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なぜアニメ『そらのおとしもの』は昭和の曲をカバーしているのか?
- アニメ『そらのおとしもの』は、1期2期ともにエンディングで昭和40~60年くらいまでに流行った曲をカバーしています。このこだわりの表現には何が狙いがあるのでしょうか?
- アニメ2期に登場するニューパンツロボは、電人ザボーガーのパロディと見られますが、主要な視聴者層には第二次ベビーブーム世代は含まれていないため、その意図が不思議です。
- 40代以上のアニメファンはテレ東系の深夜アニメなども楽しんでいる人が多いようですが、一般的には40代や50代の社会人は忙しい時期にあり、アニメを見る時間が限られているため、彼らがアニメに食いつく理由が不思議です。
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はじめまして。 >通常4、50代の社会人であれば管理職の地位にいて一番激務で忙しい時期にあたり、家に帰る時間も無いような人が大半ではないでしょうか。 答えは簡単で単純です。 制作陣のメインスタッフの年齢層もその年代だからです。 特に制作、監督、演出、絵コンテ、作画監督辺りで活躍しているのはおしなべて40代後半から50代です。 上の世代の下で言われた通りに作品を制作するのではなく、自分たちが切り盛りする番となったわけです。 従って自分たちが育ってきた時代の映像、音楽を現代で簡単に再現できる良い機会でもあります。 対象が少年少女でも関係ありません。むしろ少年少女にとってはそれが初見(聞)になるものが大半なので逆に新鮮に映ります。 同年代には懐古となります。 この世代はヲタ第一世代で、アニメーターや声優に憧れて自ら志望し職業として選択した第一世代でもあります。 それ以前の世代とは明確に異なります。 アニメーターやマンガ屋になるような連中は大半、幼い頃からアニメ、特撮が大好きで夢中になっています。 この世代が20代の頃はやっとビデオデッキが普及し始め、それでも高嶺の花で入手するのもやっとの時代です。安いビデオデッキでも15、6万しましたからね。 ビデオデッキがあれば幼い頃に夢中になった作品が見放題です。 余りある愛情が画面に溢れ出すのは珍しいことではなく、すでに80年代後半の「うる星やつら」では作画陣(現50代前後)が暴走して、画面上に東宝特撮ものやヒーローものが頻繁に出現していました。あの「ガンダム」ですらモビルスーツの大群の中にダイターン3や鉄人28号が混じっているくらいです。 最近はこの手の作画のお遊びはある件を境にして、管理がキツクなったために出来なくなりましたが、その連中が今はアニメ制作を取り仕切る立場になっています。 「面白いものはいつの時代になっても面白いし、良い物はいつの時代でも良いんだよ」との気持ちも持ち続けていますしね。 パロディ、オマージュの中で育ってきた世代ですし。 >ヲタクまではいかないですがアニメファンなので元々アニメがあればそれを片っ端から視聴したり録画したりする習慣がついている事などからかなり特殊なタイプなのでなんの抵抗もなしにアニメにどっぷりはまっています いや、十分にどっぷりヲタですよ。 当方も五十ですけどヲタまっしぐらですよ。 親の因果が子に報い息子三人総員ヲタです。 そのせいで親子仲はかなり良好です。 まぁ当方が職業上近い職なせいでもあるけど・・・ 余談ですが、この世代は高卒時は世界情勢不安、大卒時は円高不況真っ最中と、とにかく不況で安定した就職先がほとんど無いような状況だったために、マンガ屋、アニメーター、映画監督、脚本家、小説家、執筆業、自営業などが異常に多い世代でもあります。 好況ならばおそらく普通の仕事に就いたのでしょうが、不況ゆえに「だったら好きなことやっちまえ」となったと言うわけです。 そんな連中が今、映画、アニメ、マンガのメインにいると言うことです。だから、なのです。
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- trgovec
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#2さんの言われることももちろんあります。なにしろ何を描くかを決めるのは送り手側ですから。また受け手側に4・50代の人が少数でもいれば食いつくでしょう。 しかし、深夜番組を見る層は、ぶっちゃけ言ってしまうとオタクやコアなアニメファンは、年齢に関係なくそういうことに詳しいんです。オタクというのは特定の分野だけに詳しいと思われがちですが、この手のアニメの小ネタになりやすい特撮、CM、昔のテレビ番組、昔のゲーム、サイエンス、音楽などには一般人より詳しい人が多いのです。知識量を誇るようなところがありますから当然と言えます。あなたがなにも特殊なわけではありません。むしろ今時のアニメだけにハマっているオタクの方が少ないでしょう。 ネットが普及しているので古い情報も格段に仕入れやすくなっています。実況掲示板でその手のネタに対して「誰が分かるんだよ!」「オッサンしか知らねーだろ!」という書き込みがお約束になっていますが、分かるからこそそういう突っ込みができるのです。仮に分からなかったとしてもネットですぐに調べられます。送り手側も「分からん!」という反応が返ってこないことは了承済みでやっていることです。
お礼
なるほど、そういうからくりでしたか 確かにネットで昔の情報やネタも 格段に仕入れやすくなってますよね。 今時のアニメにだけはまっている方が 珍しいというのは知りませんでした。 狭く深く特定の事に執着し知識を掘り下げるのが ヲタクと思っていたらそうじゃないんですね。 非常に勉強になりました。
