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シャフト 日米価格差の謎
いつも勉強させていただいています。 日本製のウッド用カーボンシャフトは大体定価で4万円前後, アメリカ製だとグラファロイ,ハリスン,アルディラなど有名なメーカー製でも8千円前後で売られています。 この差って何なのでしょう? 日本メーカー(Fujikura)でも米国向け製品は現地競合品と同じ位の価格設定をすると聞いたことがあります。 結局我々日本アマチュアゴルファーだけがシャフトメーカーに1本3万円ずつ搾取されているのでしょうか。それとも決定的な,価格5倍のメリットってあるのでしょうか? くだらない質問ですが,博識の方よろしくお願いします。
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NO2の者です。 確かにゴルフ人口の大小は大きくかかわってきます。 企業としては固定費(いつも売れなくても出てしまう費用・工場の土地代など)の製品負担は製造個数が多ければ1個当たりの負担は少なくて済みますからね。 また、ゴルフ=高価 というだけでなく、私は日本人はモノに対する見方が世界的に特異な存在だと感じています。(悪い意味ではありません) モノに名前をつけそのモノに親しみや魂を入れるのは近代では日本と少数の限られた国ぐらいではないでしょうか?パーゴルフに連載中のインパクトという漫画がありますが、ご覧になられたら私の話している意味がお分かりかと思います。 資源的に恵まれていない日本ではモノに対する敬意がほかの諸外国より大きいのはある種当然になります。そこでモノに魂を込めたのではないでしょうか?そのため、ゴルフクラブも耐久消費財というより、半永久的に使える用具と考えているのかもしれません。 蛇足ではありますが、以前「トリビアの泉」という番組で「日本刀とマシンガンではどっちが強いのか?」という内容がありました。日本刀にマシンガンの弾を当て日本刀の刃がこぼれるか・弾が二つに割れるかを検証した番組です。結果は日本刀の勝利でした。しかし、納得しないアメリカ人が今度は連射させろと言ってきました。何発もやり、日本刀が負けました。 資源的に豊かな国では資源を大量消費することに躊躇がないのでしょう。WWWIIの飛行機体制でも日本は少数精鋭、アメリカは大量投入でいしたね。 こうした背景もゴルフクラブに対する見方に影響していると考えています。 また、日本人は「値段が高い理由はわかってなくても大金を払う国民」ということも付け足しておきます。みんなに長されやすい民族なんでうかね。(私はそうでないのですが) ご参考までに。
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もう一つ・・・・ >圧倒的に数が売れるから安いのでは無くて,ゴルフを楽しむという価値に >重きを置くゴルファーが少ないから,シャフトというかゴルフそのものに >お金をかけない。だから安くしないと売れない・・・ アメリカのゴルフって、物凄い気軽さで出来るんですよね。例えば、、、日曜の朝起きたら天気が良かったので「今日は午後からゴルフでも行くか」と急に思い立たった・・・なんてのも普通に実現出来るんですね。ゴルフ場も、1人で来るゴルファーに対して適当なPartyに入れる様アレンジしてくれるし、Partyの人達も嫌な顔しないから気軽に参加できる。ゴルフ場の予約だって、場所を選ばなかったら3日前でも大丈夫だし前日だって場合によってはOK。プレイ代も土日だって$50で出来るところはあるし、場合によっては$30でも出来ます。 要は、アメリカってゴルフをハイキング感覚で出来るんですよね。それだけの気軽さなのにクラブが高いっていうのはちょっとありえないですね。 逆に日本の場合は、格式を作ってゴルフを「一部の特権を持つ人のためのスポーツ」という枠を作っちゃった。最近は少し緩和されたみたいですが、未だにゴルフに格式を求めるプレーヤーも多く、ゴルフ場もその要求に答えなければならないから、中々安くならないし出来ない。そうなるとクラブだって早々安くできない。メーカーも高価な方が売り上げも上がるので中々安くしない・・・とまぁそんなところじゃないでしょうかね。 どっちが良いとかどっちが悪いとかではないのですけどね。国土と文化の違いってところでしょうか。
