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プリメインアンプのA級について。

昔の中堅プリメインアンプにはAというステッカーが貼ってあったり、製品の詳細にA級アンプと書いてあったりします。 現在の不況の時代、中堅アンプにA級はないのでしょうか?

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  • cor1500
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回答No.3

 A級アンプについては、前回答者の方が詳しく説明されていますが、A級アンプと呼ばれる中には純粋なA級とはいえないものもあったので、kitazimaさんはおそらくそちらをご覧になったのだと思います。     昭和50年代中盤頃から、効率よくA級とAB級を自動で切り替えるアンプが多く発売されました。(スイッチングAなどという名前が付いていたと思います) ただ、音質上どうかというと、疑問符の部分もあります。自動切り替えとはいえ、出力によって切り替えられるというのはどうでしょうか? 手許の資料(MJ 無線と実験 1984年1月号)では、プリメインアンプでは無いのですが、パワーアンプで高効率化させるために、A級アンプとB級またはAB級アンプと組み合わせてある、各社の原理図が載っています。 しかし、回路を複雑化させるデメリットもあり、減っていったのだと思います。 私は1995年頃から某社の、A級とAB級を切り替える中堅プリメインアンプを使っていましたが、このアンプは自動切り替えではなく、電源投入前にA級、AB級をスイッチで切替える方法でした。こちらは回路を純粋にA級アンプとして動作させるものでした。AB級では100W+100W以上の出力が得られましたが、A級では20Wそこそこの出力しか得られません。どちらがよいかは判断次第ですが、手動でも回路を切り替えることで音質に影響がないかどうかが若干心配でした。 今は、その会社もA級のプリメインアンプは出していないようです。不況の時代というよりも、名より実をとるといった具合に、AB級で十分ということになったのではないでしょうか? また、スピーカが小形化されて能率が下がってきたので、出力を多くしたいという思惑もあるのでしょう。 やはり、A級AB級というよりも、設計と実装次第だと私は思います。

kitazima
質問者

お礼

わかりやすいご回答有難うございました。

その他の回答 (3)

  • nijjin
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回答No.4

当時、中堅でA級といえば、多くは高効率A級と呼ばれるものでした。 アンプは+側の増幅と-側の増幅を別々に行いそれを高速で切替ながらスピーカーへ送っています。 なぜならトランジスタは+-の増幅は1つのトランジスタだけでは出来ないからです。 そのため+専用-専用を組み合わせます。 スピーカーで言えば音を出したときにスピーカーが前に出る振動が+、後ろへ引っ込むのが-です。 で、その+-の切り替えるときに僅かにでもズレが出ると音が歪んだりノイズが出ます。 これを人間の耳では聴こえない周波数へ追い出したのが高効率A級でした。 当然アンプはB級です。 純粋なA級は+-の増幅のときに増幅しないトランジスタは動作しませんがこれを常に電気を送り続けて 無理矢理+-を1つの素子で動作する状態にしています。 そのお陰で、+-の切替のズレやノイズが発生せず音が歪まないのです。 しかし、本来分ける物を分けずに行うので電力効率が悪く入力に対して1/4しか出力できません。 残りの損失は全て熱となります。 その温度は非常に高く一種の電熱器状態になります。(目玉焼きが出切るぐらい?) A級100Wを実現しようとすれば400W以上の電気が必要になりLRを完全分離したとすればステレオで800W以上とバカみたいに電機を食い 電気ストーブのように熱を出し続けるアンプは置き場所や放熱に気をつけねばならず一般ユーザーにはとても扱いづらいものです。 特に夏場は冷房をかけながらヒーターが動作すると言うトンデモな状況になります。 そして、大出力化には大電力とそれに見合うトランスや熱対策、耐熱性のある部品の使用などコストが雪ダルマ式に増えます。 結果、値段は高くなります。 オーディオブームの頃ならそれでも数が売れるから安く出来ていましたが、ブームが去ってさらに不況となった今では売れません。 メーカーもハイエンド機器のメーカー以外作ってないです。 高効率A級は製造していたメーカーが撤退や縮小、AVアンプへ移行などしたためその技術も消えてしまいました。 ピュアオーディオを復活したメーカーもありますが消えた技術が再び使われているものはありません。

kitazima
質問者

お礼

わかりやすいご回答有難うございました。

  • take0_0
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回答No.2

A級とかB級というのが値段と関係無いというのは、前回答者が書かれた通りです。 ですので、「A級の価値は?」という質問に対しては「ありません」が回答です。数十円で作るA級アンプもあるし、何百万円するようなものあります。設計の問題です。 では、A級とは何なのか。 これも前回答者が書かれた通りですが、もっと簡単に説明してみます。 電力効率は最も悪いですが、歪は最も小さい増幅方式です。これと対極に位置するのがデジタルアンプだと思ってください。 素直で良いのですが、原理的に効率はどうしても悪くなりますので、電気を馬鹿食いします。熱も出ます。 ですので、AB級にしたり、B級プッシュプルにしたり(色々あるんだなという程度に思って下さい)するわけです。もしくは、デジタルアンプにしてみたり。ネガティブな部分をカバーするのがメーカーの技術力です。 しかし、A級は本質的に歪まないという魅力もありますので、そこから出発するのもメーカーの考え方です。

kitazima
質問者

お礼

わかりやすいご回答有難うございました。

  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.1

A級アンプの意味はご存知ですか? A級とかB級とかというのはアンプなどのランク付けではなく、増幅回路の回路形式のことです。トランジスタなどの増幅素子の電源に対する動作点の違いを表したもので決して1級品とか2級品とかと言う意味ではありませんよ。

kitazima
質問者

お礼

わかりやすいご回答有難うございました。

kitazima
質問者

補足

書き忘れたのですが、A級など意味がわからないので、A級アンプの意味、価値も教えていただきたいのです。

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