質問者様は原子炉の爆発(内部圧の上昇による)と再臨界を混同しておられる
と思います。再臨界と温度は直接の関係はありません。
「炉心下部」と書くと、燃料棒の融解による再臨界を想定します。
再臨界とは燃料のウラン原子が出す複数の中性子が別のウランに吸収され、
そこでも核分裂が起こって複数の中性子が放出され、それが別のウランに
吸収され... という拡大的な連鎖反応がおこることです。
この反応が起こるためには1つのウラン原子が出した中性のうちの、
1個以上が別のウランに吸収される必要があります。
燃料の表面にあるウランでは中性子は外に向かって逃げる方が多いので、
連鎖はおこりにくく、連鎖がおこるためにはある程度のまとまった量の
ウランが必要となります。また、形状も球形がベストで、それ以外の形では
効率が悪くなります。
この臨界反応ですが、これは温度とは関係ないのです。ウランの量と形状だけが
問題となります。もちろん、燃料棒が1000℃を超えて融解したから今の
現状になっているわけなのですが、融解した後の臨界と温度は関係がありません。
また、別の問題として圧力容器の耐圧限界という物があります。
前に書いたように設計耐圧は70atmです。ですので、300℃を超えると
圧力容器のどこかが破損することになります。
しかし、これはすでに破損されたと見るのが正しいでしょう。
なぜなら、放射性物質の量は同心円上に広がっているのではなく、原発から
北北西の方向がひどく汚染されています。3月12~13日の南風が吹いていた
日に耐圧容器の破損があったと推定しています。
お礼
すいません。頭が悪いので何度読んでもよくわかりませんでした。 どうも一緒になってしまいます、、、