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陽子線治療について
友人が、脾臓と両方の腎臓と小腸の一部に悪性リンパ腫のある疑いがあると診断されました。 治療費が高額でも、陽子線治療が良いのではないかと思いますが、適応部位があると聞きました。 この悪性リンパ腫の場合、陽子線治療を受けることについて、専門家の方のアドバイスと、一流の医師を教えて頂けないでしょうか。 これだけの範囲に亘っていると、かなり事態は深刻だと思いますので、どうか宜しくお願い致します。
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専門ではないので、素人聞きかじり意見として聞いてください。 粒子線治療ですが、 基本的に 陽子線と重粒子線(炭素イオン)に別けられます。 特に重粒子線治療に関しては外科治療とほぼ同等の治療成績が 上がるようになりました。 ただ、現在国内では 陽子線治療が受けられる施設は9施設 炭素イオン線(重粒子線)治療が受けられる施設が3施設 しかありません。 ですので、選べるほどのまず数がありません。 また、日本にはいま100万人程度の癌患者がいますが 粒子線治療を受けられる患者さんは数千人、重粒子線に関しては1000人 程度しか受けることができません。 施設にはいま治療を希望する患者さんが殺到している状況です。 ですので、より確実に治る方が優先となりますので、転移されている患者さんは 基本的に適応外です。 なぜこんなに施設が足りないかというと、現在私が勤務している大学病院が 新病院を建てるのですが、手術室が18室もある大病院が建設費200億円かかります。 それに対し、陽子線、重粒子線治療施設はそれに匹敵するほどのお金がかかります。 また建築費だけでなく、現在、粒子線治療は患者さんに300万円程度費用負担をお願い していますが、実際赤字にならないような費用を考えると800万円程度の費用をいただか ないと赤字になります。ですのでランニングコストでも大きな赤字が生じます。 なので、今後もどんどん施設を作ることは難しいです。 ですので陽子線治療を受けられるのは基本的に難しいと思いますよ。 いま多方向からX線を当てる、IMRTという治療が治療成績が上がり、副作用もだいぶ 軽減されてきました。 2008年に保険適応されています。 ロボットで計算して、理論上は1000方向から当てられるのですが、実際は100方向ぐらい から当てることになります。 ただ、こちらも今回のような多臓器転移の場合は、あまり適応にならないようです。 http://www.anticancer-drug.net/ion_beams/facilities.htm http://allabout.co.jp/r_health/gc/313873/
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- hitujigumo333
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こんばんは。 補足質問‥のような感じでしたので、 また書き込みさせていただきます。 主治医から、紹介先の提示がないのでしょうか。 内科って、そんなものなのかな? 私はもともと地元の「がん拠点病院」に最初に行って 頭頚部がんが発覚しました。 (別にがんだと思ってその病院へ行った訳でなく、がん拠点病院と知ったのは後のことです) そのときの主治医は、うちの病院ではこれは無理、と 県外の大学病院(主治医の出身校でしょう)の○○医師、と特定して 紹介状を書いてくれました。 名医とか、自分で探すという方法もありかもと チラッと思いましたが、 お医者さん同士って、同じ病院でなくても学会等で交流ありますよね。 紹介先の先生が信用できるからこそ 紹介してくれたのだと信じ、 今に至っています。 当初の一通りの検査は地元でしていますが、 手術その他は県外です。 今も、定期検査は地元でCT等もろもろの画像検査を受けて、 結果を持って県外の病院へ行きます。 大学病院でCTとか撮ってると 時間がかかってしょうがないので 地元で経過観察を診てくれる病院があるのはとてもありがたいです。 都会にお住まいでしょうか? 現在の主治医が紹介先について具体案をくれないのであれば 他のがん拠点病院に行ってみるのも手ではないでしょうか。 それに、「悪性リンパ腫の疑い」と書かれていますが 確定したのでしょうか? リンパ腫は種類が多くて、 それぞれで治療法が異なるはずなので、 まずは検査でリンパ腫の型を確定してから 治療方法や病院をお調べになった方がいいと思います。 少しでもお役に立てていれば、幸いです。
- hitujigumo333
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専門家ではありませんが。 リンパは全身に関係してくるので ピンポイント治療を得意とする陽子線や 重粒子線はあまり適応しないのではないでしょうか。 また、施設によって金額は多少違いますが 多分どこも照射1箇所に対して、約300万円(入院費などは別)かかります。 だから、ご友人に照射可能とすると 4箇所(脾臓、腎臓2個、小腸)に照射するとして 合計1200万です。 と書きましたが、 リンパ腫ということを除いても 多分小腸は消化管なので陽子線は不可、 脾臓も腎臓も消化管近くなので 適応は難しいかと思います。 「副作用が少ない」と言われている陽子線治療ですが 結局は放射線です。 粘膜が大半を占める柔らかい組織には、 その照射は強すぎて 穿孔などを起こしたりするそうです。 私は頭頚部がんなので 主治医の紹介で 実際に粒子線の治療施設で診察を受けました。 照射は一応可能といわれましたが、 患部が非常に粘膜に近く 副作用が大きい可能性を説明されました。 私の場合はその副作用を受け入れてまで、 治療効果が期待できないようだったので 照射を受けることはやめました。 今は、再発や転移が手術とかで対応できなくなったときの 本当の最終手段と考えています。 まずは現在の主治医に、 粒子線治療についてよく説明を受けてください。 可能性があるならば、 紹介状を書いてもらえると思います。 良い治療方法がありますように。
お礼
早速のお返事、有難うございました。 やはり、陽子線治療は、難しいかもしれませんね。 紹介状は主治医が書いてくれるとのことなのですが、どこに行けば良いのか…。 内科医なので、血液内科か外科に紹介状を書きますと言われたそうです。 これだけ多臓器に亘っていると、国立がんセンターとか癌研が良いということになるでしょうか。
お礼
有難うございました。 医師は、「内科だから分からない」と言ったそうです。 別の友人が勤めている病院で、医師に相談してもらったところ、勧めてもらった所があったので、主治医からそこの病院・医師宛に紹介状を書いてもらい、早速それを持って、今朝、検査に行きました。 検査の結果が出たら、治療法や優先順位等の方針がはっきりすると思います。 困っている時に、丁寧にお答えいただき、感謝しています。有難うございました!