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急病に備える方法[かかりつけ医と救急車について]
- 急病に備える方法として、未破裂脳動脈瘤を抱える場合は、かかっている病院とは離れた場所で生活している場合でも、近くの脳神経外科でも診療をしてもらうことを考えましょう。
- また、破裂時に救急車で搬送される際には、かかりつけ医があると、回ってもらえる可能性や情報伝達の早さなどのメリットがありますが、手の空いている病院が優先されることが多いため、必ずしもかかりつけ医を作っておく必要はありません。
- ただし、事前の持病報告制度を利用するなど、破裂時に自分が意思表示できなくなった場合に携帯しておく情報の準備は重要です。カルテのコピーを財布に入れたり、病院に連絡し、カルテ情報を共有したりすることで、適切な医療を受けることができます。
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未破裂の動脈瘤をおもちということで、非常に不安でいらっしゃるご様子、心中お察しいたします。アドバイスになるかわかりませんが、救急隊をしております小生から今後の方向性の一助となればと思い回答させていただきます。 まず救急隊の立場から申し上げれば、掛かり付けがあるのであれば、その疾患の専門性と患者サイドとの病院選定を巡るトラブル防止の観点から掛かり付け病院への搬送を優先したいところではありますが、やはりくも膜下出血の疑いが強く再出血の可能性やスパスムの可能性を考えるとあまり長距離(10分程度で着く脳外病院があるにも関わらず、救急車で30分から1時間以上かかる病院)の搬送は非常にリスクがあるとお考えください。以前にも脳動脈瘤の破裂(SAH?)をご経験であれば、再出血を来たした場合の予後に与える影響がどれだけ深刻であるかはご存知でいらっしゃるかとおもいます。 なのでわたしの場合ですが、緊急性が高いにも関わらず遠方の掛かり付け病院への搬送を患者サイドが希望されている場合、その病院へ搬送することで起こりうるリスクを説明し了承していただいた上で搬送を開始いたしますが、正直非常に冷や汗を流しながら搬送しているのが現状です。 また少々疑問に思ったのですが、現在OPE不可能で経過観察以外の方法がとれない状況であるならば、近くの救急指定の脳外科病院でも構わないのではと思えましたが、いかがなのでしょうか。セカンドオピニオンも兼ねて受診されてみてもいいかもしれませんね。診療情報提供は、病院の体制がどうかでわかりませんが、同県内、県を跨いでいるからなどの要因はまったく関係ないとおもわれます。先に申し上げたとおり、その病院が夜間であっても詳細なカルテ(診療情報)を他病院へ提供できる体制をとれているかどうかだと思います。 また事前の持病報告などの制度は、当方の市では行っておりませんしおそらく他都市でもないとおもいます。ご自宅であればご家族がいらっしゃるかもしれませんが、ご家族がいらっしゃらないもしくは、外出中などの突然発症であれば、意識障害がある場合直近の脳外科病院もしくは、救命センターへの搬送になると思われます。 診療情報のスムーズな提供のために、薬手帳に詳細な持病情報の記入をし常時携帯するなどしていただいているといいかもしれません。 拙文につきわかりにくい部分もあったかとはおもいますが、あなたさまに何事も起こらず、健康な毎日が続くことを切にお祈りいたします。どうかお大事に。
お礼
このような丁寧な回答をいただき、心より感謝しております。 ありがとうございます。 患者搬送時の病院選定方法について知りたかったので、 大変ためになりました。 搬送先病院の選定は、受け入れ可能病院とそれまでの距離だけではない、かかり つけ医やある程度の希望を聞いていただけるようで安心しました。 いま京大病院の真ん前に住んでおりますので、そちらにて一度受診してみようか と思います。(いま20代でして高額な造影剤検査の負担が大きく搬送に関係なく診療に行くのは負担が大きいと感じておりました) また出来るだけ詳細な情報を手元に持っておくのも効果的のようで、 財布に詳細な持病情報を入れるようにしておきます。 この度の並々ならぬご厚意に対し、深く御礼申し上げます。 本当に有難う御座いました。