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指揮者とメトロノームの差は何?
クラシックのCDを買うと、オーケストラと指揮者が誰か必ず記載されてます。当たり前ですが。テレビ等でも見ますが、指揮者の技術とはどのようなものなんでしょうか?極論するとタイトルのようにメトロノームとの差は何なのでしょうか。ただのペースメーカならメトロノームだって出来ます。指揮者によって同じオーケストラ同じ曲でこんなに違うぞ!という例があれば教えて下さい。 音楽は素人です。中学時代はブラスバンドでしたが。。。
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指揮者はメトロノームの代用ではありません。 ブラバンのマーチングの指揮者なんかメトロノームですけどね。 本番は最後の仕上げで、練習、及びその準備が指揮者の活躍の場です。 下を少しだけ読んでみてください。
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- tokkey
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巨匠バーンスタインは、まだ佐渡裕が彼の下で指揮を学んでいたときに、こう言ったそうです。「指揮者はメトロノームじゃない。」私も音楽に関しては全くの素人さんですが、そうだと思います。だから、佐渡裕の指揮がたまらなく好きです。 指揮者の役割とは、大雑把にいえば、オーケストラのプレイヤーをその気にさせて、つまり、調子に乗らせて、最高のポテンシャルを引き出し、実際の音にしていくという作業を、練習では、言葉で説明し、本番では、身振り手振り、顔の表情や体の動きで演奏している曲の魅力を表現し、演奏者に伝え、「こんな風に演奏して頂戴」って感じのことを指揮台の上ですることではないかと思います。 うまく説明できませんが、佐渡裕の動画を添付しておきますので、見てみてください。普通なら曲のテンポに合わせて指揮棒を振り続けるところを佐渡裕は、その手を止めて音に酔いいれている感じに見えたりします。
お礼
ありがとうございます。
指揮者は速度だけを決めているわけじゃありません。 映画で言うところの監督、演出家みたいなものでもありますが 曲を解釈して、どのように演奏する、させるか。 総合的な組立てをします。 ある指揮者は信号機ともいいました。 行け、抑えろ、ここはこのパートがもっと主張しろ、など。 音楽は速度どおりに演じればいいわけでもないし 一定の速度の中で表現のためのわずかな遊びもあれば 速度を変化させたり止めたり緩めたりという場面もあります。 そんなことはメトロノームにはできません。 その日の演奏家のコンディションや演奏の状態に合わせた ある程度臨機応変な対応も必要になります。 プロレベルだと本番そこまで素人に分かるほどの変化はないかもしれませんが アマチュアだと本番に走ったり、崩壊しそうになるのを手早くまとめたりとか 本番後半でバテて来てるからいつもより早めのテンポで、とか すごく調子も良いのでガッツリ指揮するより演奏者にある程度任せてみたりとか。 中学のブラスバンドレベルだと、たとえば一番最初の入りの前の棒フリひとつで 出だしの音が全然違ったことはありましたね。 過去に同じような質問で、ウィーンフィルでの聞き比べが紹介されていたので リンクを張っておきます。 http://okwave.jp/qa/q2887039.html
お礼
ありがとうございます。 演奏家の状態を見てテンポを変えるのですね。 聞き比べは機会があったらしてみます。基本的に買ってまでは聞かない方なので。ブラームス1番だけは小沢&ボストンフィルで聞いて好みだったので、他指揮者を当たってみます。
お礼
ありがとうございます。 URLを拝見しました。準備は、どのような曲に仕上げるべきかを決める下調べですね。で、決めた方針に従い練習でオーケストラに指示を出していく、本番での指揮棒振りはあんまり関係なさそうですね。それこそ本番だけならメトロノームでも出来そうです。 指揮者の養成の項目では指揮の技術を習得するようですが、どんなことをするのでしょうか?