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小説的に文章が上手い人は?
僕は小説家になりたいです。 小説家になるには、よく読み、よく書くことが大切だと言われています。自分なりに本をたくさん読んでいるつもりです。私はいわゆるライトノベルというジャンルの賞に応募しているのですが、いくら、ライトとは言え、文章力が必要だと思います。 そこで、 文章を書くのが上手い小説家を教えてください。ジャンルは問いません。回答者様の主観的な感覚による判断で構いません。 ちなみに僕は高校生です。 僕としては中原中也は詩ですが上手いなぁと思います。
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辻村深月。 ライトノベル作家ではありませんが、ライトノベル的な作家です。 唯川恵も読みやすいかな。あとは森見登美彦。あの人は自分の書き方を確立してます。 古典だと太宰治が比較的現代的で若者に人気みたいです。私は森鴎外も良いと思いますけどね。
- mokha
- ベストアンサー率44% (103/234)
月並みですが、川端康成や三島由紀夫、夏目漱石の作品は綺麗な文章ですよね。 最近の作家でなら米澤穂信の文章は整っており読みやすいです。『古典部シリーズ』『小市民シリーズ』がおすすめ。ライトノベル作家なら秋山 瑞人は一瞬を切り取ったような、瞬間的な描写が素晴らしいです。『イリヤの空、UFOの夏』は高校生くらいに読むと一番面白いのではないでしょうか。 質問者様のおっしゃる通り私の主観的な感覚による判断です、購読する前に一度自分で調べてみてください。
こんにちは! 『京極夏彦さん』をお薦めします。 妖怪小説の「百鬼夜行」 冒険小説の「今昔続百鬼」 ミステリーの「魍魎の匣」 探偵小の「百器徒然袋」 等々、一つのテーマではなく、多ジャンルにわたり活躍されてます。ご参考になれば幸いです。 失礼しました。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
お礼ありがとう。 では、ふたり紹介します。 フォーチュン・クエスト 深沢美潮さんの息の長い作品です。 ライターさん出身で、ニフティサーブのSF掲示板のシスオペさんをされていました。テーブルトークRPGにも詳しく、第三者の視点からみた優しいふんいきの文章が書ける作家さんです。 なにより、華美な文章を使わずに情景を描ける才能は私は好感が持てます。 スレイヤーズ! 神坂一さん。 上記が、慎み深い文章であるのと対照的に、オラオラー!の文章です。勢いで一気に読ませるタイプ。敬遠したくなるほどの構成力の緻密さを、いい加減に見せた文章で覆い被せたもので、大きなストーリーを目先のドタバタで繋いでいくおもしろさがあります。 どちらの作家さんも、未発表の作品を、読者さんに見せたら、登場人物や作品名がなくても、作家名が分かるような独自の文体を持っています。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
人に聞いた時点で、こういうアドバイスになるなぁ。 上手い人の真似をするのではなく、売れている人の真似をしましょう。特に、初期に宣伝をしていないのに売れている作品は、普段、本を読まない人が読むことが出来る特徴を備えています。 確かに文章が下手な人もいますが、下手なりに、売れるための工夫が随所にされています。 もしドラ なんて、参考になると思うけど。古典的なら、星新一さんの作品かな。 こういうサイトではなく、個人的な相談だったら、まずは、自分の世界の骨格にしたいような惚れた作家さんを探すことを奨めていると思う。でも、応募をはじめちゃってるってことは、そういう段階に戻りたくないでしょうし。なら、採用されるためのテクニックを磨くのを先にしてもいいかも。 ホントは持ち込みをして、誰かの編集者の下につけるといいんだけど。才能があるかもと思われたら、ずっと厳しい指導を仰げるはずなんで。
- rkd4050
- ベストアンサー率60% (112/184)
古井由吉『杳子』 ストーリーや題材ではなく、三人称の視点移動技術で眩惑的な雰囲気を作り出している作品。 奥泉光『ノヴァーリスの引用』 4人が飲みながら思い出話をしているだけの状況からサスペンスを仕上げている作品。単に「昔の同級生の自殺が殺人だったとしたら」という仮定で推理ごっこをしているだけなのに、これだけスリリングに見せられるのはすごい。 トーマス・マン『魔の山』 説教臭い内容は退屈に感じるかもしれないですが、描写技術の塊のような小説で、技術的には見所いっぱい。見た目が分厚いので敬遠されがちですが、その実態はショート・エピソード集なので、そういう意味では読み易いはずです。 アガサ・クリスティ『ゼロ時間へ』 多数の登場人物を巧みに書き分けている作品。ミステリーとしても独特の構成をしており面白いですが、技術的に人物描写や処理の仕方は参考になるはず。 あとは、少し趣旨とはずれますが、読んでおいた方がいいと思われるものを。 ラブレー『ガルガンチュワとパンタグリュエル』 巨人の一族の物語と絡めながら、当時の世相を風刺しまくった小説。16世紀の作品とは思えないぐらい馬鹿馬鹿しくて面白い。最近ちくま文庫から、下品な言葉を使いまくった読み易い翻訳が出たので、読むならこちらをおすすめ。 セルバンテス『ドン・キホーテ』 近代小説の始祖にして、内容からしてもライトノベルを書く上で充分手本になる作品。 ミハイル・バフチン『小説の言葉』 小説ではなくて論文ですが、小説の文章について考えているなら、理論面での助けになると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 だいたい岩波文庫にありそうですね。 本屋に行ってきます!
- shouwanoko
- ベストアンサー率40% (2/5)
本当に主観ですが、「文体」というものを初めて意識した小説があります。 それは村上龍の「KYOUKO]です。 アメリカを旅する主人公キョウコについて様々なアメリカ人たちが語る事でキョウコ自身を浮かび上がらせるという小説ですが、それぞれのアメリカ人の語り口(作者の表す文体)が、彼らの境遇等により微妙に違っていて、同じアメリカ人同士といえども階級や人種の違いに隔てられ自由に交わる事はできないのだな、という事が自ずと知れてしまう仕掛けになっています。そんな彼らの見えない垣根を軽やかに駆け抜けるキョウコという人物が本当に魅力的に描かれています。 よかったらご一読下さい。
お礼
村上龍さんは読んだことがないので、僕に新たな世界が開かれるかも知れません。 回答ありがとうございます。
お礼
たしかにおっしゃっておられることは分かります。 僕もそう思います。他の回答者さんには申し訳ないですが、自分の感性が大事ですから、自分のフィーリングで選ぶべきです。 しかし、今回は他人の視点や、僕の情報網に引っかからない本を知りたかったからです。 回答ありがとうございます。