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ご回答有難うございました。 私が住んでいたNY郊外のカントリークラブ(結構歴史あるコース)では,メンバーと一緒に行けば,60$,パブリックコースではNY州の住人であれば16$なんてとこもありました。 「カントリークラブ」という思想自体が違っていて,手を繋いで季節の花々を愛でながら18ホールを散歩するだけの老夫婦,前の組で池ポチャしたボールを拾うのかと思ったらバッグから釣り竿を出してニヤッと笑い「after you !」, 皆がフレンドリーで,それぞれのライフスタイルや体力に合った楽しみ方ができる空間でした。 脱線しましたが,日本のゴルフスタイルを否定している訳では全くありません。 日本には日本の楽しみ方があり,私はそれが大好きです。過去何度もリシャフト失敗自爆経験のありの最近90が切れないゴルファーです(笑)
>日本メーカー(Fujikura)でも米国向け製品は現地競合品と同じ位の価格設定をすると聞いたことがあります。 Fujikura/Mitsubishiはご存知のとおりUSでも売ってますが、価格は日本とまぁ同じかなって感覚ですね。例えばMitsubishiのKaili。日本だと3万~4万ですか?USでもおおよそ$350くらいです。あとは為替をどのように考えるか・・・っていうくらいで、まぁさほど違いはないでしょうね。一方で他社と競うため廉価品も売ってます。Fujikuraで言うとMotre-F1で、これはおおよそ$150くらいです。逆にMotore-Speederはやはり$350くらいです。こういう住み分けは普通にありますね。 じゃ、この価格差は材料代の差でしょうかね。詳しくはシャフト屋ではありませんからわかりませんが、シャフトの材料のカーボンシートにしてもピンキリありますし、その巻き方についてもノウハウがあります。FujikuraやMitsubishiはこういう高級材料をふんだんに入れて作ってるのでしょうね。一方でAldiraやUSTと言ったメーカーは廉価版のカーボンシートを上手く巻いているのでしょう。これはどっちが上でどっちが下ということでは無く、それぞれのメーカーの考え方なんでしょうね。 よく思うのは、日本・USのクラブの価格差ですが、これはそのままシャフトの差ですね。US物はご存知のとおり廉価シャフトを付けてますので安いわけです。で、USの一般的な人はこれを普通に買いそのまま使ってますし、これが普通です。別に廉価シャフトでも問題ないし、70台を出す人は普通に出します。で、高級シャフトをつけたい人だけが、購入時にUpchargeを払って付け替えてもらいます。が、日本はと言うと最初から高級シャフトがついてます。ですから当たり前の様に高いですね。 どちらが良いとか悪いとかはありませんが、日本のゴルフは一般的な人が楽しもうとするには全てが高いですね。ゴルフを振興させたいのなら、もうすこし各企業ががんばっても良いとも思います。
お礼
ご回答有難うございました。 シャフト性能の違いを実感できず(つまりスイングができていない),過去何度もリシャ失敗自爆の経験があります(苦笑)。 現在のドライバーはもう5年も使っていますが,テーラーのUS仕様のRでとても気に入っています(なぜかFujikuraのロゴ入り)。FWはグラファロイを10年以上使っていますが変える気はありません。 結構向こうの純正シャフトって好きなんですけどね。
- akeshigsb
