活性酸素ができるわけ

質問

活性酸素って体に良くないんですよね。どうやって生み出されるのでしょうか。対処策とかはありますか。

回答No.3

baiyaku · ベストアンサー

活性酸素って、中々目に見えませので、むつかしいですね。紫外線が水分子に当たると活性酸素が発生します。屋外に放置したものがみんなボロボロに破壊されるのはこの発生した活性酸素によります。
　体内での活性酸素は主に免疫細胞の作り出すもので、顆粒球がストレスなどによって増えると活性酸素も増えます。

　もう一つ体内では抗酸化の力が落ちると活性酸素の影響をうけるようになります。特に老化によって、抗酸化酵素の力が落ちてくると日常的に酸素を使ってエネルギーを作っている関係上、抗酸化酵素の防御を打ち破って活性酸素の影響が大きくなり、細胞が影響をうけるようになります。老化すると老化のスピードが通常の老化プラス酸化による老化が加わって、速く進むようになります。

　抗酸化酵素の力が落ちた分の補填として、抗酸化栄養素（野菜、ビタミンC、ポリフェノールなど）の摂取によって、少しは老化によって衰えた酸化防御を助けてくれると思います。

お礼

ご回答誠に有り難うございました。我ながら日頃より食生活の偏り、野菜の摂取不足を痛感している身です。この機会に見直し、改めたいと思います。アドバイスに感謝申し上げます。

補足

主観ながら補給すべき栄養素名を、具体的に挙げて下さり分かり易かったです。よって今回、ベストアンサーに選出させて頂きました。

回答No.4

noname#135438

活性酸素は疾病の８０～９０％に起因しているといわれてますね。
体内には活性酸素と結び付いて害のない物質に変化させるＳＯＤ、カタラーゼ、グルタチオンなどの酵素が作られています。
しかし生活環境によって過剰に発生した活性酸素が悪影響及ぼすのですね。
放射線被ばくなどは最たる事例です。
放射線による健康被害は活性酸素による障害、つまり細胞障害活性酸素酸素（ヒドロキシラジカル）による酸化ストレス障害と言われています。
放射線が当たると細胞内外に存在する水が放射線の電離作用でイオン化して、ヒドロキシラジカルが生成されて膜が破壊されるからだそうです。ＤＮＤ遺伝子損傷が引き起こされるのですね。だから怖いのです。
また活性酸素は、中性脂肪やコレストロールに反応すると、これが過酸化脂質となります。過酸化脂質はなかなか体外に排出されず、血管の壁にこびりついて動脈硬化を起こすのですね。
これが怖いのです。
対処は、健康な血液循環を維持することです。活性酸素の生成と抑制を行う体内環境の改善こそが最もやらなければならないことではないでしょうか。そのために、食物や生活習慣を見直すことではないでしょうか。抗酸化食品をとることも考える必要があるでしょう。

お礼

詳しいご回答を誠にどうも有り難うございました。とても勉強になります。実は体質なのか血液のＬＤＨ値が高く、食生活を気にし始めていたところです。揚げ物や肉類は食べませんが、野菜不足を痛感しているので認識を改めたいと思います。アドバイスに感謝申し上げます。

補足

とても詳細かつ丁寧で、正確な情報のご提供に感銘しております。勉強にもなり有り難さでいっぱいです。締め切りに当たり毎回悩むことですが、全員の方へ個々にポイント投与できないのが非常に残念です。この場をお借りして恐縮ながら、この方のご親切には心より感謝しております。またの機会にも何卒よろしくお願い申し上げます。

回答No.2

albert8

生体の営みに欠かせない活性酸素ですが、強力な酸化力がありますので過剰になると体の組織を障害していきます。活性酸素の元になるものは色々ありますが、その中でも最大のものは白血球の中の顆粒球が放出するものです。
活性酸素は細胞を酸化することで体を元気にする働きもしていますので、心や体の元気な活動に見合う程度ものですと新陳代謝も良い状態です。顆粒球が非常に少なくなってるうつの人がいますがこういう人は覇気や気力がありません。我々は顆粒球が少な過ぎると元気になれないのです。要は活性酸素の発生もバランスが大事ということです。

では顆粒球が過剰になる、つまり活性酸素が過剰になるのはどういう時でしょうか。心や体を酷使する時です。激しい運動、スポーツもそうですが、見過ごしてしまうのは仕事にまつわるストレスです。例えば精神的な辛さや長時間労働、休養、休息不足、夜更かし、睡眠不足などです。一過性のストレスはそれほいど問題ではありませんが、慢性的になると顆粒球が増えたままになります。
体内には代謝を高める酵素や活性酸素を無毒化する酵素（例えばＳＯＤ）がありますが、過剰になった活性酸素には対応できなくなります。ストレスが強いと体温も下がるし副交感神経が抑制され酵素の働きが鈍るからです。
たまには無理したり頑張ることも必要なことがありますが、その後しっかりケアをしておけばそれで済みます。しかしケアも不十分なまま日常的に無理や我慢を重ねて顆粒球を過剰にしてしまうことが怖いのです。

お礼

わざわざの詳細なご回答を、誠にどうも有り難うございました。あまりにも無知な自分が、お恥ずかしい限りです。やはりストレスは万病のもと、そして何事もバランスが大切なんですね。
　他にも食べ物に偏りがある(炭水化物が大好き)上に、大食いと拒食を繰り返す不健康な食生活も見直すべきだと思ってます。健康は損なってから気付いても遅いですよね。とても勉強になります。

補足

締め切りに当たり、ポイントの投与で大いに悩みました。この方がとても貴重な情報をご提供下さったにもかかわらず、ポイントを付けられなかったことが非常に残念でなりません。本当にどうも済みませんでした。心よりお詫び致します。またこの度は誠にどうも有り難うございました。この場をお借りして厚くお礼申し上げるとともに、最大限の敬意を表させて頂きたいと思います。

回答No.1

中野 和明（@shizuhachan）

活性酸素は、体内に絶対に必要な物質です。
まず、その誤った認識をただすことから始めましょう。

そもそも活性酸素は、体内に存在する悪質な物質を除去するためのものですが、それが増えすぎると駄目だというだけであり、そもそも通常は増えすぎること自体まれなのです。

参考URL：

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E6%80%A7%E9%85%B8%E7%B4%A0

お礼

ご回答どうも有り難うございました。この機会に勉強したいと思います。

補足

締め切りに当たりいつも思うことですが、ポイントの投与に限りがあるのが心苦しい限りです。ベストアンサーに選出された回答のみが、優れているという訳では決してありません。この方のご回答も実に明確で大変役に立ちました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。