- mshr1962
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>毎回エンディングで昭和40~60年くらいまでにはやった曲をカバー 同様にカバーのあるアニメがあります。 ■「らき☆すた」 エンディング 1.宇宙鉄人キョーダイン 2.勝利だ!アクマイザー3 3.それが、愛でしょう 4.セーラー服と機関銃 5.CHA-LA HEAD-CHA-LA 6.バレンタイン・キッス 7.地上の星 8.MONKEY MAGIC 9.木枯しに抱かれて 10.I'm proud 11.ドラえもんのうた 12.行け!ゴッドマン 13.負けないで ■「夏のあらし!」 エンディング 「ひと夏の経験」(第6話) 「喝采」(第11話) 挿入歌 「黒ネコのタンゴ」(第1話) 「どうにもとまらない」(第2話) 「喝采」(第2話) 「恋のダイヤル6700」(第3話、第13話) 「ひと夏の経験」(第3話、第5話) 「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」(第4話、第8話) 「悪魔がにくい」(第5話) 「夜明けのスキャット」(第6話) 「心の旅」(第7話) 「東京ブギウギ」(第8話、第13話) 「サウスポー」(第8話) 「氷の世界」(第9話、第13話) 「早春賦」(第11話) 「少女A」(第12話、第13話) 「夢は夜ひらく」(第12話) 「プレイバックPart2」(第13話) ■「夏のあらし!春夏冬中」 エンディング 「ひと夏の経験」(第10話) 挿入歌 「HERO(ヒーローになる時、それは今)」(第1話、第13話) 「秘密の花園」(第1話) 「夏休み」(第2話) 「異邦人」(第3話) 「プレイバックPart1」(第3話、第12話) 「みずいろの雨」(第3話、第10話) 「想い出がいっぱい」(第4話、第7話) 「ギャランドゥ」(第5話) 「勝手にしやがれ」(第6話、第13話) 「ギザギザハートの子守唄」(第7話) 「あらしわらべ歌」(第8話) 「淋しい熱帯魚」(第9話) 「時をかける少女」(第9話) 「セーラー服と機関銃」(第10話) 「Romanticが止まらない」(第11話) 「コンピューターおばあちゃん」(第11話) 「昭和ブルース」(第12話) 「天城越え」(第12話) 「プレイバックPart2」(第12話) 「レーダーマン」(第12話) 「ハイスクールララバイ」(第12話) 「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」(第13話) >アニメ2期の中でニューパンツロボというのが登場していましたが、あれはどうみても電人ザボーガーのパロディにしか思えず パロディのロボットが登場するアニメなら 「ケロロ軍曹」「ガン×ソード」「ギャグマンガ日和」「迷い猫オーバーラン!」 「赤ずきんチャチャ」「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 パロディの戦隊ものが登場するアニメなら 「ケロロ軍曹」「バンブーブレード」「みつどもえ増量中」
お礼
他のアニメでもこういうことをしていたのですね。 さすが、詳しい方は凄いなあ。 詳細なデータありがとうございます。
お礼
懇切丁寧な解説ありがとうございます。 ヲタク文化の草創期の当時の社会情勢からの解説は また私もその時代を過ごした人間ですので 非常にわかりやすく納得しました。 私自身も実は似たような事を半分遊びで 半分本気でやっていたので納得できます。 自分が大学生の時に大学近くの児童公園で 自分が子供のころに体験した紙芝居をそのまま 記憶をたどって復元して上演していました。 舞台装置の自転車と紙芝居の飾り扉製作は 父親に製作をかなり手伝ってもらい 絵についてはデザイナーのたまごの友人に書いてもらい 脚本は自分で思いだせる範囲内で昔のネタをそのまま流用し 見学料金代わりに販売していたカラフルな水あめも ちゃんと1斗缶を買ってきてわりばしにみずあめをまきとり それを食紅でカラフルな色に着色して販売しました。 また紙芝居を始める前の呼び笛ならぬ呼び太鼓も 当時を思い出しながらでんでん太鼓を 当時のリズムで叩いて行いました。 豆腐屋のように呼び笛だったり、 チンドン屋のように音楽鳴らしたり 私の子供の頃の紙芝居屋みたいに 太鼓をたたいて紙芝居の事を知らせていました。 人によって違うそうです。 また私が子供のころに紙芝居に来ていた講釈師は 10の声音を使い分けるひとだったので自分もそうなりたいと 幼少時から変な声を出して一生懸命真似してました。 声変わりが小学4年の末には終わっていたので この声変わりの時期に自分が作りだしていた 声音が消えやしないか心配で必死になって練習 していたのを思い出します。 まさか子供の頃の夢というか遊びが 大学の時の半分遊びで半分本気に 取り組んだ紙芝居にうまく転用できるとは 思ってもいませんでした。 最初にくいついたのは紙芝居を知る 50~70代の親や祖父母世代が 関心をもって見てくれました。 それにつられて子供達もみてくれるようになりました。 親世代は昔を懐かしんで見てくれ 子供達は始めてみる新しいスタイルの劇として みてくれていました。 特に声音を登場人物ごとにコロコロ切り替える姿は 子供達には新鮮に映ったようでどこから声出してるのと よく質問を受けました。 そういう体験もしているため本当にわかりやすい 解説でした。ありがとうございました。