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ズバリ一番儲かる価格だからです。 需要供給曲線、価格弾力性など、経済商学知識を今回は簡単に説明させていただきます。 企業がシャフトを販売する目的は「儲けるため」です。 高く買う人には高く売ったほうが企業側の利益になります。 なんでも安く売ればいいってもんでもないんです。安くすれば数はさばけますが1つあたりの利益が減少し 「総利益」=「1こ当たりの利益」×「販売個数」 の総利益が減少してしまいます。 また日本人はゴルフクラブは高価なものとの思い込みが強く、シャフトに関しては値段の上下があまり販売個数に影響がありません。だったら高くしますよね。 もっとも、アメリカではフィッティングが主流でカスタムシャフトを挿すのが一般的なので、 「販売個数」が圧倒的に多く、そのために価格が安いということもあります。 またシャフトそのものがいいものであることも理由です。 フジクラなどの日本メーカーのシャフトは日本人が手作業で薄いシートを手作業で巻いています。 三菱レイヨンは原料調達から販売まですべて自社でやる世界で唯一のメーカーです。 そのため品質がよく価格にのせている理由もあります。(アメリカの場合は多少安かろう悪かろうにならざるえません) 5倍のメリットですが、一打はその人の技術によって違います。120たたく人の1打は大したことありませんが、パープレーを目指す人は一生懸命練習してます。その苦労が報われるために3万円は安く感じませんか?ツアープロでは1打で何百万円もの賞金が違ってきます。
お礼
んー。。 何かの統計で,ゴルフ人口アメリカ2000万,日本800万と読んだ記憶があります。 結局, >日本人はゴルフクラブは高価なものとの思い込みが強く、 この一点なのでしょうね。 私もアメリカ滞在経験がありますが,向こうでは一部を除いて「遊び」ですからね。 シャフトに500ドル払うアメリカ人なんてまずいないと思います。(例外はあるでしょうけど) 圧倒的に数が売れるから安いのでは無くて,ゴルフを楽しむという価値に重きを置くゴルファーが少ないから,シャフトというかゴルフそのものにお金をかけない。だから安くしないと売れない・・・ 日本はゴルファーの数は少なくても,ゴルフにかける情熱とお金は世界一でではないでしょうか。 ゴルフ場の数ではアメリカの7分の1でも,ゴルフに消費する金額は世界一だと。 以上のように愚考しますが如何でしょうか?
- autoro
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一番先に頭に浮かぶ事は 日本人ユーザーは外国人に比べて 異常に神経質であるという事です 例えば、表面の傷ですが こすれ傷は外国ではたいして問題にならないのに 日本の店頭に並べると売れないことがしばしば と聞きます となると、品質管理が厳しくなり 検査で落ちる数が増えますね さらに、輸送中の傷も勘定に入れなければなりません 店頭に並べてからでも お客さんが手にとって見ることによる こすれ傷は自然に増えていきます 仮に、100本製造してお客様に買っていただけるのは おそらく半分くらいになってしまうのではないでしょうか その点、外国の方は実質に影響がないことを説明し 納得がいけばこすれ傷は製品として通用する事になります その他にも、セールスポイントとなる性能の付加の技術 競争があり、そのための広告宣伝費が掛かりますね さらに、日本の流通機構は複雑だといわれますが メーカー、卸業者、中継ぎ業者、小売業者などと 販売経路が何段にもなるそうですし、系列があり 異なる系列からの仕入れになるとさらに中継ぎ業者の 数が増えるようですね 最後にくるのが、日本の国民性でしょうか ブランド崇拝傾向です そして、不思議なのは、安いと売れないという事です 安い=悪いという思考形態があり デパート、外国製、ブランド 有名人の話の中に入っているかどうか などが売れ行きのキーになるようですね 日本の業者もそのおかげで儲けが出せるので こぞって、新しいものを作ろうとします その時に、何をテーマにして売るかが鍵だそうです 参考まで
お礼
autoro様 いつもご教示有難うございます。 なるほど,確かに傷には過敏に反応しますもんね。 「安いと売れない」ブランド志向もその通りだと思います。 有難うございました。
お礼
ご指摘のとおりだと思います。 特異な国民性だということも理解できます。私は流されるタイプなので(苦笑)。 シャフトが多少高くても,それだけゴルフ道を探求する人々が多くおられるの中でenjoyしていますので,それもまあ良いかと思います。 大変勉強になるご回答に感謝します。