 愛着ある古い家具を長く使いたいと思っているため、きれいに塗装する方法や対策を教えていただきたいです。
- また、重曹水で家具の表面の赤黒い色が落ちてしまった場合、どのように対処すればよいでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
古いお堂(文化財等)の修復工事などを手掛けているものです。 まず、木材を洗う時に重層は使わないほうがいいです。特に塗装されていない白木に使うと粉が吹いたりシミができたりします。手順としては 1.竹酢液を1000倍程度に薄めて噴霧器、またはハケで白木部分に溶液を塗る 2.5~10分後に水洗い、または水拭きをする 3.汚れがひどい場合は上記を2~3回繰り返す 4.翌日等、乾燥を確認したら柿渋をハケで塗る 5.塗ってからすぐに乾いた布で拭き取りをする 柿渋ですが、専門的には2度~5度まであり、数字が大きいほど熟成したものになります。熟成したものほど数週間から数ヵ月後にはタンニンによりこげ茶色に濃く変色しますが木材保護に変わりはありません。色が濃くなるのが嫌で熟成の浅い柿渋を使いたいとき手に入らなければ、水で薄めて使用してください。1~3回塗れば木材保護になります。 大切な物の場合はホームセンターなどで材木を購入するか、古材で実験してから施工するほうがいいですよ。現在白くなったものは、補償はできませんが、一度水洗いをしてから柿渋を塗られてはいかがでしょうか。とにかく水分を吸いこむものに重層は使わないでください。 家具の弁柄色の項目ですが、塗料が漆なのか弁柄なのかがわからないのであてずっぽうになりますが、弁柄は鉄からなる赤い粉です。これを膠や樹脂、漆に溶いて塗装をすることがありますが、年数がたつと表面が劣化して風化しやすくなります。これを重層で洗うとクレンザーで磨いているようなものですから当然色が落ちます。塗装面に艶があるようでしたら水を固く絞った布で優しく拭いてください。
お礼
お忙しいところ、大変詳しく教えていただきありがとうございました。 とても助かりました。 水屋は、古きよき色合いも保ちつつ、ピカピカとリビングで鎮座しています。 なぜか古風なものがすきなので、取り扱いについても今後ちょっとお勉強してみます。
補足
こんにちは、専門職からご連絡いただきとってもうれしいです。 がんばって、まずは、水屋を水拭きしました。 白くなっていた箇所もなくなりました。 重曹が結晶となっていたんですね。 以後、木には、重曹を使わないようにします。 教えていただいた方法で、きれいに仕上がりました。 ありがとうございます。 追加で質問させていただいてもいいでしょうか? 重曹で、水屋の外側の側面をきれいに磨いてしまった箇所の 塗装がはげてしまって、困っています。 手持ちの弁柄(色的には、平安神宮の朱色に近いです)を塗ったら、元々が、茶色が強い水屋なので、浮いた感じになってしました。 どのような補正方法があるでしょうか?