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佐藤優さんについての評価の仕方
佐藤優さんは広く知られている論客であり、彼の本は緻密な計算で書かれていると思います。 私のような一般人には社会的にある程度認められている彼の言っていることがすべて正しく見えます。 しかし、社会の評価によって盲目的に信じるのは危険であると思うので、彼の論理の間違いや悪い点などを教えてもらえるとありがたいです。 また、私の質問の意図は佐藤優さんの論理に対する批判を求めています。 誹謗や中傷を求めているのではないのでそのような回答は差し控えて下さい。
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外交関係や国策捜査に関する著述は比較検討可能な書籍に目を通していないのでなんとも判断つけがたいですが、加藤廣の『謎手本忠臣蔵』刊行時の対談でオヤ?と感じた点はあります。以下に紹介します。 『謎手本忠臣蔵』の週刊新潮連載最終回号(2008年10月30日秋季特大号)160~163ページで作者の加藤廣との【対談】「忠臣蔵とインテリジェンス」での佐藤発言。 佐藤 私はよく、知り合いの外国人を歌舞伎に招待しますが、忠臣蔵だけは連れていきません。彼らにはどうしても忠臣蔵の世界が理解できないのです。会社で何かトラブルがあって、社長がキレ、別会社の社長を切りつけた。責任を取って切りつけた社長の会社は潰れる。その社員が逆恨みして謀議を重ねて襲撃し、当の別会社の社長を殺す。これを素晴らしいといっても、ロシア人やイスラエル人は全く理解できない。私もへそ曲がりなのか、忠臣蔵を読むときは、今まで吉良上野介に対する感情移入が強かった。でも、この作品を読んで変わりました。 『假名手本忠臣藏』には謀議を重ねる場面はないので、真山青果作『元禄忠臣藏』を念頭においているんですかね。『假名手本忠臣藏』はニューヨーク公演の成功、ベシャールのバレエ化はもとより、進駐軍による上演禁止演目から外させるべく、戦前からの歌舞伎ファンだった米軍将校があらすじを英文で用意し説明した上で戦前のフィルム上映して検閲官の感涙を呼び戻し、いち早く上演可能になっています。語学力の問題で佐藤がうまく説明できない感じが残ります。外国人にわかりにくいのはむしろ我が子を犠牲にする『菅原伝授手習鑑』でしょうし、通し狂言でないと日本人客でもよく話がのみこめない演目も多いです。 佐藤 「謎手本忠臣蔵」は、教養小説の側面があると思います。あの水戸光圀が「大日本史」を手がけた理由が類推できるようなエピソードも出てきますし。また、随所にさまざまな情報が散りばめられているのも嬉しいですね。 明らかに「教養小説」という言葉を字面で誤解して誤用しています。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね、佐藤さんの例え方が悪い気がしますね。武士道の含まれる内容を会社に例えるのはちょっと経たかなとは思います。 教養小説は明らかに間違ってますね。 佐藤さんでも定義とか意味とかの間違いをするのですね。