治験薬の副作用と医者の法的責任
製薬会社で開発中の新薬については、事前に動物試験と人体治験を経てから新薬の認証につながるということですが、私は医者から治験に参加することを勧められ、説明書を読んでから同意書にサインし、昨年秋から6ケ月間の治験薬の服用を開始しました。
開始後、しばらくして別の症状に悩まされ始め、医者に相談しても副作用とは認めないまま苦痛を受け続け、最終的に自分の判断で治験を中断すべく申し入れしました。
より具体的には、下記のような経緯ですが、予期せぬ重篤な症状に悩まされていても、副作用だとは認めないで、更に1ケ月の苦しみに、なんら対応しなかった医者の姿勢に憤りを感じます。
こういう場合の医者の責任をどのように判断すべきかについて、質問いたします。
治験を中断して3週間経緯した今、体調は回復してきていますので、副作用だったのは明らかだと思いますが、たとえ責任の存在するケースであっても、今後の診療や近隣付き合いなどを考えて、具体的な抗議や訴訟などの行動はとらないつもりです。
しかし、次回以降の診察をうけるときの、こちらの認識として、責任関係を知っておきたいのです。
{経緯}
1.私は、10年以上もA医院で病Bの治療中であり、8種類の薬Cmixを処方されてきています。
2.昨年8月に病Bとは異なる症状Bbが起きて、9月初めにD病院の担当医E先生の治療を受けました。その時上記1.の診療経緯と処方Cmixについて、書面で報告しました。
3.症状Bbは、処方薬Ccのお蔭で回復し始めましたが、E先生から治験薬Cnを勧められて同意し、9月末に治験を始めました。治験説明書には、既知の副作用も詳述されていました。
4.12月に入ってから、病Bとも症状Bbとも異なる全身の症状が、発作的に起きはじめて、年末から新年にかけては相当ひどい状態でしたので、1月の診察時に各症状を記載した文書をE先生に提示しましたが、治験薬Cnの副作用ではないとの判断で、むしろA医院に相談すべき症状で、治験は継続しても構わないとの返答でした。
5.1月末に、A医院でも同じ文書を提示して相談しましたが、治験薬Cnの影響の可能性がありそうだとの判断で、E先生に治験の中断を相談した方が良いと、やんわりと、アドバイスされました。
6.2月初めのE先生の診察時にも副作用の可能性を否定され、私の判断として治験中断を申し入れ、私からの依頼で、元の処方薬Ccに戻してもらいました。
7.以来3週間の今、急速に回復してきております。治験薬CnとA医院のCmixのどれかとの複合的な副作用が、医療の素人である私でも推断できます。治験関係者にも既知ではなかったかもしれませんが、専門医なら当然判断できることだと思います。
よろしく教示のほどをお願いいたします。
お礼
回答ありがとうございました。いろんな副作用が考えられるんですね。説明をきちんと受けて、納得できる治験に参加したいと思います。