• ベストアンサー

太陽光発電のソーラーパネルの材料

太陽光発電のソーラーパネルの材料にはシリコンが使われると聞いたことがありますが その原産国としてはどの国が一番たくさん採掘しているのでしょうか? またその利権は何処がもっているのでしょうか? 太陽光発電を推進することによって一番喜ぶのはだれでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

>その原産国としてはどの国が一番たくさん採掘しているのでしょうか? シリコンの材料となる酸化物(SiO2)は地球上のどこにでも存在し入手可能です。 従って、どの国の採掘量が多いかという統計データは有りませんので不明です。 シリコンの原料は二酸化ケイ素(SiO2)で、ガラス、磁器など至る所に使われています。 鉱物としては岩石の主要構成物であるので、極一部を除きほとんどの岩石に含有されていると言って良いでしょう。 SiO2の結晶を水晶と呼んでおります。鳴き砂やクレンザーの原料として有名な硅砂も100%近くSiO2からなります。もっと我々に身近な岩石名としチャート(珪岩とも言います)が有ります。これは白色(不純物の含有によって色がつく)のガラス質の岩石で、殆どがSiO2を骨格とする生物の遺骸からできております。 >またその利権は何処がもっているのでしょうか? 各鉱区の採掘権が各企業が申請して採掘となりますが、石油メジャーのように特定の企業が独占していると言うことはないようです。 一方、半導体の材料として国際的に取引されているのは、原材料のSiO2ではなく加工して作られた金属シリコンです。 金属シリコン(Si)を製造するにはSiO2を還元する必要が有りますので、その為に大量の電力が必要となります。従って『電気代が安い所』で大量生産できる国が、金属シリコンの最大輸出国となります。 以下、信越化学のHPから http://www.silicone.jp/j/contact/qa/qa001.shtml#5 --------------------------------- Q どこで生産しているのですか? A 金属ケイ素の製造には膨大な電力を消費します。日本では石油危機の影響もあり、1982年をもって国内で生産するメーカーがなくなり、現在は全量輸入されています。主要生産国は比較的電気代の安い米国、ノルウェー、オーストラリア、ブラジル、南アフリカ、中国などです。金属ケイ素の世界の年間生産量は約90万トンです。信越化学では、100%子会社のシムコア社(オーストラリア)で金属ケイ素の製造をしています。 --------------------------------- また日本の金属シリコンの輸入元は以下の財務省の統計データから分かり、輸入量の多い順からドイツ、英国、タイ、中国となっています。 http://toukei-is.com/h/?p=51501&f=00&ie=&en= >太陽光発電を推進することによって一番喜ぶのはだれでしょうか? ・太陽電池製造メーカー 次いで ・太陽光発電の補助金目当ての会社(ソフトバンクなど) ・太陽電池を製品にする家電?メーカー ・ソーラーパネル設置業者、およびそこから献金を受ける政治家 ・そこに天下りポストが確保できる官僚 ・自分の意見を通すことのみを目的とする市民団体(自己のエゴの為、他人が貧乏になっても知ったこちゃ無い・・という人達) ・太陽光発電の広告費が期待できるマスコミ(TV・新聞) >一番損するのは 電力会社への自然エネルギー買取迷惑料を追加電力料金として強制的に払わされる一般国民。 最後に、シリコン型太陽電池の電力変換効率は25%で頭打ちで将来向上する見込みはありません。 また近年、化合型太陽電池が発売されシリコン型の1/10の価格となることが見込まれています。また近い将来化合型太陽電池の変換効率が40%に達すると予測されています。 またシリコン型は、他の半導体と同じ材料を使いますので、太陽電池の需要が高まりますと他の半導体の高騰を招きます(例えば、メモリ・CPU価格の高騰など) つまりちょっと待てば1/10価格の太陽電池が手に入るにも関わらず、今現在すぐに企業の販売・設置工事に結びつく製品を購入させようとする意図があるように思います。(一歩譲って不況のさなかですので、産業振興には必要なのかも知れませんが)。

chihaya48
質問者

お礼

大変わかりやすくかつ当方が知りたかった内容も的を得て答えていただきありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (3)

  • Ciccino
  • ベストアンサー率38% (155/405)
回答No.3

シリコン自体はその辺の空き地などに転がっている石ころにも沢山含まれています。 ただソーラーパネルや半導体としてシリコンを使うには純度を高めないと使えません。 半導体として使うには純度99.999999999までにしないといけませんし。 http://www.youtube.com/watch?v=-GQmtITMdas&feature=related ↑のAMDの動画で砂から半導体(ICチップ)になったりする過程が映像で見れると思います。 最初から石ころを集めてシリコンを出すのではなくて。金や銀、リチウムなんかの希土類を採掘した時に出た残りカスが純度の高いシリコンということになります。シリコン目当ての人間から見れば金や銀やレアアースは不純物にすぎませんしね。この関係のバランスでレアアースが沢山取れる中国なんでしょうね。レアアースで儲けつつ、搾りカスのシリコンをさらに利用するみたいな感じです。 一番喜ぶのは鉱山の所有者、精製のノウハウを持つ半導体製造装置などのハイテク産業かな?・・・

chihaya48
質問者

お礼

回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.2

シリコンの原料は二酸化ケイ素で、これは日本でも産出でき、どこの国にでも当たり前にあります。ただコストが違うので、低コストの国が輸出しているというだけです。 コストというのは人件費、輸送費、電力費、公害対策費、管理費、安全対策費などなどですが、日本はどれも高い高コスト体質なので、国内で産出するより海外から輸入するほうが安上がりになってしまう。 というわけで、日本は中国からもっぱら輸入しています。中国は戦前の日本のように鉱山の安全対策にもお金をかけないし、その国内石炭が発電の主力なので、電力費も安い。そういう国が競争力が強いわけです。利権?意味が分かりません。 太陽光発電を推進することで一番喜ぶのは地球温暖化に苦しめられている貧しい国です。シリコンそのものはもともと半導体の原料であって、シリコン半導体の応用分野の一つが太陽電池だというまでのこと。

chihaya48
質問者

お礼

早々の回答をしていただきましてありがとうございます。 やはり中国産が安いわけですね。 大変参考になりました ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#194317
noname#194317
回答No.1

シリコンは稀少資源ではありません。むしろ地殻の主成分の一つで、資源量は無尽蔵にあります。日本国内でも多量に採れます。シリコンを含む代表的なものは「砂」だと言えば、どれほどお手軽に採れるか解りますよね。ただし砂の状態からシリコンにするには多量の電力が必要なので、電力が安く手に入る国が有利になります。ありふれた資源なので原材料費はほぼ問題にならず、加工に要する電気代だけで差が付く、と。なので鉱山利権を買い占めるなんてことは不可能ですし、投機の対象にもなりようがありません。 太陽光発電を推進して喜ぶのは、機器を作っている電気屋と、そこに利権を見いだした人たちでは?油断してると、後者の暗躍は今後あり得そうですね。

chihaya48
質問者

お礼

早々の回答をしていただきましてありがとうございます。 もっとレアメタル的な希少鉱物かと思ったらそうではないのですね。 大変参考になりました ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A