こんにちは。
そのサイズになると、所謂特大ケースに匹敵するサイズです。
大きいのは構いませんが、割り出しが大変になってくるのでヒラタだと中ケース程度が扱いやすいと思います。
また、空振りを防ぐには最初から産卵セットを組んで投入するより、小さい容器で産卵セットを再現して、マット中に産卵するか確認してから本番のセットを作るという方法もあります。
私の場合、小~中型種やマット&材産み外産ノコギリで小ケース。
中~大型のマット&材産み種、フタマタ属など材産みメインには中ケース。
ウエストウッディやボーリンフタマタなど材を多めに入れて選択肢を増やしたい場合で中~大ケース。
大~特大ケースはまず使いませんし、使ってもギラファノコギリを本気でセットする時ぐらいですね(一度のセット放置で100頭ぐらい採りたい場合)。
ホワイトアイのギラファが流行った時は特大ケースで1セット130頭以上採取致しました。
ケースのサイズは、材を入れる本数、雌の大きさ、平均的な産卵数を目安としています。
小ケースでも多産すれば実際一度に100頭以上採れますし、ギラファなど多産で徘徊が激しい種は大きいケースの方が安全です。
大昔は発酵マットを使用せず、未発酵のマットで先述のセット内容を作っていました。
これでも当時まだ高額だったアンテや、勿論ヒラタもブリードしていましたね。
チップも粗かったので、この時は篩掛けして微粒子を堅詰め部分に使用していました。
仰られる様に無理に発酵マットじゃなくても構いませんが、所謂根食い系や効率よくマット産卵させようと思えば発酵マットの方が有利ですし、チップ状だと堅詰め出来ないので徘徊するだけで産卵までには至らない事が大半です(種類によってはこの限りで御座いません)。
割り出し時も発酵マットの方が発見しやすく、孵化直後から栄養価の高いエサを摂取出来るので、発酵マットを使用しています。
メソトプス(タラレギ)・アロトプス(オウゴン)属の様に材に穿孔して産卵床を形成する種ならチップ状の未発酵マットで構いませんし、大げさな話 無機質の物でも構いません。
でもマット産みする種であれば、マットも産卵しやすい環境にしてやる必要がありますね。
材は入れてらっしゃる様なので、現状では材メインに産んでいくと思います。
ただあまりに材が堅すぎると埋戻しが上手くいかなくて落ちたり、孵化後に穿孔せず零れ落ちた若齢幼虫がマット中にいる事はあるかもしれませんけど。
体力の消耗もそれだけ激しくなるし、顎欠けの原因にもなります。
現状はマットに産卵しにくい状況ですから、選択肢を少なくしてしまっていますよね。
材は基本的に持ってみて軽いもの、切り口が毛羽立っているものが柔らかいです。
もしサキシマのブリードで材を入れるなら、私なら堅すぎず柔らかすぎず、平均的な材を選択すると思います(太さはMサイズ程度)
というより、私は最近アンテ・ヒラタには材を入れない方が多いですけどね(というより最近それらの種はやっていませんが…)。
ホームセンターだと管理が酷い場合があるので、材やマットは業者から直接買い付けた方が良いかと思いますが如何でしょう。
因みに私は材・マット・ゼリーなど、全て違う業者から購入しています。
堅い材はマットに長期埋め込んだり、加水後に冷凍・解凍を繰り返す事で繊維間を押し広げて柔らかくなりますが、新しく購入した方が手っ取り早いです。
不安でしたらマット・材を再検討し、新たに産卵セットを作ってみては如何でしょうか?
念の為に今のセットはそのまま1~2ヶ月管理し、また割り出してみると良いと思います。
個体差も環境差もあるので必ず良い結果が出るとは限りません。
ただ、選択肢は少ないより多い方が有利です。
ベストの状態に出来るだけ近づけてやる事が大切で、そこが試行錯誤しがいのある部分と思います。
失敗を恐れず何事も経験していけば、自分なりのスタイルも出来てくるし、今後に繋がっていくと思いますよ。
ご参考までに…。
あと、もしコバエが涌いている環境だとビールにめちゃくちゃ集まってきますから、そのまま飲んでしまう事があります(ーー゛)
ご注意下さい。
お礼
早速の回答アドバイス ありがとうございます。 めちゃくちゃ参考になりました! 一応 やはり中サイズで新たにセット組む事にします。ただ石垣島にはペットショップはありません、、ホームセンターか100円ショップにしかマット、餌、材なんかは売ってません。 とことん試行錯誤しながら飼育したいので ネットにて購入したいと思います(ちょっと調べたら菌糸、マット、餌、材と全て結構な種類があるようで迷ってます。離島だし送料も高くつくので同業者様で探してみます)。 ほんと詳しい説明アリガトウございました! 尚、コバエは未だ居ませんので 今宵もビールと共に観察です!70mmアップに会える様 頑張ります!