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エアコンの風量を下げると除湿効果が高くなる理由
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1065226780 こちらの質問で >ドライの場合、室温を下げる能力と、湿度を下げる能力の配分を、湿度を下げる能力の側にウェイト>をかけるというのは、除湿である以上当然ですね。 >そのためには、室内の風量を下げる必要があり、風量の断続運転はそのためです。 と書いてあったのですがなぜ風量を下げると除湿効果のみ上がるのでしょうか?
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除湿では空気の温度を下げる割合が問題になり、冷房では室内の空気からどれだけの熱量を奪うかが問題になるためです。エアコンの除湿ではエヴァポレーター(冷却器)の部分で吸い込んだ空気の相対湿度を高めてエバポレーターに結露させることで除湿しますが、空気中の水分は温度が下がるほどふくむことのできる量が少なくなるので、同じ熱量を吸収できる場合、空気の流量を下げたほうが温度は低くできます。そこで、除湿運転では空気流量(風量)を落として温度を大きく下げ、空気が含むことのできる水分量を大きく下げ、エヴァポレーターに大量に結露させることで、室温の低下をできるだけ防ぎ湿度を下げるようにしています。また、コンプレッサーの運転が停止している時に送風してしまうと、エヴァポレーターについた水分が室内に戻ってしまうので、送風用のファンも止めてしまうものが多いのです。冷房運転では室温を下げることが主眼になりますので、エヴァポレーターとそこを通過する空気の温度差が大きほど、熱の移動量が大きくなり(温度差が大きいほど熱の移動は早くなる)室温を下げる効果が大きいので風量を高めに取るようになっています。
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- sailor
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おっしゃるとおりです。冷蔵庫で冷やしたコップの水にも露は付きますが、氷水をいれたコップの方が多くの水滴が付くでしょう。湿度を取ることに重点を置けば温度下げてやるほうが効率が良いのです。空気が含んでいられう水分の量は温度で決まるので、より温度を下げたほうが効率が良いということです。温度が下がり過飽和(湿度100%を超えた)になった部分が水滴として取り去られるのですから、できるだけ温度下げて過飽和の状態を作り出す方がいのです。ただし、凍結させてはいけませんので0℃以上である必要はありますが・・・・
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わかりやすい丁寧な解説ありがとうございました!
お礼
回答ありがとうございます。 >空気中の水分は温度が下がるほどふくむことのできる量が少なくなるので、同じ熱量を吸収できる場合、>空気の流量を下げたほうが温度は低くできます。 風量を大きくして早く部屋を冷やしたほうが湿度が低くなりそうなイメージがあり、この部分がよく理解できませんでした。 ゆっくり吸い込んだ方がエアコン内部がより冷えるので結露しやすくなるということなのでしょうか?