現在の家計収支と貯蓄残高が分からないのでざっくりになってしまいますが…。
まず貯蓄で住宅購入費用を支払う場合、家計の安定性が損なわれない範囲であれば割り当てて良いと思います。家計の安定性とは貯蓄残高がどのくらいあれば家計は問題ないと考えるかです。一般的に1年程度収入が滞っても生活していける貯蓄があれば良いと思います。しかし人により半年と考える方もいれば2年と考えられる方もおり絶対この額だというのはありません。
ただお子様が2人おられるので年齢にもよりますが、教育費などで家計支出の増大が予想されますので上記で考えるより住宅購入費用支払い後の貯蓄残高はもう少し余裕を持たれたほうが良いかもしれません。もっとも家計の収入が支出を大きくうわ待っている状況であれば神経質になる必要はないとも思うのですが。
貯蓄から最大いくらまで購入費用に割り当てできるか判断できたら、貯蓄で支払ったほうが得か住宅ローンを利用したほうが得なのか判断します。ただ結果はある程度分かっておりまして、金銭的に見ると貯蓄でできるだけ支払ったほうが住宅購入費用は少なくなります。
住宅ローンは設定時に諸費用がかかり、利息も発生しますのでどうしても金銭的に見ると損になります。減税等を利用すれば返済額は減るのですがそれでも貯蓄からの支払いに比べれば費用は大きくなります。
ただ貯蓄残高が減る不安感が強いのであれば、貯蓄として残す額を引き上げて住宅ローンを利用することを検討しても良いかと思います。なお住宅ローンを利用されるのであれば、固定金利で返済計画が建てられるようにしておくこと、支出が月々の返済額を加えても家計の収入を下回るように設定する必要があります。また万一の際に保険会社がローン残債を支払ってくれる団体信用生命保険に同時加入されることもおすすめします。
結局、貯蓄残高が減る不安定さと住宅ローンの利息+諸費用を天秤にかけ、どちらを取るかになると思います。
もう少し深く考えるのであればライフイベントなどから家計収支や貯蓄残高の推移を表(=キャッシュフロー表)にされてご家族で考えてはと思います。